アメリカン・バレエ・シアター

オペラ・バレエ
American Ballet Theatre, Opera / Ballet
アメリカン・バレエ・シアター

バイオグラフィー

アメリカン・バレエ・シアターの歴史
 アメリカン・バレエ・シアター(ABT)は世界有数のすぐれたバレエ団としてよく知られている。ABTに匹敵するほどの規模と広い視野、活動領域を兼ね備えたカンパニーは世界でもまれであろう。1940年の創立以来、ABTはアメリカの生ける至宝として毎年国内巡業を行い、60万人以上の観客を集めている。このような実績をあげているアメリカの有名文化団体は他にはない。また世界42か国で30回以上の巡業を実現してきたこと、多くの外国公演でアメリカ国務省の後援を受けていることからも、ABTはアメリカを代表するバレエ団にもっともふさわしいといえるだろう。
 1939年秋に活動を開始した当時のABTの狙いは、過去のすぐれたバレエ作品をレパートリーに採り入れ、才能のある若手振付家を発掘して新作を依頼することだった。'40年から'80年に、ルシア・チェイスとオリヴァー・スミスの指導の下でそれ以上の実績が残った。《白鳥の湖》《眠れる森の美女》《ジゼル》などの19世紀の傑出した全幕物に、《アポロ》《レ・シルフィード》《リラの園》《ロデオ》といった20世紀初期の秀作、《エアーズ》《プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ》《デュエッツ》など現代の傑作が加わったレパートリーは、バレエ史上例を見ないといってよいほどのものになった。
このすばらしいレパートリーを確立するために、ABTはジョージ・バランシン、アントニー・チューダー、ジェローム・ロビンズ、アグネス・デ・ミル、トワイラ・サープら、20世紀の天才振付家たちに新作を委嘱している。
 '80年、チェイスとスミスの後任として、ミハイル・バリシニコフが芸術監督に就任した。彼の指導により、多数の古典バレエが上演、再演、改訂され、カンパニーの受け継いだクラシック・バレエの伝統は確固たるものになり、磨きがかけられた。'90年にジェーン・ハーマンとオリヴァー・スミスがバリシニコフと交代し、新たな活動方針を打ち立てる。それはすぐれた古典の伝統は維持しながら、活力に満ちた革新的な新作にも積極的に挑戦するというものであった。
 '92年10月、ABTの元プリンシパル・ダンサーのケヴィン・マッケンジーが芸術監督に任命された。ABTが「アメリカを代表する」カンパニーであることにこだわる彼は、その膨大なレパートリーを維持し、世界中の重要な舞台に舞踊作品の魅力を伝えようと、熱心に取り組んでいる。2006年4月27日、ABTはアメリカ連邦議会制定法により「アメリカのナショナル・バレエ・カンパニー」®と認定された。
 創立からおよそ75年の間に、ABTは世界42か国の132都市、国内全50州を訪問した。世界中の少しでも多くの観客に最上級の舞踊作品を提供することに長年にわたって取り組んできたABTは近年、香港、ハバナ、モスクワ、北京の公演で大成功を収めている。

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