バーミンガム市交響楽団

オーケストラ
City of Birmingham Symphony Orchestra, Orchestra
バーミンガム市交響楽団

バイオグラフィー

 バーミンガム市交響楽団(CBSO)は、イギリスを代表するオーケストラの一つである。バーミンガムのシンフォニー・ホールを本拠地とするCBSOは、同市やイギリス全土、および世界各地で、毎年130回以上のコンサートを行い、5つの合唱団、1つのユース・オーケストラ、学習・参加型プログラムの運営にも携わっている。

2020年の創設100周年を目前にした現在、CBSOはイギリス第2の都市、バーミンガム市にしっかりと根を下ろした活動を継続しつつ、世界的な名声も獲得したことを誇りとしている。また、ボーンマスとマンチェスターの間にある唯一のプロの交響楽団として、ミッドランド地方とイギリス全土のコミュニティーに、質の高い音楽を届けてきた95年の伝統も、同様にCBSOの誇りである。
 第一次世界大戦の直後に、市の復興の一助となることを目指して創設されたCBSOは、1920年11月、エルガーの指揮により最初のコンサートを行った。以来、エイドリアン・ボールト、レスリー・ヒュアード、アンジェイ・パヌフニク、ルイ・フレモーらの首席指揮者のもと、戦争、不況、社会の変化を乗り越えて、バーミンガム市やミッドランド地方への貢献を続けている。また新しい試みにも積極的に取り組んでおり、1920年代の初めには最初の子供向けコンサートを行い、1980年代には(レゲエ・バンドの)UB40とのコラボレーションを行った。

 創設から間もない頃のCBSOは、ホルスト、シベリウス、ティペット、バーバーといった有名作曲家たちと定期的に共演していた。しかし、CBSOが本当の意味で世界的な注目を浴びたのは、1962年、再建されたばかりのコヴェントリー大聖堂で、ブリテンの「戦争レクイエム」の世界初演を行った時のことだった。18年後の1980年に、CBSOはもう一つの歴史を作った。それは、当時無名だったリバプール出身の若手サイモン・ラトルを首席指揮者に任命するという賭けに出たことである。1980年から1998年までの間に、ラトルとCBSOは世界的に有名になったが、これは、彼らが精力的に音楽作りに取り組み、バーミンガム市を音楽の拠点都市とするために協力し合った成果である。

 ラトルの後任となったサカリ・オラモ(1998年-2008年)やアンドリス・ネルソンス(2008年-2015年)のもとで、CBSOはさらに実績を積み重ねていった。2013年東京でのコンサートは、音楽批評家たちによる投票で、同年の日本における最優秀オーケストラ演奏に選出。2008年には、サン=サーンスのピアノ協奏曲の全曲録音が、グラモフォン誌によって過去30年間における最優秀クラシック・レコーディングに選ばれた。
 現在、CBSOは、首席客演指揮者のエドワード・ガードナー、副指揮者のマイケル・シール、アシスタント・コンダクターのアルペシュ・ショアンらのもとで活動を行っている。2016年2月4日、CBSOは2016年9月からの音楽監督にミルガ・グラジニーテ=ティラを指名したことを発表した。バルト諸国の強力な合唱の伝統を背景に持ち(父親はリトアニアの合唱指揮者)、ザルツブルク州立劇場の音楽監督を務めた彼女は、バーミンガムではオペラのプロジェクトも率いることになっている。

オフィシャル・ホームページ:www.cbso.co.uk

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