エリアフ・インバル

指揮
Eliahu Inbal, Conductor
エリアフ・インバル
©Sverdlovsk State Philharmony

バイオグラフィー

 イスラエル生まれ。エルサレム音楽院でヴァイオリンと作曲を学び、その後レナード・バーンスタインの推薦によりパリ音楽院で学んだ。パリ音楽院での教師には、ルイ・フレスティエ、オリヴィエ・メシアン、ナディア・ブーランジェが含まれる。また彼の音楽的成長には、フランコ・フェラーラとセルジュ・チェリビダッケも多大な影響を及ぼした。
 26歳の時にカンテッリ指揮者コンクールで1位を獲得して以来、国際的に活躍し、世界中で一流オーケストラを指揮。これまでの長い年月に、フランクフルト放送交響楽団、ヴェニスのフェニーチェ劇場、RAI国立交響楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、東京都交響楽団の首席指揮者を務めている。
 現在も名誉指揮者の地位にあるフランクフルト放送響の任期中(1974~1990)、彼はドイツ批評家賞、ディスク大賞など多数の受賞を誇る録音や、ブルックナーの交響曲原典版の初レコーディングなど、マーラーとブルックナーの解釈で国際的に称賛された。またショスタコーヴィチの交響曲の解釈に対しても、特別な評価を受けている。
 オペラの指揮では、パリ、グラインドボーン、ミュンヘン、シュトゥットガルト、チューリヒ、マドリッド等の歌劇場に客演。2013年のワーグナー・イヤーには、フランダース・オペラで「パルジファル」、ア・コルーニャ・オペラ・フェスティバルで「トリスタンとイゾルデ」を指揮して高い評価を受け、後者は2014年の国際オペラ賞を獲得している。また、RAI国立響とのワーグナー「ニーベルングの指環」の優れた解釈を評価され、イタリア批評家賞アッビアティ・エ・ヴィオッティを受賞した。
 膨大なディスコグラフィには、ベルリオーズ、ブラームス、ブルックナー、マーラー、ラヴェル、シューマン、ショスタコーヴィチ、スクリャービン、ストラヴィンスキー、R.シュトラウス、及び新ウィーン楽派の管弦楽曲全曲が含まれる。これらの録音は、フランクフルト放送響、フィルハーモニア管、フランス国立管、ウィーン響、ロンドン・フィル、スイス・ロマンド管、チェコ・フィルを指揮したものである。さらにロイヤル・コンセルトヘボウ管のマーラー・チクルスの一環として指揮した交響曲第10番(D. クックによる全曲補筆版)は、DVDでもリリースされている。
 1990年、フランス政府よりフランス芸術文化勲章オフィシエに叙せられる。2001年2月、ウィーン市より有功金章受章。2006年、フランクフルト市よりゲーテ名誉章、及びドイツ共和国より有功勲章を受章。
 2016年には80歳の節目を迎え、バーゼル、ウィーン、モンテカルロのスプリング・フェスティバルなどで、シュトゥットガルト放送響の様々なコンサートを指揮したほか、フランス国立放送フィル等とブルックナーの交響曲第4番、第8番、第9番を演奏。また、たびたび客演している東京都交響楽団(現在・桂冠指揮者)とソウル・フィルにも足を運んだ。

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エリアフ・インバル
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