フランソワ・ルルー(オーボエ)

管楽器
François Leleux (Oboe), Wind Instrument
フランソワ・ルルー(オーボエ)

バイオグラフィー

フランソワ・ルルーはスターである。驚異的テクニックとキャラクターで、空に円を描き続けるオーボエから、そこここにウィットが煌き、とてつもない色彩感とディナーミクに溢れた音楽が奏でられた。(ザ・タイムス紙)
世界のトップに立つソロ・オーボエ奏者として、フランソワ・ルルーは世界各地のオーケストラと共演。世界有数のホール、音楽祭でバロックから新作の委嘱作品まで幅広いレパートリーを演奏している。ベルリンのフィルハーモニー・ホールではベルリン・ドイツ交響楽団、ウィーンの楽友協会(ムジークフェライン)ではトーンキュンストラー管弦楽団、パリのシャンゼリゼ劇場ではフランス国立管弦楽団、シドニーのオペラ・ハウスではシドニー交響楽団、BunkamuraオーチャードホールではNHK交響楽団と、リンカーン・センターではモーストリー・モーツァルト音楽祭で演奏。ピエール・ブーレーズ、マリス・ヤンソンス、サー・コリン・デイヴィス、チョン・ミョンフン、ダニエル・ハーディング、トーマス・ダウスガード、ウォルフガング・サヴァリッシュ、アラン・ギルバート等の著名指揮者の下でソリストを務めている。
2012/13シーズンよりパリ室内管弦楽団のアーティスト・イン・アソシエーションを務める。最近では、イヴァン・フィッシャー指揮ブダペスト祝祭管、ネザーランド放響、モンテカルロ・フィルハーモニー管、マルモ交響、パリ室内管、トーンキュンストラー管、カメラータ・ザルツブルグ、スウェーデン室内管、スコットランド室内と共演。スウェーデン・イェヴレ交響では吹き振りも行っている。ソリストとして活躍する傍ら、吹き振りにも意欲的に取り組み、スウェーデン放響、シドニー交響、バンベルグ響、パリ室内管、ケルン放響、リヨン国立管、デンマーク・オールボー交響と共演。
またルルーは、オーボエのためのレパートリー開拓にも意欲的に取り組み、ニコラ・バクリ、ティエリー・ペク、ジル・シルヴェストリーニ、エリック・タンギ、ティエリー・エスケシュ、ギヤ・カンチェリ、ミシェル・ジャレ等に多数の新作の委嘱を行っている。今シーズンには、マクミランのオーボエ協奏曲のスコットランドとフランスでの初演を、スコットランド室内、パリ室内管と行う。2010年には、スウェーデン室内管とスコットランド室内管の共同委嘱により書かれたアルベルト・シュメルツァーのオーボエ協奏曲”The Enchanter”の初演を行っている。同作品は評論家達から温かく迎えられ、「心を掴む作品。”魔法使い”というタイトルはまさしくルルーそのもの。彼の魔法の様に魅惑的な演奏にぴったり合っている。ルルーはオーボエをあらゆるキャラクターを持った楽器に変貌させ、音楽を通じて歌い、踊り、飛び跳ねた。」と評された。また、ルルーはモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」と「魔笛」からのアリアを編曲し、これらの作品はカメラータ・ザルツブルグとソニーでCD録音されている。
室内楽にも積極的に取り組んでおり、パリ・バスティーユ八重奏団、エマニュエル・パユやポール・メイエと結成したレ・ヴァン・フランセのメンバーとして定期的にツアーを行っている。2012/13シーズンには、ブレーメン音楽祭でも室内楽を演奏。リサイタルでは、ハープのイザベル・モレッティ、ルルー夫人でもあるヴァイオリンのリサ・バティアシヴィリとも定期的に共演している。

録音では、ソニー・クラシカルと専属契約を結び、今迄にリサ・バティアシヴィリ、ローレンス・パワー(Vla.)、セバスチャン・クリンガー(Vc.)との室内楽CD、ヨーロッパ室内とのJ.S.バッハ、カメラータ・ザルツブルグとのモーツァルト、ダニエル・ハーディング指揮スウェーデン放響とのシュトラウスのオーボエ協奏曲とパリ・バスティーユ八重奏団との管楽のためのセレナードを含む5枚のCDが発売されている。最新盤はミュンヘン室内と録音されたチマローザ、ベッリーニ、マルチェッロ、ヴィヴァルディ、グルック、パスクッリの作品を録音したオーボエ協奏曲集。
演奏活動の傍ら、ミュンヘン音楽大学教授を務め、後進の指導にあたっている。

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