ヒラリー・ハーン

ヴァイオリン
Hilary Hahn, Violin
ヒラリー・ハーン
©Michel Patrick O'Leary

バイオグラフィー

グラミー賞受賞ヴァイオリニストであるヒライー・ハーンは、デビュー以来20年に渡り、圧倒的な演奏技術、豊かなレパートリー、幅広い解釈、創造的なレパートリーを世界中の聴衆に届けている。

2015/16シーズンには、ハーンにとって特に重要な作品であるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番をウィーンでカメラータ・ザルツブルクと、また、ヴュータンのヴァイオリン協奏曲第4番をフィラデルフィア管、ロサンゼルス・フィル、ウィーン・フィル、ハノーファー北ドイツ放送響などと共演した。その他、注目すべき活動としては、ウィーン・コンツェルトハウスでのシーズンを通してのアーティスト・イン・レジデンス、ウィーン交響楽団とのフランス、ドイツ、オーストリア、スイスへのツアー、カーネギー・ホールに再登場するほか、リサイタル・ツアーにて、名高いスペイン人作曲家、アントン・ガルシア・アブリルが彼女のために作曲した「無伴奏ヴァイオリンのための6つのパルテイータ」から3曲の世界初演を行っている。

 1979年アメリカ・ヴァージニア州のレキシントンに生まれた。3歳でボルティモアに移り、4歳の誕生日の1ヶ月前に、ピーボディ音楽院のスズキ・メソード・プログラムでヴァイオリンを開始。以後5年間、ボルティモアでオデッサ出身のクララ・ベルコヴィチに師事した。10歳でフィラデルフィアのカーティス音楽院に入学。以降17歳まで、イザイ最後の門下生として著名なヤッシャ・ブロツキーに師事し、そのレッスンは、彼が89歳で亡くなるまで続けられた。彼女は、16歳で卒業要件を全て満たしたが、音楽院に留まることを選び、さらに数年間、語学、文学、演劇などを学んだ。それと並行して、フェリックス・ガリミアとゲイリー・グラフマンのもとで室内楽を学び、また、ハイメ・ラレードから定期的にヴァイオリンの指導を受けた。

 カーティス音楽院に入学した翌1991年にオーケストラ・デビュー、14歳の時、ハンガリーでI. フィッシャー指揮/ブダペスト祝祭管と共演して、国際舞台へのデビューを飾り、さらに1995年マゼール指揮/バイエルン放送響との共演でドイツ・デビュー、1996年フィラデルフィア管との共演でカーネギー・ホールへのデビューを果たした。

ハーンは、世界の一流オーケストラとの共演を定期的に行っており、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、北米、南米など、世界各地で注目すべきリサイタル・シリーズに出演している。加えて、アメリカ、ロシア、カナダ、スウェーデン、ドイツ、スペイン、イスラエル、イギリス、イタリア、フランス、スイス、オーストリア、中国、日本、韓国へのツアーを行い、バイエルン放送響、BBC響、サンフランシスコ響、ワシントン・ナショナル響、デトロイト響、モントリオール響ほか数多くのオーケストラとも共演。最近のリサイタルやツアーは、北米、南米、欧州の各都市などで行っている。2011/12シーズンは、メジャー・オーケストラ・デビューから20周年に当たり、シーズンを通して数多くのオーケストラと共演。秋にはアメリカ・ツアーを行い、委嘱作品初演プロジェクト「27の小品:ヒラリー・ハーン・アンコール」の前半を初演、その後、ドイツ、フランス、スペイン、東ヨーロッパなどでもツアーを行った。2012/13シーズンにかけても、同プロジェクトの小品の初演を行った。

ハーンは、合計16枚のソロ・アルバムを、ドイツ・グラモフォンとソニーからリリースしている。これに加え、3枚のDVD、映画のサウンドドラック、子どものための録音など、バラエティーに富んだディスコグラフィーを誇っている。また、そのレパートリーは、バッハ、ストラヴィンスキー、エルガー、ベートーヴェン、ヴォーン・ウィリアムズ、モーツァルト、シェーンベルク、パガニーニ、シュポア、バーバー、バーンスタイン、コルンゴルトなど非常に幅広い。彼女の録音は、世界のメディアから高い評価を得ていると同時に、ビルボード誌のクラシック・アルバム・チャートで、連続何週間も上位10位以内にランク・インするなど、大人気を博している。シェーンベルクとシベリウスの協奏曲を収録したCDが、同誌のクラシック・チャートに初登場で1位に輝き、続く23週間上位にランク・インし、二度目のグラミー賞受賞へと導いた。2010年には、ヒグドンおよびチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を収録したCDをリリース。ハーンのために作曲されたヒグドンのこの協奏曲は、ピューリッツァー賞を獲得した。ハーンの独特な選曲は、伝統的なヴァイオリン作品に敬意を払いながらも、斬新さを目指したものである。2013年には、『27の小品:ヒラリー・ハーン・アンコール』がリリースされた。これは、アンコール曲というジャンルの刷新に挑んだ複数年にわたる委嘱プロジェクトの成果である。このアルバムはグラミー賞の最優秀室内楽賞/小編成アンサンブル演奏賞を受賞した。

 また、ディアパゾン・ドール、シャルプラッテン賞(ドイツ・レコード批評家賞)、クラシックFM/グラモフォン賞の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(2008年)、エコー賞など国際的に権威ある賞も数多く受賞。2001年にはタイム誌より、「アメリカ最優秀クラシック音楽家」に選ばれ、2010年には『ザ・トゥナイト・ショー』に出演、また、アカデミー賞にノミネートされた映画「ザ・ヴィレッジ」のサウンドトラックでヴァイオリン演奏を担当するなど、クラシック以外のコラボレーションも数多く行っている。

執筆活動にも力を入れており、ほぼ20年間にわたって自身のウェブサイトに日記や記事を掲載したり、主要オンライン・マガジンに記事を投稿したりしている。これに加え、ユーチューブ・チャンネルでは音楽の仲間たちに彼女自身がインタビューしている。その他、彼女のヴァイオリンケースが旅の仲間としてコメントするツイッターとインスタグラムのアカウント(@violincase)がある。

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