パトリシア・プティボン(ソプラノ)

声楽
Patricia Petibon, soprano, Vocal
パトリシア・プティボン(ソプラノ)
©Flix Broede

バイオグラフィー

パトリシア・プティボンはフランス生まれ。
音楽学で学士号を取得した後にパリ高等音楽院で声楽の勉強を開始する。
ラシェル・ヤカールとアンヌ=マリー・ロッデのクラスで学び、1995年に一等賞で卒業。
ウィリアム・クリスティにその才能を見出され、同氏主催の「レ・ザール・フロリサン」に出演して以降、エクサンプロヴァンス音楽祭、バスティーユ・オペラ、ミラノ・スカラ座、ブエノスアイレス・コロン劇場、ロンドン・ウィグモアホールなどで共演を重ねる。


プティボンが注目を集めたのは、オペラ・ガルニエで1996-97年シーズンのオープニングを飾ったラモーの《イポリトとアリシ》公演であった。
続く97年11月、ストラスブール歌劇場のモーツアルト《後宮からの誘拐》公演にブロントヒェン役で出演し、ここでも高い評価を得る。
なお同公演は、ERATOレーベルにレコーディングされている。その後も98年1月にナンシー歌劇場の《ホフマン物語》公演で歌ったオリンピア、《ドン・パスクワーレ》のノリーナ、さらにシャルル・デュトワと共演したシャンゼリゼ劇場での《カルミナ・ブラーナ》公演などで大成功を収めた。

1998-99年のシーズンは、モーツアルト《偽りの女教師》でモンペリエ歌劇場に出演。1999年夏には、プーランク《カルメル会修道女の対話》の修道女コンスタンス役でストラスブール、フィンランドのサヴォンリナ音楽祭、ロンドンのBBCプロムスなどのステージを踏んだ。さらに同年秋には、ストラスブールで《ナクソス島のアリアドネ》のツェルビネッタ役に初挑戦している。

1999-2000年のシーズンは、トゥールーズ歌劇場で《ラクメ》や《ハムレット》(オフェリ役)に挑戦した。ボブ・ウィルソン演出、J.E.ガーディナー指揮による《オルフェ》シャトレ劇場公演、《カルメル会修道女の対話》ドレスデン公演にも参加。そして、アーノンクール(指揮)、チェチリア・バルトリ(メゾ)と共演した《アルミーダ》ウィーン公演は、TELDECによってレコーディングが行われた。

2000年3月、《ホフマン物語》のオリンピア役でウィーン国立歌劇場にデビュー。さらに同年7月には、《ウェルテル》のソフィー役でアン・デア・ウィーン劇場の初舞台も踏んでいる。

2000-2001年のシーズンでは、ラモー《優雅なインドの国々》とヘンデル《アリオダンテ》の2演目でパリ・オペラ座に出演。また同演目では、ザルツブルク音楽祭や2001年7月のドレスデン公演にも参加。さらにオリヴィエ・パイ演出の《ホフマン物語》公演に招かれ、ジュネーブとニースでオリンピアを演じている。

2002年には、モーツアルト《劇場支配人》ザルツブルク公演でアーノンクールとの再共演が実現した。

またこの間、《後宮からの誘拐》のブロントヒェン役でチューリッヒ歌劇場(フランツ・ウェルザー=メスト指揮)に、《ばらの騎士》でリヨン歌劇場(イワン・フィッシャー指揮)にそれぞれデビューを飾っている。

2003年秋、プティボンは《優雅なインドの国々》公演で再びパリ・オペラ座に登場。2004年3月には、ピーター・スタイン演出の《ペレアスとメリザンド》リヨン歌劇場公演にメリザンド役で出演。この他、バイエルン放響による《クローリとティルシとフィノーレ》、2004年末の《カルメル会修道女の対話》パリ・オペラ座公演、《ペレアスとメリザンド》ニューヨーク公演などにも出演している。そして、《いやいやながらの王様》エイヴリー・フィッシャーホール公演(ニューヨーク)でアーノンクールとの3度目の共演を果たす。

2005年5月には、アン・デア・ウィーン劇場に新演出版《ルーチョ・シッラ》のジューニア役で出演。さらに同役で2006年3月公演への再出演も決めている。今後は、ハイドン《騎士オルランド》でグラーツ音楽祭やロンドン公演に、モーツアルト《第一戒律の責務》でルツェルン音楽祭やウィーン楽友協会ホール(ムジークフェライン)に出演を予定。その他、2005年10月の《劇場支配人》ウィーン公演、翌11月の《カルミナ・ブラーナ》サンフランシスコ公演、2006年2月の《ばらの騎士》ウィーン歌劇場公演、《カルメル会修道女の対話》マドリード王立劇場公演など、出演予定を数多く抱えている。さらに2007年には、スザンナ役に初挑戦の《フィガロの結婚》ナンシー・オペラ公演、《ホフマン物語》パリ・オペラ座公演などがある。

レコーディング活動は、ロベルト・アラーニャを相手にソフィー役を演じた《ウェルテル》全幕と、カルダラのオラトリオ《la Pasione di Gesu》(ファビオ・ビオンテ指揮エウローパ・ガランテ)をEMIロンドンに、《アルミーダ》をTELDECに、モーツアルト《ハ短調ミサ曲》をERATOにそれぞれ収録している。また、初のソロ・アルバム(ラモー、リュリ、グランヴァル等)はVirgin Classicsからリリースされている。現在プティボンはDECCAと専属契約を結んでおり、最新のソロ・アルバム「フレンチ・タッチ」ではグノー、ドリーブ、オッフェンバック、メサジェ、ハーン等のアリアを聴くことができる。

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