ラファウ・ブレハッチ

ピアノ
Rafał Blechacz, Piano
ラファウ・ブレハッチ

バイオグラフィー

 1985年、ポーランドのナクウォ・ナデ・ノテチョン生まれ。

2005年10月、第15回ショパン国際コンクール(ワルシャワ)において優勝を果たすとともに、マズルカ賞(ポーランド放送賞)、ポロネーズ賞(ポーランド・ショパン協会賞)、コンチェルト賞(ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団賞)、オーディエンス賞、およびクリスチャン・ツィメルマンによって創設されたソナタ賞を受賞するという快挙を成し遂げた。
なお、ブレハッチは他のファイナリストたちを大きく引き離す圧倒的な1位だったため、2位は該当者なしとなった。
また、これによって彼は、1975年のツィメルマン以来のポーランド人優勝者となった。 

5歳からピアノを習い始め、ビドゴシチ市のルービンシュタイン音楽学校を経て、ノヴォヴィエイスキ音楽大学にてカタジナ・ポポーヴァ=ズィドロン教授に師事した。
2007年5月に同音楽大学を卒業。
 
ブレハッチはこれまでに、祖国ポーランド国内はもとより、世界中の様々な音楽祭やコンクールに出場し、数々の賞を受賞している
。主なものとしては、1996年第13回ヨハン・セバスチャン・バッハ・ポーランド全国コンクール第1位およびグランプリ(ゴジュフ・ヴィエルコポルスキ)、2002年第5回A・ルービンシュタイン国際青少年ピアノ・コンクール第2位(ビドゴシチ)、2003年第5回浜松国際ピアノ・コンクール1位なしの第2位(アレクサンドル・コブリンと2位を分け合った)などがある。
さらに2004年第4回モロッコ国際ピアノ・コンクールでは、マズルカとポロネーズの演奏を高く評価され、優勝を飾っている。

 ショパン・コンクール優勝後は、ゲルギエフ指揮/マリインスキー歌劇場管弦楽団とのモスクワのチャイコフスキー・ホールにおける共演や、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との共演を果たし、ベルリン・フィルハーモニー・ホール、ミュンヘンのヘラクレスザール、フランクフルト/マインのアルテ・オーパー、シュトゥットガルトのリーダーハレ、ウィーンのコンツェルトハウス、チューリッヒのトーンハレ、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホール、ウィグモア・ホール、パリのシャトレ座、サル・プレイエル、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール、ニューヨークのエイヴリー・フィッシャー・ホールなど世界有数の有名コンサートホールのほか、ルール(ドイツ)、ラ・ロック・ダンテロン(フランス)、ヴェルビエ(スイス)、ザルツブルク(オーストリア)、ギルモア(アメリカ)などヨーロッパやアメリカの主要音楽祭から招待を受け公演を行っている。
ブレハッチの演奏は、世界中の音楽批評家や聴衆を熱狂させ、彼らの絶賛を博している。
これまでに、ワレリー・ゲルギエフ、ミハイル・プレトニョフ、シャルル・デュトワ、デイヴィッド・ジンマン、マレク・ヤノフスキ、クシシュトフ・ウルバンスキ、イェジー・マクシミウク、ファビオ・ルイジ、アントニ・ヴィット、イェジー・セムコフ、トレヴァー・ピノックなど世界的名指揮者の下で一流オーケストラとの共演を果たしている。2010年7月には、栄誉あるキジアナ音楽院国際賞を受賞した(イタリアのシエナ)。この賞は、年に一度、音楽批評家による国際的審査員団が、優秀な芸術的功績を称えて若い音楽家に与えているものである。

 2006年、ドイツ・グラモフォンと5年間の専属契約を結び、「ショパン:前奏曲集」、「ウィーン古典派ソナタ集」をリリース。(この名門クラシック音楽レーベルと専属契約したのは、ポーランド人アーティストとしては、クリスチャン・ツィメルマンに次いで2人目である。)「ショパン:前奏曲集」は、2007年10月にヨーロッパでリリースされ、発売開始からわずか2週目にポーランドでプラチナ・ディスク賞獲得のヒットを記録した。さらのこのCDはドイツのエコー・クラシック賞とフランスのディアパソン・ドール賞を受賞した。「ウィーン古楽派ソナタ集」は、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのソナタを収録したもので、最初のCDから1年後の2008年10月にリリースされたが、発売直後から音楽批評家やファンたちから大絶賛を受けた。この2枚のCDの大成功に続き、2010年のショパン・イヤーを記念して、「ショパン:ピアノ協奏曲第1番、第2番」を、イェジー・セムコフ指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(同オーケストラはイギリスの音楽雑誌「グラモフォン」から2009年の世界ナンバー・ワン・オーケストラに選ばれている)との共演で録音した。ブレハッチは、この傑出したレコーディングでドイツ・レコード批評家賞を受賞。このCDは、ポーランドでリリースされるやいなやダブル・プラチナ・ディスク賞獲得のヒットを記録した。ブレハッチのドイツ・グラモフォンからの4枚目となるCD、「ドビュッシー/シマノフスキ」は、2012年2月1日にリリースされた。このCDも世界的な大絶賛を博し、多くのレビューで極めて高い評価を獲得するとともに、2012年5月には、イギリスの音楽雑誌「グラモフォン」の「レコーディング・オブ・ザ・マンス(月間最優秀録音)」に選ばれた。
 
ショパン生誕200周年となる2010年は、アムステルダム、ベルリン、パリ、ウィーン、ワルシャワ、チューリッヒ、ローマ、ニューヨーク、東京など、世界の主要都市にて演奏会を行った。

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