レイ・チェン

ヴァイオリン
RAY CHEN, Violin
レイ・チェン
© John Mac

バイオグラフィー

レイ・チェンは、21世紀のクラシック音楽家の定義を変えるヴァイオリニストである。彼はクラシック・ファンに影響力のあるメディアに登場し、過去に例がないほど大勢のオンライン・フォロワーを持っている。その素晴らしい音楽性は、何百万人もの人々とネットで繋がることによって、あるいは、世界の名門オーケストラと共演し、世界各地のコンサート・ホールへ出演することによって、世界中の聴衆へと届けられている。

ユーディ・メニューイン国際コンクール(2008年)とエリザベート王妃国際コンクール(2009年)での優勝をきっかけに、注目を浴び始めたレイ・チェンは、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、および出身国オーストラリアで、演奏会と録音の両分野に渡ってキャリアを築いている。2017年にデッカ・クラシックスと専属契約を結び、直近では、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との共演により、3枚のアルバムをソニーからリリースした。これらはいずれも批評家から賞賛されたが、このうちの1枚目「ヴィルトゥオーゾ」は、エコー・クラシック賞を受賞した。

ストラッド誌とグラモフォン誌で「注目すべきアーティスト」として紹介され、その後も様々な分野で活躍している。フォーブス誌では「最も影響力のある30歳未満のアジア人30人」に選ばれ、アマゾンの配信する動画シリーズ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」にはゲストとして出演した。また、ジョルジオ・アルマーニとは、複数年におよぶパートナーシップの下に活動を共にした。(アルマーニは、レイ・チェンがクリストフ・エッシェンバッハとの共演でリリースした、モーツァルト・アルバムのカバーをデザインした。)さらに、フランスのパリ祭(80万人の聴衆の前で演奏)、ストックホルムのノーベル賞記念コンサート(ヨーロッパ全土でテレビ放送)、BBCプロムスといった、主要なイベントにも出演している。

これまでに、オーケストラでは、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、ナショナル交響楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、南西ドイツ放送交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、ベルリン放送交響楽団、バイエルン放送室内管弦楽団と共演している。また、リッカルド・シャイー、ウラディーミル・ユロフスキ、サカリ・オラモ、マンフレート・ホーネック、キリル・ペトレンコ、クシシュトフ・ウルバンスキ、ユライ・ヴァルチュハなどの指揮者と共演している。2012年から2015年までは、ドルトムント・コンツェルトハウスのレジデントを努め、2017/2018シーズンは、ベルリン放送交響楽団の「アーティスト・フォーカス」の一人となった。

現代テクノロジーによる新しい機会を活用し、ソーシャル・メディアに登場することによって、レイ・チェンはアーティストとファンとの新たな関わり方を示す先駆者となっている。彼が出演した演奏会、関わった音楽や演奏者たちの情報は、現代のネットという手段により、即座に新しい一般大衆へと拡散される。また、イタリアの出版社、RCSメディア・グループ(リッツォーリ・コリエレ・デッラ・セーラ紙、ガゼッタ・デロ・スポルト紙、マックス誌を刊行)から、ライフスタイルをテーマにしたブログを書くよう依頼された最初の音楽家である。さらに、ヴォーグ誌に取り上げられたこともあり、現在は、自身のデザインしたヴァイオリン・ケースを、楽器メーカーGEWA社から販売している。音楽教育に対しても非常に献身的で、音楽とコメディーを組み合わせたビデオ・シリーズを自ら作製し、自身よりさらに若い世代である、音楽を志す学生たちの教育に役立てている。彼の出演する演奏会は、オンラインで宣伝広告を行うことにより、毎回決まったように完売し、演奏会場に全く新しい客層を呼び込んでいる。

台湾に生まれ、オーストラリアで育ったレイ・チェンは、15歳の時にカーティス音楽院への入学を許された。同音楽院ではアーロン・ロザンドに師事し、さらに、国際ヤング・コンサート・アーティスツで優勝して、その支持も得た。使用楽器は、日本音楽財団から貸与されている、1715年製ストラディヴァリウス「ヨアヒム」である。これは、かの有名なハンガリーのヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)が一時期、所有していたヴァイオリンである。


”レイ・チェンは、ほとんど何でも自分の思い通りにヴァイオリンで表現できる”(ワシントン・ポスト紙)

”レイ・チェンのロック・スター的な魅力は、彼の熱い思いが込められたラロの「スペイン交響曲」と同じくらい聴衆を惹きつけた”(スコッツマン紙)

”チェンはクラッシック界で人気上昇中のスターの中では「変わり種」だが、最高峰のヴィルトゥオーゾであり、真のアーティストである”(シカゴ・トリビューン紙)

”レイ・チェンは矛盾した側面を持っている。彼は、極めて冷静である一方、ひょうきんで、無秩序で、かつ大衆受けするユーモアのセンスがある。そして、炎と氷のようなテクニックを併せ持つ、世界的なヴァイオリニストである”(シドニー・モーニング・ヘラルド紙)

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