チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

オーケストラ
Czech Philharmonic Orchestra, Orchestra
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

バイオグラフィー

 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団は、1世紀以上に亘って、チェコ文化を代表する存在であり続けており、その温かく美しい響きで世界中の聴衆を楽しませている。
ドヴォルザークは、1896年1月4日にプラハのルドルフィヌムで、同楽団の最初の公演を指揮した。
ルドルフィヌムは、現在もこのオーケストラのプラハにおける演奏会の本拠地であり、新たに創立されたプラハ・オーケストラ・アカデミーの活動の中心地でもある。

 マーラーは1908年プラハで、自作の交響曲第7番を、同楽団を指揮して世界初演した。
チェコ・フィルはヴァーツラフ・ターリッヒ(1919~31年および1933~41年に首席指揮者)のもとで世界的な評価を上げ、1929年には、初のレコーディング(スメタナの「わが祖国」)を行った。

 その後も、ラファエル・クーベリック(1942~48年)、カレル・アンチェル(1950~68年)ら、才能溢れるチェコの指揮者が首席指揮者の座についた。
アンチェルの時代には国外への公演を頻繁に行い始め、これまでに、ニューヨークのカーネギー・ホール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ウィーン楽友協会、ベルリンのフィルハーモニー、ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールといった世界的な会場で演奏している。
またBBCプロムス、ベルリン、ルツェルン、ザルツブルクなどの著名音楽祭にも参加している。
 1968~90年に首席指揮者を務めたのは、かの偉大なるヴァーツラフ・ノイマンだった。ノイマンは、当時気鋭のイルジー・ビエロフラーヴェクと密接な関係を保ち、彼もまたダイナミックな関係を築き上げていった。
 ビエロフラーヴェクは、1990年首席指揮者に就任。すばらしい業績を挙げた彼に続いて、ゲルト・アルブレヒト、ウラディーミル・アシュケナージ、ズデニェク・マーカル、エリアフ・インバルが首席指揮者を務めた。2013年には、この変遷が一巡し、待望のパートナーシップが復活した。すなわち、ビエロフラーヴェクが首席指揮者として再び温かく迎え入れられたのである。
 両者の再活動について、ビエロフラーヴェクはこう語っている。
「チェコ・フィルはトップクラスの名門であり、世界でも一流のオーケストラとして認められている。私はチェコ最高のこのオーケストラが己にふさわしいレベルに到達できるよう、厳しい練習の伝統と芸術面の高い目標を取り戻し、なによりも再び彼らに音楽の楽しさをもたらしたいと思っている」。
 チェコ・フィルには、数多くの受賞やノミネートがある。10回のACCディスク大賞、5回のADFディスク大賞、複数のカンヌ・クラシカル賞、グラモフォンの「世界のベスト・オーケストラ・トップ20」へのランクイン(2008年)、およびグラミー賞やグラモフォン賞などである。
 チェコ・フィルはいま、並はずれた名演で世界的な注目を集め、かつての黄金時代と同様の高い水準を回復。ビエロフラーヴェクと共に、最盛期に入ったオーケストラとして伝統と革新を融合させ、新しい時代を迎えている。

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