秘められた情熱とメランコリー

アレクサンダー・ロマノフスキー ピアノ・リサイタル

チケット詳細Ticket Information

① 2月13日(土)10:00a.m.~発売  夢倶楽部ネット会員 
② 2月14日(日)10:00a.m.~発売  夢倶楽部会員 
③ 2月18日(木)10:00a.m.~発売  ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 2月21日(日)10:00a.m.~発売  一般    

… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可チケット購入はこちら※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

【その他プレイガイド】
チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999 [Pコード288-935]
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
紀尾井ホール チケットセンター 03-3237-0061
ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード35268〕
イープラス eplus.jp

【チケット購入にあたっての注意事項】こちらからご一読ください

チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

特別割引
  • ◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席が会員料金でお求めいただけます。
  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
チケット購入にあたっての注意事項

こちらからご一読ください

曲目・演目Program

シューマン:アラベスク Op. 18

シューマン:トッカータ Op. 7

シューマン:謝肉祭 Op. 9

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」

  • ショパンエチュード Op.10-12「革命」
  • ショパン::ノクターン No.20嬰ハ短調(遺作)
  • リスト:超絶技巧練習曲集 第10番へ短調
  • スクリャービン:12の練習曲Op8より第12番 嬰二短調(悲愴)
  • J.S.バッハ:管弦楽組曲 第2番7曲(バディネリ)

公演によせてMessage

ロマノフスキー ~ 秘められた情熱とメランコリー

ロマノフスキーを初めて聴いたのは、2012年5月の紀尾井ホールにおけるリサイタルだった。ラフマニノフとブラームス等を弾いたが、そのヴィルトゥオーゾ振りに心底感嘆させられた。次々と出てくる若い優れたピアニストの中でも格別な光彩を放っていた。
若い人らしい率直で繊細な心を映し出した《音の絵》は、作曲家の肉声に触れているかのような説得力があったし、《パガニーニ変奏曲》は鮮やかな弾き振りながら、技巧そのものが主張することなく、じっくりと音楽的実質を響かせると同時に、弾きてのパーソナリティを感じさせた。何よりも楽器と弾き手の精神が一体となった表現の純度の高さが、並々ならない才能を物語っていた。その時にウクライナ出身で少年時代にイタリアへ移り住んで以来、マルグリウスのもとで研鑽を積み、数々のコンクールで大きな成果を挙げていることを知って大いに納得した。今は亡き友人のドイツ人ピアニストからさんざんマルグリウスのことを聞かされていたからだ。心底心酔しているらしく、芸術家、教育者としてあれほど素晴らしい人はないと絶賛していた。その名伯楽の愛弟子らしい。それ以来ロマノフスキーは僕にとって特別な存在になった。
それから4年余り。その後リリースされたCDや来日公演に接し、どんなデュナーミクでも変わらない美しい佇まいをしたタッチやしなやかなパッセージ、気品に満ちたフレージング、そしてまた、内面に沸々とたぎるパッションと微かな翳りを帯びたピアニズムにますます惹きつけられている。高貴で優美な外見の内側に秘められた情熱とメランコリーは本当に魅力的で、それはシューマンやロシアのロマン派近代によく似合う。
この夏、そんなロマノフスキーが再び同じステージに立つ。しかもシューマンとムソルグスキー。きっと、他の誰のものとも違う、今の彼ならではのすてきな演奏を聴かせてくれることだろう。

那須田務(音楽評論)

全国公演日程National performance

日時
2016/7/1(金)
会場
ザ・シンフォニーホール
お問い合わせ先

センチュリーチケット・サービス

06-6868-0591(平日10:00~18:00)

日時
2016/7/2(土)
会場
ザ・シンフォニーホール
お問い合わせ先

センチュリーチケット・サービス

06-6868-0591(平日10:00~18:00)

日時
2016/7/5(火)
会場
紀尾井ホール
お問い合わせ先

ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040

日時
2016/7/7(木)
会場
静岡音楽館AOIホール(8F)
お問い合わせ先

静岡音楽館AOIインフォメーション(7F)

054-251-2200(月休)

○7月1日(金)・2日(土)ザ・シンフォニーホール
日本センチュリー交響楽団第210回定期演奏会(指揮:アラン・ブリバエフ)
プログラム:プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番

プロフィールProfile

アレクサンダー・ロマノフスキー Alexander Romanovsky(ピアノ, Piano)

かつてカルロ・マリア・ジュリーニに「途方もない才能」と賞賛されたアレクサンダー・ロマノフスキーは、聴く者の心を捉える音色を持つ、刺激的で個性的、かつ繊細な演奏家である。2001年、17歳でイタリアの有名なブゾーニ・コンクールで優勝し、2007年から2枚のCDをデッカからリリースしたCDは高く評価され、ニューヨーク・タイムズに「色彩と空想の天賦の才を持つ途方もないテクニシャンであるばかりでなく、繊細な音楽家にして明快な解釈者として特別」と激賞された。1984年、ウクライナ生まれ。ロンドンの王立音楽大学でアレクセーエフに師事。ソリストとしての活動では、ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管、プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管との共演が特筆される。またロイヤル・フィル、さらにイギリス室内管弦楽団とも共演している。1997年にイタリアに居を移し、ヨーロッパの主要な音楽祭に招かれる他、サンクトペテルブルグ・フィルと、ソリストとしてスピヴァコフと共にキエフ、バルト諸国、フランスのツアーに参加。また、セレブリエール指揮ロシア・ナショナル管との共演でグラズノフの協奏曲1、2番を、またベートーヴェンのディアベッリ変奏曲をデッカで録音した。コンロン指揮シカゴ響との共演となるラヴィニア・フェスティバル、ギルバート指揮ニューヨーク・フィルとの共演でヴェイル・ヴァレー音楽祭に出演。ミラノのヴェルディ音楽院、ローマの聖チェチーリア音楽院、アムステルダムのコンセルトヘボウでも公演を行なっている。日本での人気も高く、ノセダ指揮N響、読響、東響などの主要オーケストラと共演し高い評価を獲得。
2013年より、モスクワの「若い音楽家のためのクライネフ国際ピアノ・コンクール」の芸術監督を務めている。

もっとみる

主催・協賛

主催:ジャパン・アーツ

ページ上部へ