漆原啓子&漆原朝子 無伴奏ヴァイオリン・デュオ・リサイタル

曲目・演目

ルクレール:2つのヴァイオリンのためのソナタ Op. 3-2

イザイ:2つのヴァイオリンのためのソナタ イ短調

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ミヨー:2つのヴァイオリンのための二重奏曲 Op. 258

武満徹:揺れる鏡の夜明け

ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリース Op. 18より

プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op. 56

公演に寄せて

漆原啓子&漆原朝子 無伴奏ヴァイオリン・デュオ・リサイタル

 東京の春を彩る音楽祭、南国宮崎のフェスティヴァル・オーケストラに室内楽、古都鎌倉のアンサンブルには、この人が必要だ。聴き手と音楽の喜びを分かち合うチャリティ・コンサートにも。
 デビューから早35年。ここぞというステージには、いつも彼女がいる。国内外のコンクールで輝き、コンチェルトやリサイタルばかりでなく、弦楽四重奏にも興じた才媛は、今、私たちの時代に最も必要な、大人の演奏家としてステージを重ねているのだ。褒め過ぎだろうか。
 いやそんなことはない。ベートーヴェンのソナタ全曲演奏に、時空を超えたソナタ、室内楽。妹のヴァイオリニスト漆原朝子さんとのデュオ。午後のひとときを彩るコンサート。北の大地での楽友との「語らい」。たくさんの場面で彼女と、彼女が紡ぐ弦の調べと出逢った。2016年春には日本センチュリー交響楽団とのブラームスもあった。聴きたかった。
 漆原啓子さんと言えば、2014年春にリリースされた無伴奏ヴァイオリン・デュオのディスクが忘れられない。朝子さんと紡いだシュポア、ルクレール、ミヨー。武満徹にプロコフィエフ。そして啓子さんの名を内外に響かせた「ヴィエニャフスキ」。秘曲を交えた二重奏への賛辞は尽きなかった。
 音楽評論家ふうに気取って言えば、秘曲の発掘に紹介はもちろんのこと、それらの作品に添えられた、彼女たちのメッセージと微笑みが素晴らしかったのだ。キャリアやテクニックに寄りかからない、ひたむきさ。そんな音楽の息吹をあますことなく伝えた録音も聴き手を大いに喜ばせた。
 いっぽう、もうひとりの主役である漆原朝子さんは、表層的な喝采を博しにくいシューベルト、シューマンの世界に寄り添ってきた。彼女、近年はエルガーの協奏曲と真しに向き合っている。重層的な響きと相愛なのだ。素晴らしい。
 ファンの声援に導かれ、啓子さんと朝子さんの姉妹がステージに立つ。交歓の美学ばかりでなく、香気、さらに踏み込んで魔境を奏でるか。
プロコフィエフの2つのヴァイオリンのためのソナタに心ときめく。いや、すべてがメインというデュオは、ない。
 2017年、大人のヴァイオリン・デュオに、また逢える。

奥田佳道(音楽評論家)

チケット詳細

【チケット残席状況】◯残席あり/△残席少/×売り切れ
公演日 S席 - - - - - -
2017年2月3日 ※全席指定 - - - - - -
  • 公演日
    2017年2月3日 ※全席指定
  • S席
【チケット料金】()内は夢倶楽部会員価格
2017年2月3日 ※全席指定 浜離宮朝日ホール
S席:5,500円(5,500円)
【備考】
チケット購入はこちら
車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)

チケット発売情報

① 9月17日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 
② 9月18日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 
③ 9月24日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 9月25日(日) 10:00a.m.~発売 一般   


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プロフィール

漆原啓子 Keiko Urushihara(ヴァイオリン, Violin)
 高い技術力と深みある音楽性で飛躍する本格派ヴァイオリニスト。第8回ヴィエニャフスキ国際コンクール優勝。また、ハレー・ストリング・クァルテットとして民音コンクール室内楽部門で優勝並びに齋藤秀雄賞を受賞。2016年デビュー35周年を迎える。ソリスト、室内楽奏者としての活動はいずれも高く評価され、円熟期を証明している。国内外の音楽祭、マスタークラスなどに多数招待される等、国際的に活躍する。CDはレコード芸術特選盤に選出されるなど注目を浴びている。常に第一線で活躍を続け、安定した高水準の演奏は音楽ファン、指揮者、オーケストラ・メンバー等の音楽家の間でも高い支持を得ている。
 現在、国立音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任教授を務めている。
漆原朝子 Asako Urushihara(ヴァイオリン, Violin)
 東京藝大附属高校在学中に日本国際音楽コンクールで最年少優勝。
 ジュリアード音楽院卒業。88年N響定期公演デビュー、ニューヨークでのリサイタル・デビューでも絶賛を博す。マールボロ音楽祭でルドルフ・ゼルキン等と共演、ザルツブルク音楽祭などにも登場し、内外のオーケストラとの共演の数多い。ベリー・スナイダー(Pf)とは20年以上にわたってデュオを組んでおり、2003年以後、シューマンとブラームスのヴァイオリンソナタ全曲ライヴCDを相次いでリリース。2009年にオール・シューベルト、2010年には生誕200周年記念シューマン・プログラムなどテーマ性をもったリサイタルツアーを度々行っている。現在、東京藝術大学准教授。

主催・協賛

主催:朝日新聞社/ジャパン・アーツ