クライマックスへ!スペシャリストが弾くシベリウスのピアノ音楽全曲シリーズ、ここに完結!

渡邉規久雄 ピアノ・リサイタル ~シベリウスを弾く Vol.5~

チケット詳細Ticket Information

① 9月22日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 
② 9月23日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 
③ 9月26日(水) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 9月29日(土) 10:00a.m.~発売 一般   

… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可チケット購入はこちら※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

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チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999 [Pコード127-134]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード34702]

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曲目・演目Program

  • 4つの抒情的小品Op. 74
    Ⅰ:牧歌
    Ⅱ:やさしい西風
    Ⅲ:舞踏会にて
    Ⅳ:故郷にて
  • 2つのロンディーノOp. 68
    Ⅰ:第1番嬰ト短調
    Ⅱ:第2番嬰ハ短調
  • 抒情的瞑想Op. 40
    Ⅰ:小ワルツ
    Ⅱ:無言歌
    Ⅲ:ユモレスク
    Ⅳ:メヌエット
    Ⅴ:子守歌
    Ⅵ:旋律的瞑想
    Ⅶ:ロンドレット
    Ⅷ:スケルッツァンド
    Ⅸ:小さなセレナード
    Ⅹ:ポロネーズ
  • * * *
  • 6つのバガテルOp. 97
    Ⅰ:ユモレスク
    Ⅱ:歌
    Ⅲ:小ワルツ
    Ⅳ:おどけた行進曲
    Ⅴ:即興曲
    Ⅵ:ユモレスク
  • 8つの小品Op. 99
    Ⅰ:おどけた小品
    Ⅱ:スケッチ
    Ⅲ:思い出
    Ⅳ:即興曲
    Ⅴ:クプレ
    Ⅵ:アニモーソ
    Ⅶ:ワルツのひととき
    Ⅷ:小行進曲
  • 組曲「ベルシャザール王の饗宴」 Op. 51
    (作曲家自身の編曲によるピアノ版)
    Ⅰ:東洋風の行列
    Ⅱ:孤独
    Ⅲ:夜曲
    Ⅳ:カドラの踊り
  • 交響詩「フィンランディア」 Op. 26
    (作曲家自身の編曲によるピアノ版)
  • シベリウス:抒情的ワルツOp.96-a

公演によせてMessage

シベリウス リサイタルに寄せて

私と渡邉規久雄さんとの長い交友は、ずっと以前1960年代に始まった。私の父でありシベリウス研究の第一人者であったエリック・タヴァッシェルナが、規久雄さんの父上であるマエストロ渡邉曉雄のLPレコードによる世界初のシベリウス交響曲全集の解説書に文章を寄せた時から始まった。それから半世紀、今回自分が彼のシベリウス・リサイタルに寄稿することは大きな喜びです。

もしフィンランドにシベリウスと彼の音楽がなかったなら、現在のようなアイデンティティーを持つ国にはならなかったでしょう。しかしその彼の音楽が理解されるためには、聴衆に伝える演奏家の存在がなければならないのです。私は渡邉規久雄さんが十数年に渡りシベリウスのピアノ曲とともに歩み続け、主要なシベリウス演奏家、解釈者として成熟してきた姿を見てきました。彼は優れたシベリウス演奏家としての必要な条件を全て持っているといえます。それはシベリウスの音楽の持つ多面的要素である社会的、文化的背景を含め極めて精緻されたシベリウス独自の音楽世界の見識と表現であります。

シベリウスのピアノ曲の演奏はそんなにやさしい事ではないのです。そのほとんどが小さな形式で書かれているとはいえ、どんなに短い曲であろうと背後には交響曲作曲家の持つ広い視野と深い呼吸が隠されています。ピアニストではなかったシベリウスのピアノ曲については度々批判されてきましたが、ウィルヘルム・ケンプをはじめ、グレン・グールド、ウラディーミル・アシュケナージなどがシベリウスに関心を持ちその価値を認めて演奏しています。1915年製のスタインウェイを演奏している写真や動画が撮影されていることからも推察される通り、実はシベリウスはピアノに向かう事が好きであり、時には即興演奏もしていました。彼は親友の一人でもあった伝説の大ピアニスト、フェルッチョ・ブゾーニの演奏に個人的にも接していたにも関わらず、大規模で名人芸的なピアノ曲を作曲したわけではなく、魔術的世界ともいえる不思議な魅力に満ちた繊細で表情豊かな創作をピアノ曲として残しました。

渡邉規久雄さんはシベリウスの理想的なピアノ音楽の解釈者であり、この度のリサイタルは必ず大きな成功に結びつくと信じています。

エリック・T.タヴァッシェルナ (ピアニスト/ヘルシンキ芸術大学 シベリウスアカデミー名誉教授)

プロフィールProfile

渡邉 規久雄 Kikuo Watanabe (ピアノ, piano)

2003年6月に第1回を開催し、2007年10月,2010年9月、そして2015年11月と4回にわたって歩んできたシベリウスのピアノ音楽全曲シリーズも、2019年2月にいよいよ最終回を迎えます。 北欧、特にフィンランド音楽に造詣が深く、中でもシベリウスは生涯のライフワークとして演奏活動の中心に据えて活動を行ってきました。シベリウス生誕150年記念の年であった2015年には、NHK-BSプレミアムのクラシック倶楽部『シベリウスの室内楽の世界』に出演。この年に東京と大阪で行ったオール・シベリウス・プログラムによるリサイタルの東京公演はNHK-FMで放送されるなど、常にシベリウス・ピアノ音楽の第一人者として活躍してきた長年の功績は、2015年12月にフィンランド・シベリウス協会から歴史と伝統ある《シベリウスメダル》を授与されるという栄誉に結実しました。 林美奈子,林秀光、梅谷進、アベイ・サイモン、ジョルジュ・シェボック、スタニスラフ・ネイガウスに師事。1974年インディアナ大学を成績優秀賞で卒業、1976年に同大学院を修了。1976年7月のデビュー・リサイタル以降、ショパンのポロネーズ全曲、シューベルトの最後の3曲のソナタ、シベリウス・プログラムなどによるリサイタル、ラトヴィアの首都リガやヘルシンキ、東京、大阪、名古屋等での寺田悦子とのデュオ・リサイタル、国内はもとよりサンクトペテルブルグ、モスクワ、ハバロフスクなどでのオーケストラとの共演など、国内外で精力的に演奏活動を行っています。 オール・シベリウス・リサイタルのライブCD4枚、レコード芸術特選盤に選ばれるなど高い評価を得ている寺田悦子との「デュオ・ピアノで聴く “春の祭典&ラフマニノフ”」、「シベリウスのヴァイオリン作品集?・?(ヴァイオリン:佐藤まどか)」をリリースしています。 武蔵野音楽大学ピアノ科教授。大阪ザ・フェニックスホールの音楽アドヴァイザー。

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主催・協賛

主催:ジャパン・アーツ
後援:フィンランド大使館/一般社団法人日本フィンランド協会/日本シベリウス協会/一般社団法人日本フィンランド文化友好協会/公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団/日本ショパン協会/国際ピアノデュオ協会/公益財団法人日本ピアノ教育連盟

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