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マリインスキー・オペラ来日記念講演会レポート

2019年11月4日、朝日新聞社読者ホールにて、マリインスキー・オペラ来日公演に先駆けてた講演会が行われました。穏やかな秋の終わりに130名を超える沢山のお客様がお越し下さいました。

第1部の講師は、元NHKモスクワ支局長でジャーナリストの小林和男さん。激動のロシアにて、ゲルギエフと出会って一晩中熱く語り明かした日々など実体験に基づくお話をしていただきました。また、マエストロの秘話も沢山披露くださいました。マエストロがカラヤン指揮コンクールで優勝したときに、「指揮者は公演を歩きながらでも勉強ができるのですよ」カラヤンから言われたエピソードは、若き日の写真と共に。
若い才能を見つけて育成することもゲルギエフの信念ですが、「この若者に気をつけておくように」、と見出された若き日のアンナ・ネトレプコはいまや世界オペラ界のスターになっています。ゲルギエフが組織委員長を務めるチャイコフスキー国際コンクールでは、ピアノ部門で2位に入賞した藤田真央を、「この子に気をつけておけ」と言っていたそうです。今月末から始まるマリインスキー・オペラももちろん、マエストロ・ゲルギエフが注目し活躍する卓越した達と共にやってきます。
第2部は、東京大学大学院准教授の鳥山祐介さん。プーシキンの文化や作品「スペードの女王」の背景についてお話いただきました。
ロシア人にとって最も偉大な文学者プーシキン。元々ロシアでは話し言葉と書き言葉は別のものでしたが、18世紀に近代的文章語として確立させたのがプーシキン。プーシキンの文学でオペラ化された作品は沢山あります。
グリンカ「ルスランとリュドミラ」、ムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」、チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」、「スペードの女王」、「マゼッパ」、ラフマニノフ「アレコ」、「けちな騎士」、リムスキー・コルサコフ「モーツァルトとサリエリ」、「皇帝サルタンの物語」、「金鶏」...。「スペードの女王」は、プーシキンの小説とチャイコフスキー作のオペラでは、時代設定も登場人物の置かれた状況や性格も異なります、と鳥山祐介さんはわかりやすくお話くださいます。
ロシア文学でたびたび登場するトランプ・ゲームは当時、国家に抑圧された環境下で、自分の選択により未知の世界、運命に挑む人間の象徴でした。
「スペードの女王」には運命が重要なモチーフとして描かれています。さいごに、「小説と照らし合わせながらオペラを観ると更に面白さが増すでしょう。」とお話くださいました。

たくさんのお客様がご来場くださり、興味深く熱心に耳をかたむけていました。
いよいよ11月30日にマリインスキー・オペラが開幕いたします。ご期待ください。

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巨匠ゲルギエフ&ロシア芸術の殿堂 マリインスキー歌劇場が総力を結集して贈る
マリインスキー歌劇場 チャイコフスキー・フェスティヴァル2019
▼画像をクリックするとPDFで詳細をご覧頂けます▼
歌劇「スペードの女王」
2019年11月30日(土) 15:00 東京文化会館
2019年12月1日(日) 15:00 東京文化会館
歌劇「マゼッパ」(コンサート形式)
2019年12月2日(月) 18:00 サントリーホール
マリインスキー 歌劇場管弦楽団 演奏会
2019年12月5日(木) 19:00 サントリーホール(チェロ:アレクサンドル・ブズロフ)
2019年12月6日(金) 19:00 東京文化会館(ヴァイオリン:五嶋龍)
2019年12月7日(土) 13:00 東京文化会館(ピアノ:セルゲイ・ババヤン、辻井伸行)
2019年12月7日(土) 18:00 東京文化会館(ピアノ:セルゲイ・ババヤン)
特設サイトはこちらから

マリインスキー 歌劇場管弦楽団 日本公演 <東京以外の公演>
2019年11月28日(木) 19:00 福岡シンフォニーホール(ヴァイオリン:五嶋龍)
(問)アクロス福岡チケットセンター 092-725-9112
2019年11月29日(金) 19:00 レクザムホール(香川県県民ホール)大ホール(ピアノ:松田華音)
(問)県民ホールサービスセンター 087-823-5023
2019年12月3日(火) 19:00 アクトシティ浜松 大ホール(ヴァイオリン:五嶋龍)
(問)公益財団法人浜松市文化振興財団 053-451-1114
2019年12月8日(日) 14:00 フェニーチェ堺 大ホール(堺市民芸術文化ホール)(ヴァイオリン:五嶋龍)
(問)フェニーチェ堺 072-228-0440
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舘野泉 「舘野泉 バースデー・コンサート 2019」公演直前インタビュー!

アフタヌーン・コンサート・シリーズ2019/2020後期のスタートは、2019年11月12日(火)東京オペラシティ コンサートホールにて、左手のピアニスト・舘野泉のバースデーを祝うコンサート。2つの新曲を世界初演し、後半には女優・草笛光子さんを迎え宮沢賢治の世界を旅する。盛りだくさんのプログラムは、舘野泉の誕生日にと集った演奏家たちと、きっと、熱い心動かされるコンサートになるだろうと期待が膨らむ。
虫の声が聞こえる静かで穏やかな舘野の自宅で、ゆったりと話を伺った。ピアノ五重奏曲“MYSTERIUM”は、フィンランドの作曲家カレヴィ・アホが、今年春に完成させたばかりの作品です。2019年はフィンランドと日本が国交を結んで100年を迎えた節目の年。この記念に演奏したいと思って、現代音楽の巨匠であり世界的に活躍している彼に依頼しました。「神秘」という名を持つこの作品は、内向的な、聴く人にとっても咀嚼が必要な、そんな曲です。

共演する弦楽四重奏には、大好きな演奏家たちに集まってもらいました。ヴァイオリンの亀井さんとチェロの多井さんは、コンサートでひとめぼれ。「すごい演奏をする人たちがいる」と驚き、それからずっと一緒に演奏しています。音楽家は、色々な考えを持っているものですが、この二人は考えることがユニーク。30代の若い演奏家であるこの二人と一緒に演奏するのはとても面白いので、共演してもらっています。ヴィオラの安達さんとは2年ほど前に知り合ってから、よく一緒に演奏しています。大変腕が利き、音楽的に素晴らしい演奏をされます。ヨーロッパでも活躍して、オーケストラの首席として経験を積まれた方です。彼らに息子のヤンネも加わって演奏します。

音楽には、年齢は関係ないですね。共演者どうしが遠慮をすることなく、正面からぶつかる。彼らは、「舘野さんは優しいやくざですね」と笑いながら言うんですよ。で、僕は、「じゃああなたたちはエレガントな無法者だよ」と言い返すんです。(笑)

2曲目は、アルゼンチンの作曲家パブロ・エスカンデの作品。彼にはたくさんの作品を書いてもらっています。素晴らしい才能をもっている大好きな作曲家です。ブエノスアイレス出身で、オランダで作曲家・チェンバリストとして経歴を積んだのち、現在は京都にお住まいです。とても素晴らしい作品ばかりで、一曲一曲が新しい工夫に満ちていて、非常によく練られた作品だなぁといつも感心します。

以前、金管アンサンブルとヤナーチェクのカプリツィオ(これもピアノと金管アンサンブルの名作)を演奏したときに、素晴らしくてすごい音楽だったんです。それで、金管アンサンブルと一緒に演奏する、ヤナーチェクにも匹敵する曲を、とリクエストしました。アヴェ・フェニックスと名づけられたこの作品は、500年に一度燃え尽きて生まれ変わる不死鳥を、「舘野さん、あなたもフェニックスだ」と、パブロが発想して書いたそうです。金管12本と打楽器、そしてピアノという大編成で演奏しますから、非常に華やかで、色彩感豊かなパンチのある作品となりました。先日発表しました通り、金管アンサンブルは、日本のトップ奏者たちに集まっていただきました。

素晴らしい共演者たちと、決死の気持ちで演奏しますから、きっとお客様には喜んでいただけると思います。内向的な一曲目に対して、この作品は曲の方から来てくれるでしょう。

後半は、草笛光子さんと一緒に、宮沢賢治を題材にした作品を演奏します。

吉松隆さんも、宮沢賢治が大好きなんです。彼に「宮沢賢治の作品を作って」とお願いしたら、実は昔書いたんだよ…といって取り出してきて、改作をして出来上がったのがこの《KENJI…宮沢賢治によせる》です。8篇の詩とピアノによる作品で、朗読と、語りかけるようなピアノの書き方です。迫力があってユーモアもあり、悲しみもあります。曲の終わり頃には、客席で、皆さん泣いているんですね。銀河鉄道で永遠の星空に旅立っていくような感じで。演奏している我々が泣いてはいけない、と思いながらも、涙が出てきてしまうんですよ。終わってみたら草笛さんも泣いていました。途中、岩手の言葉で朗読する箇所があるのですが、ユーモアがあって、いつも楽しい気持ちにさせられます。

もう20回ちかく演奏をしていますが、東京では2回目です。どうぞ楽しみにしていてください。草笛さんの魅力に、皆さん感動されると思います。

ところで、左手のための作品は、世界中で今、日本でもっとも多くかかれています。2004年、日本で初めて誕生した左手のための作品は、間宮芳生さんの「風のしるし」でした。復帰するときにと書いてもらった作品です。当時は、作曲する方もどうやって書いたら良いのかわからなかったそうです。林光さんや吉松隆さんらも、かつてはそうでした。でも作品が増え、演奏される機会が増えるにつれて、どういう風に弾いているか実際に見て、聴いて、左手のための音楽がどんどんつくられるようになりました。

左手だけで弾いているという意識は、実は僕にはありません。左手に集中して、ひとつのモチーフを大事に貫くと、集中力がもたらす十分な力を感じます。神様がもし「きみはよく頑張ったから、もう一度両手で弾けるようにしてあげる」と言ったとしても、僕は断ることにしているんです。このままで、満足していますし、音楽をやっているだけ、ですから。
心の中に浮かんでくることだけを自然に実現していくと、次にやるべきことも浮かんでくるんです。

色々な方に、「このコンサートは、今年一番のおすすめです」とお伝えしています。ぜひ聴きにいらしてください。

舘野泉


◆舘野泉のプロフィールなどアーティストの詳細
https://www.japanarts.co.jp/artist/IzumiTATENO
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舘野泉 バースデー・コンサート2019
2019年11月12日(火)13:30 東京オペラシティコンサートホール
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【掲載情報】“世界最高のショパン弾き”ラファウ・ブレハッチが来日(チケットぴあ)

Web版 チケットぴあに記事『“世界最高のショパン弾き”ラファウ・ブレハッチが来日』が掲載されました。ぜひご覧ください。
Web版 チケットぴあはこちらから

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叙情溢れるショパンの名曲をブレハッチが紡ぎあげる、 煌く輝きの一期一会。
ラファウ・ブレハッチ(ピアノ) &ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団/アンドレイ・ボレイコ(音楽&芸術監督・指揮)
2019年11月2日(土)14:00 東京芸術劇場 コンサートホール
公演詳細はこちらから
【全国公演】★:ラファウ・ブレハッチ出演 ☆:反田恭平出演
■2019年10月31日(木) 福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)
(問)KBCチケットセンター 092-720-8717
■2019年11月1日(金) 富士市文化会館 ロゼシアター 大ホール
(問)ロゼシアター 0545-60-2500
■2019年11月3日(日・祝) フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)
(問)堺市文化振興財団チケットセンター 0570-08-0089
■2019年11月4日(月) 横浜みなとみらいホール
(問)神奈川芸術協会 045-453-5080

【ラファウ・ブレハッチ ピアノ・リサイタル】
11月9日(土) ザ・シンフォニーホール (問)ABCチケットインフォメーション 06-6453-6000
11月10日(日) 豊田市コンサートホール・能楽堂事務室 (問)同左 0565-35-8200
11月12日(火) 福岡シンフォニーホール(アクロス福岡) (問)アクロス福岡チケットセンター 092-725-9112
11月14日(木) 水戸芸術館 (問)同館チケット予約センター 029-231-8000
11月17日(日) よこすか芸術劇場 (問)芸術劇場電話予約センター 046-823-9999
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【掲載情報】フレッシュ・アーティストの北村陽(チェロ)がベネッセの『中3My Style』11月号の表紙に登場!

15歳のチェリスト北村陽が、ベネッセ進研ゼミの対象講座受講者向け情報誌『中3My Style』11月号の表紙と今月の同級生interviewに掲載されました。
“自分にしか出せないチェロの音で 世界中に幸せを届けたい”


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◆北村陽のプロフィールは下記をご参照ください。
https://www.japanarts.co.jp/artist/YoKITAMURA
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国際音楽祭NIPPON 2020 記者会見の様子が続々と紹介されています!

2012年にスタートし、2020年の開催で第6回を迎える「国際音楽祭NIPPON2020」の芸術監督、諏訪内晶子による記者会見が、9月13日、帝国ホテルで行われました。会見の様子が続々と紹介されています。

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国際音楽祭NIPPON 2020 芸術監督:諏訪内晶子
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諏訪内晶子 & ニコラ・アンゲリッシュ デュオ・リサイタル

2020年2月14日(金)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
諏訪内晶子プロデュース ベートーヴェン 室内楽マラソンコンサート
2020年3月8日(日)13:00 東京オペラシティ コンサートホール
ジャナンドレア・ノセダ指揮 ワシントン・ナショナル交響楽団
2020年3月10日(火)19:00 サントリーホール
諏訪内晶子 室内楽プロジェクト Akiko Plays CLASSIC with Friends
2020年3月11日(水)19:00 紀尾井ホール
諏訪内晶子 室内楽プロジェクト Akiko Plays MODERN with Friends
2020年3月13日(金)19:00 紀尾井ホール