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華やかさと懐かしさが同居するウィーンの音楽が、新春に彩りを添える。2017年は林美智子も共演![ウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラ]

 ウィーンの音楽がこんなに親しまれているのには、やっぱり理由があると思う。ハプスブルグ家のお膝もとで栄えた町の歴史、その厚みのなかから生まれた音楽。そして、それを愛し、大事に守り続けているウィーンの人たち。その愛情を私たち日本人も強く感じる。ウィンナ・ワルツ、ポルカ、そしてオペレッタの音楽。もはやこれ無しではお正月が来た気がしないという方も多いのではないだろか。それならば、ぜひ2017年1月7日に行われるウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラの公演にお出かけ頂きたい。

 華やかに楽しく音楽を届けてくれるウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラ。それを指揮するのはヴィリー・ビュッヒラーである。ウィーン交響楽団のコンサートマスターに任命された実力の持ち主である彼が、ウィーンの伝統そのままにヴァイオリンを弾きながらヨハン・シュトラウス2世などの名曲を指揮する。そして、今回はメゾ・ソプラノの林美智子が華を添える。ウィーンの音楽の魅力について、彼女はこんな風に語る。
「ウィーンに滞在して感じるのは、ウィーンの人たちが自分たちの伝統をとても大切に思い、それを大事にしていることです。そしてウィーンの音楽の中でも、ワルツ、ポルカ、オペレッタの音楽は、とても身近で、親しみやすく、まさにウィーンの人々の生活の中に組み込まれています。そうした温かい気持ちが伝わって来るからこそ、ウィーンの音楽は世界的に親しまれているのではないでしょうか」

 ワルツやオペレッタの世界を作り上げたヨハン・シュトラウス2世の「皇帝円舞曲」、「美しく青きドナウ」、そして「トリッチ・トラッチ・ポルカ」など、よく耳にする名曲の数々が演奏される予定となっている。林が歌うのは、レハールの「ジュディッタ」より「熱き口づけを」、同じレハールの「メリー・ウィドウ」より「ヴィリアの歌」、そしてカールマンの「チャールダーシュの女王」から「ハイア、山はわが故郷」の3曲。いずれも彼女が選んだ曲で、オペレッタの名曲中の名曲である。

「誰もがすぐに口ずさめるメロディで、同時に3曲ともとても個性的ですね。それぞれの曲が歌われるオペレッタもとても分かりやすいストーリーで、ああ、人生にはそういうことってあるよね、と思わず納得してしまうような内容です。私にとっては、オペレッタの曲を歌うのはひとつのチャレンジでもあり、また新しい自分をそこに発見出来ることを楽しみにしています」
 年を経るごとに、声の質も変わってくる、と林は語る。だからこそ今、こうした名曲にチャレンジする。
「今までよりも高い音域が出るようになって来ました。あ、こんな歌も歌えそう、そんな想いが今回の選曲にも込められています」
 と林。その前向きな気持ちも、また新年の最初のコンサートにふさわしいのではないだろうか。
 明るく楽しいウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラの音楽、そして林美智子の歌声が、サントリーホールに満ちる。新春の華やかな気分を味わおう。

片桐卓也(音楽ライター)

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ニューイヤー・コンサート2017

2017年1月12日(木) 19:00開演 サントリーホール
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