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チョ・ソンジンからメッセージが届きました。[フィルハーモニア管弦楽団]

2017年5月にエサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団と共演するチョ・ソンジンからメッセージが届きました!

 ベートーヴェンは敬愛する作曲家の一人です。彼の作品はダイナミクス、テンポ等非常にきちんと正確に書かれています。ベートーヴェンは、私にとって人生を通じて演奏し続けていきたい作曲家で、いつかピアノ・ソナタ全曲及びピアノ協奏曲全曲演奏のチクルスを演奏してみたいと願っています。

 ピアノのために書かれた作品だけでなく、彼の交響曲、特に第6番「田園」と第7番が好きです。15~16歳の頃は、よくカルロス・クライバーの指揮で録音された交響曲第7番の演奏を聴いていました。

 ベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲の中で、第2番を除く4曲は既に演奏しています。ベートーヴェンは、最初のピアノ協奏曲を20代後半で、今回フィルハーモニア管弦楽団と演奏する第3番を30代の初頭に書きました。それは彼が交響曲第3番「英雄」を書いた時期でもあったのですが、このピアノ協奏曲には、それ以前の第1番や第2番に比べてもっと威厳がある様に感じています。そして全5曲のピアノ協奏曲の中で、唯一短調で書かれた作品です。ハ短調というその調性は、彼の交響曲第5番やピアノ・ソナタ第8番「悲愴」と同じで、私にはこの調性が英雄的で威厳に満ちたベートーヴェンのキャラクターをよく表している様に思えます。

 第2楽章は非常にロマンティックで温かく、全5曲のピアノ協奏曲の全ての楽章の中で、私が最も好きな楽章の一つです。第3楽章は特に技術的に非常に難しく、演奏はなかなか簡単ではありません。
 このピアノ協奏曲のピアノ・パートだけでなく、オーケストラ・パートの音楽も大好きです。今までにこの作品は何度も演奏しましたが、いつも演奏しながらオーケストラの音楽に聴き入っています。

 今回マエストロ・サロネンとは初共演になりますので、この作品を彼の指揮で一緒に演奏出来ることを心から楽しみにしております。

チョ・ソンジン

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名匠が放つ閃光の響き
エサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団
2017年5月20日(土) 18:00開演 東京芸術劇場 コンサートホール

 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op. 20
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op. 64 (ヴァイオリン:諏訪内晶子)
 R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op. 30

2017年5月21日(日) 14:00開演 横浜みなとみらいホール
<オール・ベートーヴェン・プログラム>

 序曲「命名祝日」ハ長調 Op. 115
 ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op. 37 (ピアノ:チョ・ソンジン)
 交響曲第7番 イ長調 Op. 92
公演詳細はこちらから