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オルガ・スミルノワのインタビュー [ボリショイ・バレエ]

20代半ばでありながら、すでにザハーロワと並ぶ、ボリショイ・バレエの看板バレリーナとして称賛されているオルガ・スミルノワ。投げかけた質問を静かに受けとめ、自分の心に問いかけながら話す姿は、気品ある女優のような佇まい。歴史に残るバレリーナになるオーラを感じました。

いよいよボリショイ・バレエとの初めての来日ですね。
はい。前回は直前に怪我をしてしまって行けませんでしたから・・・。マラーホフさんのガラ公演で「白鳥の湖」の一部を踊りましたが、今度はすべてをご覧いただけることが嬉しいです。服がどんどん体に馴染んでいくように、役が自分自身に染み込み、今はオデット・オディールについては、自分なりの解釈を持っています。

もう少し具体的に教えていただけますでしょうか?
例えば、オデットは最初から最後まで“絶望”の中にいるのではないかというふうに感じています。全く望みのない中で王子に会い、わずかな望みに期待をしつつも、やはりハッピーエンドを信じてはいない、そのような圧倒的な孤独の中にいるのではないかと思います。オディールは鳥ではなく人間だと考えています。表面的な中身のない存在で、王子の忠誠を破る為に作られた偽りの存在ではないでしょうか。オデット・オディールだけではなく、王子の内面や人間の矛盾と両面性を表現している、心の奥底を映し出すような作品だと思います。

古典から現代のものまでさまざまな役を踊られて、充実感を感じていらっしゃいますよね?
もちろんです。新しい役に取り組めること、レパートリーが広がることに、とても満足しています。しかし矛盾するようですが、すっかり満足しているわけでもないのです。同じ演目でも、毎回何らかの変化があり、二度と同じ舞台になることはありません。ダンサーは常に前進しなくてはいけません。止まっていてはいけないと思います。そこに、バレリーナという芸術家としての醍醐味があると思っています。

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初来日から60年、バレエの殿堂が魅せる輝きと進化。
ボリショイ・バレエ

6月4日(日)13:00「ジゼル」オブラスツォーワ/ツヴィルコ
6月4日(日)19:00「ジゼル」ザハーロワ/ロヂキン
6月5日(月)19:00「ジゼル」クリサノワ/ラントラートフ
6月7日(水)18:30「白鳥の湖」スミルノワ/チュージン
6月8日(木)13:00「白鳥の湖」シプーリナ/オフチャレンコ
6月8日(木)19:00「白鳥の湖」ザハーロワ/ロヂキン
6月11日(日)18:00「白鳥の湖」ステパノワ/オフチャレンコ
6月12日(月)18:30「白鳥の湖」スミルノワ/チュージン
6月14日(水)19:00「パリの炎」クリサノワ/ラントラートフ
6月15日(木)19:00「パリの炎」シプーリナ/ワシーリエフ
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