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クラシック・エイドからのおくりもの ~陸前高田編~

2012年東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート~クラシック・エイドVol.2にて、音楽教育のための支援金(寄付金)をお送りした学校の1つである陸前高田市立気仙中学校の校長先生から、2018年2月初めにお電話をいただきました。当時、スピーカー、アンプ、PAシステムなどが寄付されたそうで、そのお礼と、少子化の流れで今年3月に閉校が決まり、今まで支援してくださった方々に閉校式の案内をお送りしているとのこと。東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート~クラシック・エイドを毎年続けているジャパン・アーツとして、この度、閉校式に伺いましたので、お知らせいたします。朝、10時から行なわれた閉校式には、在校生、職員、市や教育委員会の代表、在校生の父兄、卒業生、元教職員、そして支援者200名ほどが体育館に集まりました。「君が代」に始まり、陸前高田市市長、教育委員会、PTA会長、学校長、生徒代表と次々スピーチが続き、校旗返還では、涙をぬぐう人もあり、最後には一同で校歌斉唱がされました。
閉校式の後の「思い出を語る会」では在校生50名の合唱と、気仙中学校の名物「気仙町けんか七夕太鼓」が披露されました。
※男子の太鼓、女子の笛による演奏は、息のあった掛け声とともに力強く、実に爽やかで、胸が熱くなる感動的な響き。演奏後に、昭和32年に卒業したというおじいさん、歴代の校長先生、元PTAの代表などが思い出をお話されました。この過疎の地で今も中学生たちを見守っている方々です。気仙中は海沿いに校舎があり、震災のときは皆一旦避難場所に逃げてから、先生の機転で高台に移動して全員が助かったのだそうです。気仙中の元の残された廃墟の校舎の建物には「ぼくらは生きる ここで このふるさとで」「絆 未来へつなごう 夢と希望」という横断幕が貼られ、校歌には「鳴瀬の流、太平洋、裏松原を庭として、建ちたる気仙中学校」とありました。青く広い空と海とに囲まれた中学校だったのです。※正面玄関に置いてあった「気仙中学校」というぼろぼろの小さな看板が津波のあと拾われてきたのだと思われる。

6年前、「クラシック・エイド」によっておくられたスピーカーやアンプは、これまで運動会などに使われ、今後は合併する中学校で活用されるそうです。
最後に、支援者が紹介され、ここで、ジャパン・アーツが今年3月10日に行ったクラシック・エイドVol.8のダイジェスト動画を皆さんに見ていただきました。「花は咲く」と「ふるさと」を聴き終えて、画面にむかい拍手をおくってくださいました。

「クラシック・エイド」に導かれて訪れた陸前高田への旅で、様々な思いを胸に、忘れ難い貴重な体験をさせていただき、私達はこれからも音楽を通して、人々の心に寄り添える活動を続けてゆきたいという思いをあらたにしました。

日時:2018年3月21日(水・祝)
場所:岩手県陸前高田市矢作町字愛宕下 陸前高田市立気仙中学校