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エイフマン・バレエ 主役ダンサーが語る『ロダン~魂を捧げた幻想』 Vol.2

繊細かつ雄弁で情熱的 究極の表現者リュボーフィ・アンドレーエワ
悲劇の天才彫刻家 カミーユ・クローデルを“生きる”

あなたは初演時の“カミーユ・クローデル”役ですね?
私が入団した時、すでにこの作品の振付は始まっていました。振付が進むにつれて、エイフマンさんが私を使って振付を試すことが多くなり、初演の1か月前にファーストキャストに選ばれました。エイフマンさんは、私たちの身体を見て、まるで“ロダンのように”動きを創っていきました。

この役どころについて教えてください。
最初は、この女性のことを知らなかったのです。踊ることが決まり、文献を読んだり資料を探したりして学びました。カミーユは、ロダンよりも優れた彫刻家だったと考えている人たちが多くいます。実際に、彼女が作った作品にロダンが自分の名前(サイン)を付けたという説もあります。私は、このバレエを通じてカミーユの存在をより多くの人たちに知って欲しいと思っています。カミーユの運命をどのように理解されていますか?
第2幕終盤、三角関係にあるロダン、カミーユ、内縁の妻ローズの3人のシーンがあります。ローズに連れ去られていくロダンに、ひざまずいて腕を伸ばすカミーユ・・・あれはカミーユの実在の彫刻作品(「分別の時代」)に着想を得たシーンです。カミーユはロダンに手紙で「このひざまずく女性は私。あなたを支え続けた私なのだ」と書いています。この作品を踊るときは、彼女を“演じる”のではなく、彼女として“生きる”ように意識しています。彼女は恵まれた家庭に生まれ育ち、ロダンに出会って愛を知り、しかし結局は拒絶され全てを失います。バレエの最後で涙が流れてくることがあるのですが、踊り終えてホッとする安堵の涙なのか、はたしてカミーユがたどった大変な運命に思いを馳せる気持ちからの涙なのか-。彼女には何も残らなかったのです。

この作品独特の動きの面白さはありますか?
今までやったことのない動きが多く戸惑いました。ロダンの彫刻や作品創造のプロセスを描くために、エイフマンさんは限界まで身体を“引き伸ばす”という要素を取り入れました。ただ、不自然で慣れない動きに試行錯誤していても、エイフマンさんにはいつも「君は、まだ自分が何を出来るのか分かっていないだけだよ」と言われています。

あなたとって、エイフマン・バレエの魅力とは?
私はいま、エイフマンさんの振付アシスタントでもあります。新しい作品の全ての女性の役の振付は、私の身体で試しながら作り上げられています。常に面白いということ、それが魅力です。

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5/9(木)開催! ⇒ 終了しました。
世界に衝撃を与え続ける最も熱いバレエ団~「エイフマン・バレエ」を語る
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6/2(日)開催!⇒ 受付終了しました。
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21年ぶり待望の来日!世界に衝撃をあたえ続ける
エイフマン・バレエ 日本公演 2019

7.18 [木] 19:00 「ロダン ~魂を捧げた幻想」
7.19 [金] 19:00 「ロダン ~魂を捧げた幻想」
7.20 [土] 17:00 「アンナ・カレーニナ」
7.21 [日] 14:00 「アンナ・カレーニナ」
会場:東京文化会館
(問)ジャパン・アーツぴあ 0570-00-1212
【全国公演】
7.13 [土] 15:00 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 「アンナ・カレーニナ」
(問)びわ湖ホールチケットセンター 077-523-7136
7.15 [月・祝] 15:00 グランシップ(静岡)中ホール・大地 「ロダン ~魂を捧げた幻想」
(問)(公財)静岡県文化財団 054-289-9000
エイフマン・バレエ 日本公演2019 特設サイトはこちらから