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藤田真央 ファイナル進出!【チャイコフスキー国際コンクール 現地レポートVol.4】

藤田真央 ピアノ部門ファイナル進出!第2次予選演奏終了後、午前0時の10分程前、審査員団がモスクワ音楽院大ホールのステージに登場し、ファイナリストが発表されました。
ファイナルに進出するのは、予定より1名多い7名。レベルが高く、6名に絞り切るのは難しかったということでしょう。

ファイナリストは、こちらの7名となりました。

Konstantin Yemelyanov (RUSSIA)
Dmitriy Shishkin (RUSSIA)
Tianxu An (CHINA)
Alexey Melnikov (RUSSIA)
Alexandre Kantorow (FRANCE)
Mao Fujita (JAPAN)
Kenneth Broberg (USA)


日本人、藤田真央さんもファイナルに進出!
一人ずつ名前が呼ばれるごとに、深夜のホールに大きな歓声があがりました。

演奏順に名前が発表されていった中、最初、藤田さんの名前が飛ばされて先にケネス・ブロバーグさんが呼ばれたため、ご本人もダメだったかと思ったそうです。
しかし最後にしっかり、マオ・フジタと呼ばれました。昨日は、その藤田真央さんの第2次予選の演奏がありましたので、ステージの様子をご紹介します。

開演前、ホールは補助席まで使われる超満員。一昨日、地元の人気ピアニスト、アレクサンダー・マロフェーエフの第1次予選の演奏時にもそういうことがありました。でも今回はセミファイナルで土曜日の午後だからかな…と思っていたら、藤田さんのあとに沢山の人が出て行くという現象が。多くの聴衆が、藤田さん目当てで会場にかけつけていたのでした。

プログラムは、スクリャービンのソナタ第2番、ショパンのソナタ第3番、プロコフィエフのソナタ第7番という、ソナタづくしのプログラム。
スクリャービンを霧に包まれているような幻想的な音で始め、続くショパンでも繊細な表現を重ねていくうち、聴衆の耳と意識がぐっと藤田さんの音に吸い寄せられていきます。音量のインパクトの頼ることのない、表情豊かな音楽。普段、おしゃべりをしたり携帯を鳴らしてしまったりと落ち着きのないモスクワの聴衆が、静かにじっくり耳を傾けています。藤田さんのやりたいことが伝わった証拠でしょう。ショパンが終わると、なかなか拍手が鳴り止みません。そして、最後の曲、プロコフィエフがみずみずしい音で閉じられると、第1次予選の時と同様、客席ではスタンディングオベーションが巻き起こりました。モスクワの聴衆はすっかり藤田さんの虜です。2日間のリハーサル空き日をおいて、2曲の協奏曲を演奏するファイナルは、6月25日から27日の3日間行われます。

高坂はる香(音楽ライター)
Twitter:https://twitter.com/classic_indobu
ピアノの惑星:http://www.piano-planet.com/

Vol.5もお楽しみに…

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第16回チャイコフスキー国際コンクール 出場者リスト(英語サイト)
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