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【エイフマン・バレエ】静岡で<ロダン~魂を捧げた幻想>が日本初演!深い感動を残し東京公演へ

「この作品をご覧になった方は必ず、心を揺さぶられます。」と7月14日静岡でのトークイベントでロダン役のオレグ・ガブィシェフが話していましたが、<ロダン~魂を捧げた幻想>は、心の奥底をガシッとつかまれて、大きく揺さぶられる舞台でした。そして見終わった後でも、何回もシーンを反芻し続けてしまうステージ。
ヒリヒリする感情や、ほどこうとしてもほどけない交錯、陶然と永遠に浸っていたい、という願いなど、さまざまな思いが次から次へと押し寄せてきて、心の闇に向かうジェットコースターに乗ったような感覚。
「舞台の最後で、涙が出てきてしまうのです。それはカミーユ・クローデルの運命に思いを馳せてなのか、彼女の人生を生き(踊り)終えた安堵の涙なのか、は判りません」と話していたリュボーフィ・アンドレーエワ。ロダンが創作に悩み苦悩している中、粘土(肉体)の塊に誘われ挑んでいく時の凛々しい、神々しい姿。
ドビュッシーと踊りながら虚ろになっていく表情。続けてロダンと踊る時の安堵の身体の使い方。
ローズの影に怯えつつ、立ち向かおうとする心の揺れ動き。評論家に無視され、自作を崩していく自暴自棄。

これまで感じていても感じないふりをしていた感情に、向き合わざるを得ない作品でもありました。
最後、他の精神(こころ)を病んだ少女たちに連れられるように手をつなぎ歩くカミーユ・クローデル。
その向かう先は、天国だったのではないか、と思うほどアンドレーエワの表情は恍惚として、石を刻み続けるロダンの背中が、実は苦悩なのではないか・・・などとも思ってしまう結末でした。このように感情を揺さぶられると同時に、肉体の塊が彫刻家の手によって動き始め芸術作品になる、という、今まで観たことのない展開に目を見張らされる舞台。
まるで発明の現場を目撃しているような、会場中が固唾をのんで見守るような一体感と集中、興奮がありました。

そして、もうひとつのエイフマン・バレエのの“真骨頂”は、そのエンターテインメント性。
群舞の中に織り込まれている風刺の効いた動き、華やかさとキレのある思い切った動き(カンカン)は、享楽的であり、権威的でもあった時代背景を、シリアスなシーンの合間に盛り込み、飽きさせません。シリアスとエンタメ。苦と楽。喜びと哀しみ。
その両面をふんだんに盛り込むことによって、生きること、よりリアルな人生を映し出し、私たちに問いかけてくるのです。

21年の沈黙を経て、エイフマン・バレエが来日しました。
今回、グランシップ静岡での『ロダン』日本初演が、多くのブラボーと、スタンディングオベーションによって讃えられたことは、エイフマン氏の夢であり、新しいエイフマン・バレエの第一歩でもあります。
このエポックメイキングな上演を、次の上演地、東京でもぜひご覧ください。

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21年ぶり待望の来日!世界に衝撃をあたえ続ける
エイフマン・バレエ 日本公演 2019

7.18 [木] 19:00 「ロダン ~魂を捧げた幻想」
7.19 [金] 19:00 「ロダン ~魂を捧げた幻想」
7.20 [土] 17:00 「アンナ・カレーニナ」
7.21 [日] 14:00 「アンナ・カレーニナ」
会場:東京文化会館
(問)ジャパン・アーツぴあ 0570-00-1212

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