イゴール・レヴィットIgor Levit
- ピアノ
アーティスト・ニュース
- 2024/11/20 【掲載情報】「MOSTLY CLASSIC」2025年1月号 特集「世代別 今を奏でるピアニストを聴く」
- 2024/11/19 【掲載情報】「音楽の友」2024年12月号 特別企画「クラシック・マストバイ・ディスク2024」
- 2024/10/2 【新譜情報】イゴール・レヴィット「ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番/ピアノ小品集」(2024年10月9日発売)
- 2024/9/18 【掲載情報】音楽の友10月号「特集Ⅱ 来日演奏家速報2025」
- 2024/1/18 【掲載情報】イゴール・レヴィット ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・サイクル・イン・ジャパン Ⅲ&Ⅳ (11月24日・11月25日 紀尾井ホール)
- 2022/12/16 【掲載情報】イゴール・レヴィット ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・サイクル・イン・ジャパン Ⅰ&Ⅱ (11月18日・19日 紀尾井ホール)
- 2022/7/5 イゴール・レヴィット “瞬く間に頂点へ” ~ベートーヴェン・ソナタ サイクル・イン・ジャパン~
- 2019/3/7 【2019年来日公演情報】 イゴール・レヴィット (ピアノ)
プロフィールProfile
俊敏で批判的な精神を持つレヴィットは、自らの芸術を社会の出来事と関連したものとして捉え、それらと切っても切れない関係にあるものと理解している。ニューヨーク・タイムズ紙は、彼を“同世代で最も重要なアーティスト”のひとりと称している。
2023年から24年にかけて、ウィーン楽友協会、ベルリン・フィルハーモニー、ミラノ・スカラ座、カーネギーホール、ウィグモア・ホール、ソウル、東京、パリ、モントリオール、トロントなどでリサイタルを行う。オーケストラ・シーズンのハイライトは、2つの定期的なプロジェクト、NDRエルプ・フィルハーモニー管とアラン・ギルバートとのバルトーク・シリーズと、ウィーン・フィルとクリスティアン・ティーレマンとのブラームス・シリーズである。また、ウィーン・フィルとは、ヨーロッパ・ツアー(ヤクブ・フルシャ指揮)、ザルツブルク・モーツァルト週間(ヨアナ・マルヴィッツ指揮)で共演。2023/24年シーズンには、サンタ・チェチーリア管、アントニオ・パッパーノ、ベルリン・バロック・ゾリステンとも共演した。また、ロサンゼルス・フィル、ベルリン国立歌劇場管(エリム・チャン指揮)、ドレスデン国立歌劇場管、クリーヴランド管(フランツ・ウェルザー=メスト指揮)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管(ヨアナ・マルヴィッツ指揮)、ニューヨーク・フィル(ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮)などとも共演する。長年の同僚であり友人でもあるマルクス・ベッカー、ルノー・カピュソン、ユリア・ハーゲンと、ベルリン、ロンドン、ミュンヘン、ウィーンのシュヴァルツェンベルクのシューベルティアーデ音楽祭でトリオとデュオのコンサートを行う。2023年のピアノ・フェスティバルの立ち上げは大成功を収め、2024年5月にルツェルン音楽祭と共同でフェスティバルの第2回目を企画する。2022-23年シーズンより、ハイデルベルガー・フリューリング音楽祭の共同芸術監督を務める。
ニジニー・ノヴゴロド生まれのレヴィットは、8歳のときに家族と共にドイツに移住。ハノーファーの音楽大学でピアノを学び、同校の歴史上、最高の成績を収めて修了した。恩師にはカール=ハインツ・ケマーリング、マッティ・ラエカッリオ、ベルント・ゲツラ、ラヨシュ・ロヴァトカイ、ハンス・ライグラフがいる。レヴィットは、2005年のテル・アヴィヴで行われたアルトゥール・ルーピンシュタイン国際コンクールに最年少で出場し、銀メダル及び最優秀室内楽演奏省、聴衆賞、最優秀現代音楽演奏賞を獲得した。2019年春には、母校であるハノーファー音楽演劇メディア大学の教授に就任。
2019年に、高い評価を得たベートーヴェンの全32曲のソナタ集で、グラモフォンの“アーティスト・オブ・ザ・イヤー”と、オーパス・クラシック賞を2020年秋に受賞。
ミュージカル・アメリカの「レコーディング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー2020」を受賞。2022年6月、アルバム『オン DSCH』がBBCミュージック・マガジンの「レコーディング・オブ・ザ・イヤー」賞および「インストゥルメンタル賞」を受賞。2023年9月、ソニー・クラシカルからソロ・アルバム『ファンタジア』をリリース。2021年春には、ハンザー社よりレヴィットの初の書箱で、フローリアン・ツィネッカーとの共著による『House Concert』が出版された。2022年秋には、ウェルザー=メスト指揮ゲヴァントハウス管との初のオーケストラ録音であるヘンツェの《トリスタン》をフィーチャーした新作ソロアルバム『トリスタン』をソニー・クラシカルよりリリース。また長編ドキュメンタリー“lgor Leit – No Fear”がドイツで映画化された。
2019年には政治的な貢献で第5回国際ベートーヴェン賞を授与された。続いて2020年1月には、アウシュヴィッツ解放75周年にあたり、国際アウシュヴィッツ委員会より“Statue B賞”を授与された。2020年春のロックダウン中にTwitterで目宅より配信した53のライヴ演奏により、世界中の聴衆を獲得し、孤立と絶望の時代に、連帯感や希望を届けた。2020年10月、レヴィットはドイツ連邦共和国の功労敷章を授与された。居住地のベルリンでは、“サドラーズ・ウェルズ・インディペンデント・オペラ”管財人団の厚意により与えられたスタインウェイDグランド・ピアノを使用している。
イゴール・レヴィットはソニー・クラシカルの専属レコーディング・アーティストである。
Exclusive Worldwide Management:Kristin Schuster, Classic Concerts Management GmbH
(2023年11月現在)