プロフィールProfile

 パリと東京を拠点にグローバルに活躍する、本格実力派ピアニスト。 バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーをもち、たおやかな日本人らしさを忘れない温かみのある人柄は、世界中の演奏家から厚い信頼を得ている。
 東京藝術大学在学中に第41回日本音楽コンクール優勝後、フランス政府給費留学生として研鑽を積む。パリ国立高等音楽院最優秀首席卒業、同研究科修了。ロン=ティボー国際コンクールで第2位グランプリと4種の特別賞をA.ルービンシュタイン氏等から受けるほか、ショパン国際コンクールの上位に入賞。日本ゴールドディスク大賞2回、エクソン・モービル音楽賞本賞等を受賞。フランス政府から文芸シュヴァリエ勲章、パリ名誉市民メダル、2023年にはポーランド政府からグロリア・アルティス勲章を授与される。
 現在にいたるまで世界38か国で演奏活動を行う。N響、読響、都響、ワルシャワ国立、フランス放送、モンテカルロ、アルゼンチン国立、英国、スロヴァキア、ソフィア国立等のオーケストラと共演。マルタ・アルゲリッチとの2台のピアノ・デュオ・コンサートは全欧州各国や日本でもテレビ放映され、大いに好評を博した。2022年には日本でデュオ・リサイタルが実現、篤い友情で結ばれたふたりの共演は高い注目を集めた。シャンゼリゼ劇場、サル・プレイエル、ゲヴァントハウス、ベルリンフィル・フィルハーモニーザール、ウィグモアホール、サントリーホール等世界の主要ホールで演奏。後進の育成にも力を注ぎ、世界各国からマスタークラスの依頼も多い。
 第8回、第9回浜松国際ピアノコンクール審査委員長。ショパン国際コンクール、ロン=ティボー国際コンクール審査員。元日本大学芸術学部大学院教授。元東京芸術大学ピアノ科客員教授。日本ショパン協会会長。横浜市招待国際ピアノ演奏会企画委員長。

(2024年5月)

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