バイエルン国立管弦楽団Bayerisches Staatsorchester
- オーケストラ
プロフィールProfile
バイエルン国立歌劇場管弦楽団は、2023年に創立500周年を迎え、世界で最も歴史と伝統のある楽団のひとつである。バイエルン国立歌劇場を拠点に、団員144人とともにオーケストラピットとコンサートステージの双方にて演奏活動を行っている。2024年には、「オーパン・ヴェルト」誌による批評家アンケートにおいて、10回連続、12回目の「オーケストラ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。また、ロンドンで開催されたグラモフォン賞では、オペラオーケストラおよび交響楽団として、バイエルン・シュターツオーパー・レコーディングス・レーベルで録音された作品(『死の都』、『雪の女王』、マーラー:交響曲第7番)が評価され、グラモフォン賞史上前例のない快挙を成し遂げた。
1811年、かつての宮廷楽団のメンバーたちが音楽アカデミーを設立し、ミュンヘン初の公開コンサートシリーズであるアカデミー・コンサートを開始した。以来、今日に至るまで、音楽アカデミーの活動はミュンヘンとバイエルン州の音楽文化を形成し続けている。ミュンヘンでの活動は、数多くの客演公演やコンサートツアーによってさらに充実したものとなっており、オーケストラは定期的に世界の最も重要な音楽の中心地を訪れている。
同団は、モーツァルトの『イドメネオ』、ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』、『ラインの黄金』、『ワルキューレ』などを初演。また、ヘルマン・レーヴィ、リヒャルト・シュトラウス、フェリックス・モットル、ブルーノ・ワルター、ハンス・クナッパーツブッシュから、ゲオルク・ショルティ、ヨーゼフ・カイルベルト、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、ズービン・メータ、ケント・ナガノ、キリル・ペトレンコという当代を代表する音楽家が首席指揮者としてオーケストラを率いてきた。さらに、カルロス・クライバーとも深い親交があった。2021-22シーズンより、ウラディーミル・ユロフスキーがバイエルン国立管弦楽団の音楽総監督に就任した。
(2025年3月現在)