エフゲニー・キーシンEvgeny Kissin
- ピアノ
アーティスト・ニュース
- 2024/12/4 【掲載情報】エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル (2024年12月2日・12月10日 サントリーホール、12月14日 横浜みなとみらいホール)
- 2024/12/3 アンコール情報:エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル【12/2公演】
- 2024/11/26 【エフゲニー・キーシン日本ツアー】初日大阪公演レポート
- 2024/11/20 【掲載情報】「MOSTLY CLASSIC」2025年1月号 特集「世代別 今を奏でるピアニストを聴く」
- 2024/10/25 【18歳以下無料招待】令和6年度文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業のお知らせ
- 2024/9/30 ピアニスト百華繚乱2024-2025
- 2024/8/26 【掲載情報】「音楽の友」2024年9月号「特集 あなたが選ぶクラシック・ベストテン 2024」
- 2024/6/11 【2024年6月】ジャパン・アーツぴあオンラインチケット発売情報
- 2021/11/25 キーシン50周年記念プロジェクトを終えて
- 2021/11/18 エフゲニー・キーシンへのオンライン花束受付を実施しました!
プロフィールProfile
キーシンは、その音楽性、深く詩的な解釈、類い稀な演奏技術により、当代の、そしておそらく歴代のピアニストの中でも、とりわけ才能に恵まれた者のみに相応しい尊敬と称賛を得てきた。彼は世界中で人気を博しており、これまでに、アバド、アシュケナージ、バレンボイム、ドホナーニ、ジュリーニ、レヴァイン、マゼール、ムーティ、小澤征爾といった世界的指揮者やオーケストラと共演している。
1971年10月モスクワ生まれ。2歳の頃、耳で聴いた音楽の演奏や即興的な演奏を始めた。6歳でモスクワのグネーシン音楽学校に入り、彼の唯一の教師であるアンナ・パヴロヴナ・カントールに師事。10歳で協奏曲デビューを果たし、その1年後には初のソロ・リサイタルをモスクワで行った。1984年3月、12歳のときに、キタエンコ指揮/モスクワ・フィルと共に、モスクワ音楽院大ホールでショパンの2曲のピアノ協奏曲を演奏し、世界的に注目されるようになった。
彼が国外に初めて登場したのは1985年の東ヨーロッパであり、翌年には初の日本ツアーを行った。1988年12月には、カラヤン指揮/ベルリン・フィルのジルベスター・コンサートで演奏し、1990年ロンドンのBBCプロムスに初出演。同年、北アメリカでもデビューし、メータ指揮/ニューヨーク・フィルとの共演や、カーネギー・ホールの百周年シーズンの開幕を飾る見事なデビュー・リサイタルを行った。
また彼は、世界中から音楽賞や記念賞を与えられている。1986年の最高の演奏として(これが日本での最初の演奏だった)大阪、ザ・シンフォニーホールのクリスタル賞、1991年にはシエナのキジアーナ音楽アカデミーから年間最優秀音楽賞を受賞。1995年には「ミュージカル・アメリカ」の器楽賞を最年少で受賞した。1997年、ロシア文化への傑出した貢献に対して、名誉ある凱旋賞(Triumph Award)が与えられた。これは、ロシアで与えられる最高の文化的栄誉のひとつであり、ここでも彼は史上最年少の受賞者となった。その他にも、マンハッタン音楽大学から名誉音楽博士号、ロシアの音楽界における最高の栄誉の一つであるショスタコーヴィチ賞、英国王立音楽院の名誉会員資格、そして直近では、香港大学から名誉博士号(人文科学系)を授与されている。
キーシンの録音は無数の賞を受賞しており、世界最高の演奏家が録音した名曲集に大きく貢献している。2002年にエコー・クラシック賞(年間最優秀ソリスト賞)、2006年と2010年にはグラミー賞(最優秀器楽ソリスト賞)、その他にもオランダのエディソン・クラシック賞、フランスのディアパゾン・ドール賞、ヌーヴェル・アカデミー・デュ・ディスク賞グランプリなどを受賞している。
(2024年3月)