キリル・ゲルシュタインKirill Gerstein
- ピアノ
アーティスト・ニュース
- 2024/12/25 【掲載情報】MOSTLY CLASSIC 2025年2月号「2024年回顧 コンサート&オペラ Best10/CD&DVD Best5」
- 2024/9/18 【掲載情報】音楽の友10月号「特集Ⅱ 来日演奏家速報2025」
- 2024/7/3 豪華出演者が勢ぞろい!2024年 ヴェルビエ音楽祭
- 2024/6/25 【新譜情報】キリル・ゲルシュタイン「戦時下の音楽 ─ドビュッシー、コミタス」【輸入盤】(2024年6月19日発売)
- 2023/10/26 【掲載情報】チャイコフスキー3大協奏曲の響宴 — 130年目の命日に捧ぐ — (11月6日 サントリーホール)
- 2023/10/18 【特別インタビュー】キリル・ゲルシュタイン/「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番」1879年版(第2版)について語る
- 2023/10/10 【間近割引】チャイコフスキー3大協奏曲の響宴 — 130年目の命日に捧ぐ — <11/6>
- 2021/1/8 1月公演実施のお知らせ
- 2021/1/8 キリル・ゲルシュタイン ~ピアノ・リサイタルについて語る~
- 2021/1/7 【掲載情報】樫本大進&キリル・ゲルシュタイン デュオ・リサイタル (2021年1月)
プロフィールProfile
ピアニスト、キリル・ゲルシュタインのレガシーは、ロシア、アメリカ、そして中央ヨーロッパの伝統と、飽くなき好奇心を融合させた音楽作りにある。これらの資質とオーケストラ、指揮者、器楽奏者、歌手や作曲家たちと築き上げた関係性が新旧両方の音楽のレパートリーへの探求を可能としている。バッハからアデスまで、ゲルシュタインの演奏は明快な表現、優れた洞察力と知性、巧みな技術、そしてエネルギッシュで想像力豊かな音楽性と存在感が、彼をトップの演奏家たらしめている。
ロシアのヴォロネジ生まれ。14歳で渡米し、史上最年少でバークリー音楽大学の学生となる。その後ドミトリー・バシキーロフとフェレンツ・ラドシュらに師事。第10回アルトゥール・ルービンシュタイン・コンクール優勝、2002年にはギルモア・ヤング・アーティスト・アワードを受賞。2010年には、エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントとギルモア・アーティスト・アワードの両方を受賞し、その賞金をもとに、ティモ・アンドレス、チック・コリア、アレクサンダー・ゲール、オリヴァー・ナッセン、ブラッド・メルドーらに新曲の委嘱もしている。これまでにべルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ボストン響、ニューヨーク・フィル、ロンドン交響楽団等、数々の著名な交響楽団と共演。ウィーンのコンツェルトハウスをはじめ、ウィーン楽友協会、ロンドンのウィグモア・ホール、ストックホルム・コンサートホールなど世界各地の権威あるホールでリサイタルを行っている。
丁寧にキュレーションされたキリル・ゲルシュタインのミリオス・クラシックスの最近の録音プロジェクトには、ボストン交響楽団とサカリ・オラモとの録音によるブゾーニの記念碑的なピアノ協奏曲や、ストーム・ラージと、ゲルシュタインの以前のメンターであるゲイリー・バートンが特別に参加した「ザ・ガーシュウィン・モーメント」、ニューヨーカー誌に2016年の注目盤に選出されたリストの「超絶技巧練習曲集」、そして「チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番」(1879年版)などがある。
また、音楽家にとって教育に携わることは不可欠と考え、2007年から2017年の間、シュトゥットガルト音楽大学でピアノ・クラスを指導した。2018年10月には、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でピアノの教授に就任。さらに、クロンベルク・アカデミーの新設の「サー・アンドラーシュ・シフ・パフォーマンス・プログラム・フォー・ヤング・アーティスツ」でも後進の指導にあたっている。