プロフィールProfile

キャリアを始めたころより、世界の最も重要な舞台で歌っている。
モーツァルト《魔笛》夜の女王、パミーナやR.シュトラウス《アラベラ》フィアカーミリ役、《ナクソス島のアリアドネ》ツェルビネッタ、《ばらの騎士》ゾフィー役などに出演。また、そのキャリアを通じて、ウィーン国立歌劇場、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、バルセロナのリセウ大劇場、ロンドンのロイヤル・オペラハウス、パリ国立歌劇場(パリ・オペラ座)などに定期的に出演。
フランス・オペラも得意とし、オフィーリア、ミンカ、ラクメ、オランピア、ジュリエットにマノンなどを演じて来た。また、《夢遊病の女》、《ランメルモールのルチア》などのベル・カントのレパートリーもではゲルギエフの指揮で録音も行っている。また、《連隊の娘》のマリー役ではロラン・ペリーによる演出で、コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラハウス、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、そしてパリ国立歌劇場に出演。
《椿姫(ラ・トラヴィアータ)》を東京、エクサンプロヴァンス音楽祭、ウィーン国立歌劇場、そしてメトロポリタン歌劇場で歌い、いずれも大成功を収めている。

指揮者のエマニュエル・アイムと出会って以来ヘンデルにも取り組むようになり、パリ国立歌劇場での《ジューリオ・チェーザレ》にクレオパトラ役で出演。

ミシェル・ルグランとのコラボレーションでは、ヨーロッパや南米でツアーを行っただけでなく2作のCDを発売。リサイタルでデュオを組んでいるフィリップ・カサールとは2012年以来、ニューヨークのカーネギー・ホール、ロンドンのバービカン、東京のサントリーホール、ウィーンの楽友協会、モスクワのチャイコフスキーホールなど、約60回のコンサートを行っている。カサールとは「ドビュッシー歌曲集~月の光」(エラート)なお3つのCDをリリースした。

ナタリー・デセイは、ウィーン国立歌劇場より“宮廷歌手”の称号を授与されている。

近年、演劇にも出演しており、トゥールのオランピア劇場におけるハワード・ベイカーのモノローグ、「Und」でデビューを飾り大好評を博した。2018年7月にはアヴィニョン演劇祭に登場、また、モンパルナス劇場でシュテファン・ツヴァイク作品の「La Légende d’une vie(ある人生の伝説)」に出演した。

ディスコグラフィDiscography

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