レイ・チェンRAY CHEN
- ヴァイオリン
アーティスト・ニュース
- 2024/9/4 【新譜情報】レイ・チェン「Player 1」直輸入盤(2024年10月19日発売)
- 2023/3/6 3月8日(水)19:30~ レイ・チェン NHK-FM「ベストオブクラシック」
- 2022/12/16 【掲載情報】レイ・チェン ヴァイオリン・リサイタル 2022 (11月30日 東京オペラシティ コンサートホール)
- 2022/11/24 レイ・チェン来日記者懇親会レポート~2022年11月21日 在日オーストラリア大使館にて
- 2022/11/18 「レイ・チェンに聞く」 Vol.2 ヴァイオリニスト レイ・チェン
- 2022/11/17 「レイ・チェンに聞く」 Vol.1 レイ・チェンと日本
- 2022/1/11 レイ・チェンがヴァイオリン演奏を担当した映画『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』が公開中!
- 2020/4/14 ジャパン・アーツぴあ、WEBジャパン・アーツぴあでの購入チケットの払戻期間の延長のお知らせ
- 2020/3/12 【2020年来日公演情報】レイ・チェン(ヴァイオリン)
- 2020/1/23 レイ・チェン 「ヴァイオリン・リサイタル2020」公演に向けての動画メッセージ
プロフィールProfile
レイ・チェンは、21世紀のクラシック音楽家の定義を変えるヴァイオリニストである。クラシック・ファンに影響力のあるメディアに登場し、過去に例がないほど大勢のオンライン・フォロワーを持つ。その素晴らしい音楽性は、何百万人もの人々とネットで繋がることにより、あるいは、世界の名門オーケストラと共演し、世界各地のコンサート・ホールへ出演することにより、世界中の聴衆へと届けられている。
ユーディ・メニューイン国際コンクール(2008年)とエリザベート王妃国際コンクール(2009年)での優勝をきっかけに、注目を浴び始めたレイ・チェンは、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、および出身国オーストラリアで、演奏会とレコーディングの両分野に渡りキャリアを築いている。2017年にデッカ・クラシックスと専属契約を結び、直近では、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との共演により、3枚のアルバムをソニーからリリースした。いずれも批評家から賞賛されたが、このうちの1枚目「ヴィルトゥオーゾ」は、エコー・クラシック賞を受賞した。
ストラッド誌とグラモフォン誌で「注目すべきアーティスト」として紹介され、その後も様々な分野で活躍している。フォーブス誌では「最も影響力のある30歳未満のアジア人30人」に選ばれ、アマゾンの配信する動画シリーズ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」にはゲストとして出演した。また、ジョルジオ・アルマーニとは、複数年におよぶパートナーシップの下に活動を共にした。(アルマーニは、レイ・チェンがクリストフ・エッシェンバッハとの共演でリリースした、モーツァルト・アルバムのカバーをデザインした。)さらに、フランスのパリ祭(80万人の聴衆の前で演奏)、ストックホルムのノーベル賞記念コンサート(ヨーロッパ全土でテレビ放送)、BBCプロムスといった、主要なイベントにも出演している。
これまでに、オーケストラでは、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ナショナル交響楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、南西ドイツ放送交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、サンフランシスコ交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、ベルリン放送交響楽団、バイエルン放送室内管弦楽団と共演している。また、リッカルド・シャイー、ウラディーミル・ユロフスキ、サカリ・オラモ、マンフレート・ホーネック、ダニエレ・ガッティ、キリル・ペトレンコ、クシシュトフ・ウルバンスキ、ユライ・ヴァルチュハなどの指揮者と共演している。
近年、レイ・チェンは、世界中のミュージシャンや学習者が一緒に練習する意欲を高めることを目的とした独立系スタートアップ、「Tonic」を共同設立した。この革新的なアプリは新しいにもかかわらず、非常に熱心で協力的なコミュニティを形成しており、現在iOSとAndroidでダウンロード可能だ。レイ・チェンのソーシャル・メディアにおける存在感は、現代テクノロジーの新たな機会を活用した、アーティストと聴衆との交流の先駆けとなっている。レイ・チェンの出演や、音楽また音楽家との交流は、現代的で親しみやすい方法で、新しい大衆に即座に広まっている。現在はSONYエレクトロニクスのアンバサダーであり、また「リーグ・オブ・レジェンド」で有名なeスポーツの大手企業ライアットゲームズの音楽コンサルタントでもあり、ヴォーグ誌にも取り上げられている。楽器メーカーGEWA社のために自らデザインしたヴァイオリン・ケースを発表し、トマスティック・インフェルトの弦を誇らしげに弾いている。音楽教育に対しても非常に献身的で、音楽とコメディーを組み合わせたビデオ・シリーズを自ら作製し、自身よりさらに若い世代である、音楽を志す学生たちの教育に役立てている。彼の出演する演奏会は、オンラインで宣伝広告を行うことにより、毎回決まったように完売し、演奏会場に全く新しい客層を呼び込んでいる。
台湾に生まれ、オーストラリアで育ったレイ・チェンは、15歳の時にカーティス音楽院への入学を許された。同音楽院ではアーロン・ロザンドに師事し、さらに、国際ヤング・コンサート・アーティスツサポートを受けた。使用楽器は、日本音楽財団から貸与されている、1714年製ストラディヴァリウス「ドルフィン」である。これは、かの有名なヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)が一時期、所有していたヴァイオリンである。