チケット詳細Ticket Information
発売中!!
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
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ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
【その他プレイガイド】
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
チケットぴあ(Pコード:166-552) 0570-02-9999 pia.jp/t
イープラス eplus.jp
ローソンチケット(Lコード:32637) 0570-000-407
【特別割引チケット (ジャパン・アーツぴあコールセンターのみで受付/事前に電話予約が必要です)】
◎学生席(各ランクの半額/限定)
*残券がある場合、8/1(水)10:00よりジャパン・アーツぴあコールセンターにて受付をいたします。
*社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口にて学生証を拝見いたします。
(学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴する場合がございます。)
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員で学生の方も、学生席は一般価格の半額です。
◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席を会員料金でお求めいただけます。
◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
特別割引
- ◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席が会員料金でお求めいただけます。
- ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
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- ローソンチケット0570-000-407[Lコード●●●]
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- 紀尾井ホールチケットセンター https://kioihall.jp/tickets 03-3237-0061
- 東京オペラシティチケットセンター https://www.operacity.jp/concert/ticket/ 03-5353-9999
- 横浜みなとみらいホールチケットセンター http://minatomirai.pia.jp/ 045-682-2000
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第6番「デュルニツ」二長調K.284
Mozart: Piano Sonata No.6 in D Major ‘Dürnitz’ K.284
ラヴェル:夜のガスパール「水の精」 「絞首台」 「スカルボ」
Ravel: Gaspard de la nuit ‘Ondine’ ‘Le gibet’ ‘Scarbo’
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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調「告別」Op.81a
Beethoven: Piano Sonata No.26 in E flat Major ‘Lebewohl’ Op.81a
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調「葬送」Op.35
Chopin: Piano Sonata No.2 in B flat minor Op.35
公演によせてMessage
現代が求めるピアニスト、エル=バシャ
野平多美(作曲家・音楽評論家)
ベイルート生れのアブデル・ラーマン・エル=バシャは、唯一無二のピアニストである。良い意味で実に個性的であり、かつ理知的。エル=バシャの手にかかると、楽曲の構成が遠くまで見渡せるようになる。それは、フランスの理論的なアプローチの方法論を吸収して、アラブの演奏家特有の粘り強さで楽曲を解読するからであろう。またタッチは強靭であり、それだから弱音の繊細なニュアンスが表現できる。
今回の来日プログラムの中では、きっと今まで聴いたこともない新しい“ラヴェルの形”に、まず耳を傾けてほしい。丁寧にラヴェルが書き残したアーティキュレーションを、独特の解釈で具現化しているのが聴きものである。とにかく、これほど計算され尽くした明確なヴィジョンで演奏する演奏家は、ほかに類をみない。
ベートーヴェンも、その時代に即した解釈でまことに興味深いエル=バシャの「告別」に期待が高まる。モーツァルトとショパンと3つの時代を代表する「ソナタ」が聴けるのも嬉しいではないか。
“演奏”は、その奏者の自由な発想によるものである。しかし楽曲のバックボーンが明確でなければ、その演奏は空虚なものだ。想像力は、演奏に不可欠である。しかし知識という土台がなければ、想像力もただのひとりよがりと化す。また、情報が溢れる現代社会においてクラシック音楽を楽しむには、豊かな人間性と確固たる音楽の表現力を擁する演奏家に巡り会いたいもの。
だから、エル=バシャを聴いて欲しい。彼こそ、このすべてを持ち合わせ、いわば現代が求めるピアニストなのである。
全国公演日程National performance
プロフィールProfile
アブデル・ラーマン・エル=バシャ Abdel Rahman El Bacha (ピアノ, Piano)
1958年10月23日音楽家の両親のもとベイルート(レバノン)に生まれる。叔父は有名な画家。1967年にツヴァルト・サルキシアン(Zvart Sarkissian)にピアノを師事。10歳でクラウディオ・アラウに将来を嘱望される。1974年フランス、ソ連、イギリスの各国政府より奨学金の申し出を受け、パリ音楽院に入学。ピエール・サンカンの作曲科にも学び、ピアノ、室内楽、和声法、対位法の4科で首席をとった。 1978年6月、19歳の時ベルギーのエリーザベト王妃国際コンクールにおいて審査員全員一致による優勝、併せて聴衆賞を受賞し、一躍世界の注目を浴びる。しかし、すぐに演奏活動には着手せず、数年間さらなる研鑽を積み重ね、レパートリーを増やすことに没頭した。 その後、ザルツブルク・モーツァルテウムやパリ・シャンゼリゼ劇場でのリサイタル、ヨーロッパ各地、ロシア、日本(初来日は1980年N響との共演)、米国などに演奏旅行を行なっている。これまでにエリアフ・インバル、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、エマニュエル・クリヴィヌ、ジャン・フルネ、クルト・マズアなどの指揮者のもとベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管、ロイヤル・フィル、パリ管、NHK交響楽団、スイス・ロマンド管などと共演。 レパートリーは幅広く、約60のピアノ協奏曲のほか、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンからラヴェル、ウェーベルンまで網羅。1983年にフォルラーヌ・レーベルで録音したプロコフィエフの初期作品はシャルル・クロ・アカデミー大賞を獲得。授賞式ではプロコフィエフ未亡人から賞を手渡された。同レーベルではベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲他を録音。ショパンの歌曲集の録音は、ディスク・リリック・アカデミーよりジェラルド・ムーア賞(最優秀伴奏者賞)を授与された。 ショパンのピアノ曲は作曲年代順に全曲録音しており、2002年3月にはナントで、6日間で16回の連続リサイタルとしてショパンの独奏曲すべてを暗譜で演奏。この企画は大変好評で、その後いくつかの音楽祭でも行われた。2004年9月には、ブリュッセルで大野和士指揮ベルギー・モネ歌劇場管弦楽団との共演によるプロコフィエフのピアノ協奏曲を全曲録音。 1998年フランス政府より芸術・文芸シュヴァリエ賞、2002年にはレバノン大統領より功労賞の最高位メダルを授与されている。 エリーザベト王妃やジュネーヴ国際音楽コンクールの審査員を務めるほか、2004年エリーザベト王妃音楽院ピアノ科教授に就任。 優れたテクニックに支えられた威厳に満ち、明快でしかも静穏な演奏は各地で絶賛を博している。パリ在住。レバノンとフランスの両方の国籍をもっている。
主催・協賛
[主催] ジャパン・アーツ
[後援] レバノン大使館