―甦る“誇り高き響き”―
ビエロフラーヴェク指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
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チケット詳細Ticket Information
① 4月13日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員
② 4月14日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 4月15日(月) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 4月21日(日) 10:00a.m.~発売 一般
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
サントリーホール:チケット購入はこちら
ミューザ川崎シンフォニーホール:チケット購入はこちら
… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可
【その他プレイガイド】
≪共通≫
チケットぴあ pia.jp/t 0570-02-9999 [Pコードサントリー:196-985/ミューザ:196-986]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード37469〕
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
≪東京公演のみ≫
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017
≪川崎公演のみ≫
ミューザ川崎シンフォニーホール 044-520-0200
神奈川芸術協会 045-453-5080
【特別割引チケット (ジャパン・アーツぴあコールセンターのみで受付/事前に電話予約が必要です)】
◎学生席(各ランクの半額/限定)
*残券がある場合、8/1(木)10:00よりジャパン・アーツぴあコールセンターにて受付をいたします。
*社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口にて学生証を拝見いたします。
(学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴する場合がございます。)
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員で学生の方も、学生席は一般価格の半額です。
◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席、A席を会員料金でお求めいただけます。
◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
特別割引
- ◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席が会員料金でお求めいただけます。
- ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
- チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999
[Pコード●●●-●●●] - イープラスeplus.jp
- ローソンチケット0570-000-407[Lコード●●●]
- 東京文化会館チケットサービス https://www.t-bunka.jp/tickets/ 03-5685-0650
- サントリーホールチケットセンター https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/purchase/ 0570-55-0017
- 紀尾井ホールチケットセンター https://kioihall.jp/tickets 03-3237-0061
- 東京オペラシティチケットセンター https://www.operacity.jp/concert/ticket/ 03-5353-9999
- 横浜みなとみらいホールチケットセンター http://minatomirai.pia.jp/ 045-682-2000
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
2013年10月30日(水)19:00開演 サントリーホール
チェロ:ナレク・アフナジャリャン Narek Hakhnazaryan, Cello
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
ナレク・アフナジャリャン Narek Hakhnazaryan (チェロ/Cello)
Dvořák:Cello Concerto in B minor, Op.104
Narek Hakhnazaryan, Cello
—————————-
ブラームス:交響曲第1番
Brahms:Symphony No.1 in C minor, Op.68
2013年10月31日(木)19:00開演 サントリーホール
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト Isabelle Faust, Violin
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
Glinka: ‘Ruslan and Lyudmila’ Overture
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
イザベル・ファウスト Isabelle Faust (ヴァイオリン/Violin)
Beethoven:Violin Concerto in D major, op.61
Isabelle Faust, Violin
—————————-
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
Tchaikovsky:Symphony No.6 in B minor, “Pathétique”op.74
復興のミューザに捧ぐ
本来日公演唯一の「新世界より」
2013年11月3日(日・祝)19:00開演 ミューザ川崎シンフォニーホール
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
Glinka:“Ruslan and Lyudmila”Overture
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ピアノ:河村尚子 Hisako Kawamura, Piano
Rachmaninov:Piano Concerto No.2 in C minor, op.18
Hisako Kawamura, Piano
—————————-
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
Dvořák:Symphony No. 9 in E minor, ‘From the New World’ op. 95
公演によせてMessage
ついにビエロフラーヴェクの時代が到来
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団がついにビエロフラーヴェクを首席指揮者に迎えて、来日公演を行うと聞いて、深い感慨にも似た想いを抱いてしまうのは決して筆者だけではないであろう。というのは、ビエロフラーヴェクは既に1990年に、一度、このチェコの至宝とたたえられる名門オーケストラの首席指揮者に迎えられていたからである。だが当時はまだまだビロード革命直後の混乱期であったし、価値観も混在していた。しかし、それだからこそ、ビエロフラーヴェクへの期待は大きかったし、ビエロフラーヴェク自身もまさに再建に心血を注いだのである。
だがそうした上昇気流の渦中というべきか、新しい流れを作り出そうとビエロフラーヴェクが奔走している最中に、チェコ・フィルは次期の音楽監督にはドイツ人のアルブレヒトを選出した。その背景には、当時の経済的な混乱を国外からの指揮者を迎えることでなんとか脱却したいという切実なる想いもあったのかもしれないが、この変節にもっとも驚いたのがビエロフラーヴェク自身であった。即座に辞任して、新たにプラハ・フィルハーモニアを設立、変わることなくチェコの音楽文化の発展に奔走したのである。 こうした流れの中、1996年、チェコ・フィルは創立百周年という記念の年を迎えた。1896年1月4日にドヴォルザーク自らが指揮台に立ち、チェコ・フィルは誕生したのだが、その百年後の記念コンサートにおいては既にノイマンは他界していたし、クーベリックは健康がすぐれず姿を見せることもできなかった。そこで着任したばかりのアルブレヒトが指揮、前半をビェロフラーヴェクが指揮する事態となった。筆者はその場に居合わせたが、あの祝典をチェコの音楽ファンは一体どのような気持ちで見つめていたのかと思うと複雑である。 その後、チェコ・フィルはアシュケナージ、マーカル、そしてインバルと首席指揮者を代えてきた。ほぼこの20年間に、5人もの指揮者を擁してきたことになる。この間、ビエロフラーヴェクはBBC交響楽団の首席指揮者となり、プロムスやレコーディングなど実に多彩な側面で魅力あふれる演奏を聴かせて、現代屈指のマェストロであることを世界に確認させてきた。 そんなビエロフラーヴェクが再び、チェコ・フィルの首席指揮者に返り咲いたのである。ビエロフラーヴェクは今年67才である。文字通り円熟期にあるチェコの名指揮者のもとでチェコ・フィルがどのような演奏を聴かせてくれるのか期待は尽きない。かつてのターリヒ、アンチェル、そしてノイマン時代に聴かせてくれた、あの温かく、初めて聴いても、なぜか懐かしくなるような伝統と国民性を反映させた演奏になるのか、それとも現代を意識させる張りと緊迫感あふれるドラマティックなものになるのか、興味津々である。
もちろん、三人のソリスト、ヴァイオリンの新リーダー的存在といえるファウスト、チェロの大型新人アフナジャリャン、そしてピアノ界に新しい流れを作り出す河村尚子への期待も限りなく大きい。チェコからの新しい感動体験の予感である。
諸石 幸夫(音楽評論家)
全国公演日程National performance
- 日時
- 2013/10/27(日)
- 会場
- 京都コンサートホール ◆
- お問い合わせ先
同左 075-711-3231
- 日時
- 2013/10/30(水)
- 会場
- サントリーホール ◆
- お問い合わせ先
ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
- 日時
- 2013/10/31(木)
- 会場
- サントリーホール ★
- お問い合わせ先
ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
- 日時
- 2013/11/2(土)
- 会場
- メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場) ★
- お問い合わせ先
メディキット県民文化センター内チケットセンター0985-28-3208
- 日時
- 2013/11/3(日)
- 会場
- ミューザ川崎シンフォニーホール ●
- お問い合わせ先
ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
- 日時
- 2013/11/4(月)
- 会場
- 愛知県芸術劇場コンサートホール ◎
- お問い合わせ先
中京テレビ事業 052-957-3333
◆…ナレク・アフナジャリャン (※25日はリサイタル)
★…イザベル・ファウスト
●…河村尚子
◎…ヨーゼフ・シュパチェック
プロフィールProfile
イルジー・ビエロフラーヴェク Jiří Bělohlávek(首席指揮者/Chief Conductor)
プラハ生まれ。プラハ音楽院に学ぶ。
セルジュ・チェリビダッケのアシスタントを務めた後、1973年チェコ・フィルを指揮。また、1972年から1978年までブルノ国立フィルの指揮者を務め、その後プラハ交響楽団の首席指揮者、その後チェコ・フィルの常任指揮者を歴任。1990年チェコ・フィルの首席指揮者に任命される。1994年にプラハ・フィルハーモニアを創立し音楽監督となり、2005年に桂冠指揮者となる。1995年にはBBC交響楽団の客演指揮者となり、2006年に同響の首席指揮者に任命された。
これまでにベルリン・フィル、ボストン響、クリーブランド管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ニューヨーク・フィル、フィラデルフィア管、シュターツカペレ・ドレスデン等世界の主要なオーケストラを指揮している。
2012年からチェコ・フィルの首席指揮者に復帰。
ナレク・アフナジャリャン Narek Hakhnazaryan (チェロ/Cello)≪10/30出演≫
1988年アルメニア生まれ。モスクワ音楽院に学び、第14回チャイコフスキー国際コンクール(2011年、第1位及び2つの特別賞)、ハチャトゥリアン国際コンクール(2007年、第1位)を含む主要なコンクールに優勝・入賞し、国際的な名声を獲得し、欧米の主要国で公演を行う。現在はニューイングランド音楽院(ボストン)のディプロマ・プログラムでローレンス・レッサー及び、モスクワ音楽院ではアレクセイ・セレズニョフに師事。2011-12年のシーズンにゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団及びマリインスキー歌劇場管弦楽団、ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団等と共演するなど活躍の場を広げている。
イザベル・ファウスト Isabelle Faust (ヴァイオリン/Violin)≪10/31出演≫
1993年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールに優勝し、一躍世界的に注目される。1997年、バルトークのソナタのデビュー録音で、グラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞する。
これまでに、ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、バイエルン放響、パリ管、ミュンヘン・フィル、ベルリン放響、シュトゥットガルト放響、ケルン放響、マーラー室内管、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンなどと共演。また、アバド、ヤンソンス、ハーディング、デュトワ、メニューイン、ギーレン、ベルティーニ、ヤノフスキ、ビエロフラーヴェクなどの一流指揮者と共演している。
ハルモニア・ムンディから多数CDをリリースしており、「バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集」は、2010年ディアパソン・ドール賞に輝く。2011年2月には「ブラームス:ヴァイオリン協奏曲」(ハーディング指揮マーラー室内管)をリリースした。
使用楽器は、ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」(1704年製)。
河村尚子 Hisako Kawamura (ピアノ/Piano)≪11/3出演≫
ミュンヘン国際コンクール第2位、クララ・ハスキル国際コンクール優勝し、一躍世界の注目を浴びる。ドイツを拠点に国際的な活動を広げる。2011年ヤノフスキ指揮ベルリン放送交響楽団や2012年プレトニョフ指揮ロシアナショナル管弦楽団の日本ツアーで共演、また2012年のノリントン指揮NHK交響楽団の定期演奏会などへ出演し絶賛を博す。2013年10月には名門チェコ・フィルとの日本ツアーに先駆けて、本拠地プラハ公演を控えている。これまでに新日鉄音楽賞、出光音楽賞、日本ショパン協会賞、井植文化賞受賞、文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。CDは、RCA Red Seal他多数リリース。ハノーファー国立音楽芸術大学ソリスト課程卒業、現在ドイツ・エッセンのフォルクヴァング芸術大学にて非常勤講師を務める。オフィシャルHP http://www.hisakokawamura.com
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 Czech Philharmonic Orchestra
音楽大国チェコが世界に誇るオーケストラ。1896年創立。
そのデビュー公演はドヴォルザークが指揮。
1908年マーラーの交響曲第7番を作曲者自身の指揮により初演。
その後歴代のチェコ人の名指揮者たち―ターリヒ、クーベリック、アンチェル、ノイマン―の薫陶によって、チェコ・フィルはその名を世界に確たるものとした。1990年、ビエロフラーヴェクが首席指揮者に就任。続いてそのポストはアルブレヒト、アシュケナージ、マーカル、インバルに引き継がれ、2012年にビエロフラーヴェクが首席指揮者に復帰し新たなる黄金時代を迎えようとしている。
主催・協賛
主催:ジャパン・アーツ
共催:ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)[川崎公演]
協賛:富士通株式会社
協力:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル/キングインターナショナル