究極のドビュッシー
クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル
- ピアノ
- 日時
- 2012年12月11日(火) 19:00
ピックアップ
曲目変更および全曲目決定のお知らせ(10/18現在)
下記、曲目欄でご確認ください。
関連ニュース
- 2024/11/20 【掲載情報】「MOSTLY CLASSIC」2025年1月号 特集「世代別 今を奏でるピアニストを聴く」
- 2024/9/18 【掲載情報】音楽の友10月号「特集Ⅱ 来日演奏家速報2025」
- 2024/8/26 【掲載情報】「音楽の友」2024年9月号「特集 あなたが選ぶクラシック・ベストテン 2024」
- 2024/3/19 【掲載情報】クリスチャン・ツィメルマン (2024年2月・3月)
- 2023/11/30 【掲載情報】クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル (12月2日 横浜みなとみらいホール/12月4日・13日 サントリーホール)
- 2023/11/21 クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル 曲目解説をご覧いただけます!
- 2023/11/13 【マエストロメッセージ】クリスチャン・ツィメルマンから見る、チェリスト岡本侑也
- 2023/11/6 クリスチャン・ツィメルマン 11月4日柏崎で日本公演スタート!
- 2023/10/31 ピアニスト百華繚乱2023-2024
- 2023/10/6 【海外公演レポート】ニュルンベルクのクリスチャン・ツィメルマン
チケット詳細Ticket Information
発売中!!
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
12月4日 サントリーホール
チケット購入はこちら
12月11日 オペラシティ
チケット購入はこちら
ジャパン・アーツぴあコールセンター(03)5774-3040 (12/4、11のみ)
【その他プレイガイド】
≪共通≫
チケットぴあ 0570-02-9999 pia.jp/t
[Pコード]12/4:173-694、12/9:169-837、12/11:173-695、12/12:168-421
イープラス eplus.jp/
ローソンチケット 0570-000-407
[Lコード]12/4:35716、12/9:35758、12/11:35716、12/12:33569
≪東京≫
東京文化会館チケットサービス(12/4,11,12) 03-5685-0650
≪各公演≫
東京オペラシティチケットセンター(12/11) 03-5353-9999
サントリーホールチケットセンター(12/4) 0570-55-0017
横浜みなとみらいホールチケットセンター(12/9) 045-682-2000
【12/4、11の特別割引チケット (ジャパン・アーツぴあコールセンターのみで受付/事前に電話予約が必要です)】
◎学生席(各ランクの半額/限定)
*残券がある場合、9/5(水)10:00よりジャパン・アーツぴあコールセンターにて受付をいたします。
*社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口にて学生証を拝見いたします。
(学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴する場合がございます。)
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員で学生の方も、学生席は一般価格の半額です。
◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席を会員料金でお求めいただけます。
◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
特別割引
- ◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席が会員料金でお求めいただけます。
- ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
- チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999
[Pコード●●●-●●●] - イープラスeplus.jp
- ローソンチケット0570-000-407[Lコード●●●]
- 東京文化会館チケットサービス https://www.t-bunka.jp/tickets/ 03-5685-0650
- サントリーホールチケットセンター https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/purchase/ 0570-55-0017
- 紀尾井ホールチケットセンター https://kioihall.jp/tickets 03-3237-0061
- 東京オペラシティチケットセンター https://www.operacity.jp/concert/ticket/ 03-5353-9999
- 横浜みなとみらいホールチケットセンター http://minatomirai.pia.jp/ 045-682-2000
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
当初、ツィメルマン氏は今年生誕150周年を迎えるクロード・ドビュッシーの作品のみでプログラムを構成すべく準備を進め、ドビュッシー:12のエチュードを中心にオール・ドビュッシー・プログラムにする予定としておりました。しかし、この間に熟慮を重ねた結果、前半をドビュッシーに、そして後半を母国ポーランドの歴史的な作曲家シマノフスキの作品とブラームスまたはショパンの作品という2種類とするものとなりました。
このプログラムは構成としても素晴らしく、既にベルリンをはじめヨーロッパ各地で演奏し、絶賛されております。
今回は大幅な曲目変更となりますが、どうぞツィメルマン氏の熟慮の結果をご理解いただきご了承くださいますようお願い申し上げます。
株式会社 ジャパン・アーツ
12月4日(火)19:00 サントリーホール
12月11日(火)19:00 東京オペラシティコンサートホール
ドビュッシー:版画
1.パゴダ 2.グラナダの夕べ 3.雨の庭
Debussy: Estampes: 1. Pagodes 2. La soirée dans Grenade 3. Jardins sous la pluie
ドビュッシー:前奏曲集 第1集 より
2.帆 12.吟遊詩人 6.雪の上の足跡 8.亜麻色の髪の乙女
10.沈める寺 7.西風の見たもの
Debussy: Préludes 1 (Selection)
2. Voiles 12. Minstrels 6. Des pas sur la neige
8. La fille aux cheveux de lin 10. La cathédrale engloutie
7. Ce qu’a vu le vent d’ouest
– – – – – – – – – – – – – – – – – –
シマノフスキ:3 つの前奏曲(「9つの前奏曲 作品1」より)
Szymanowski: 3 Preludes from op.1
ブラームス:ピアノ・ソナタ 第2番 嬰へ短調 作品 2 (12/4のみ)※プログラム(A)
Brahms: Piano Sonata No.2 F sharp minor Op.2 (4 December only)
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 作品58 (12/11のみ)※プログラム(B)
Chopin: Sonata No. 3 in B minor op.58 (11 December only)
公演によせてMessage
透明な光彩と淡麗な陰翳の間で
-クリスチャン・ツィメルマンのドビュッシー
青澤 隆明
クリスチャン・ツィメルマンの弾くドビュッシーと言えば、20年くらい時を遡ることになるのだろうか。1991年の5月から6月に『前奏曲集』第1巻と第2巻をリサイタルで演奏し、8月にディスク・レコーディングしたのが水際立つ取り組みだった。その後も、1993年には『版画』を、95年には『映像』第1集をリサイタルの幕開けに置いている。
ツィメルマン独特の透徹した視座と澄明な構築は、ドビュッシーの音楽思考をクリアな造型にまとめ上げていた。フランス的な色彩美とはまた趣の異なる、清澄な微光や翳りのニュアンスを、水晶質の響きのうちに端正に息づかせる。端正といっていい折り目正しさと、冷静な距離をもって楽曲を正視する精緻な観察眼、そしてバランス感覚に冴えた統制力。自分自身に表現できることのすみすみまでを明晰に統御しようとするツィメルマンの硬質なアプローチは、清潔で簡明な演奏表現に結実していた。
しかし、それも20年の記憶に濾過された透明な印象にすぎないのだろう。しかし、その演奏の清新な輝きは、透き通った詩情を、若かった私の心に純度高く刻んでいる。この20年に起こったことは社会にも個人のレヴェルでも大きくあり、ツィメルマンほどの繊細な感性の持ち主にとっては、とても簡単に片づけられるようなものではないはずだ。『前奏曲集』の演奏当時は34歳の青年だったツィメルマンも、名実ともに新時代の巨匠としての意味を問う時期にきている。
作曲家の生誕から150周年、あるいは前奏曲集第2巻の完成から100周年。近年ルトスワフスキ、バツェヴィッチ、ショパンと、同郷の作曲家や初演のアニヴァーサリーを日本の聴衆とともに祝ってきたツィメルマンが、晩年の傑作『12の練習曲』を中心に、2012年の冬はドビュッシーに集中してオマージュを捧げる。ためしに数えてみたら、ツィメルマンもこの12月にはドビュッシーが亡くなったのと同じ年齢に達する。ピアノ音楽の最高峰の眺望のうちに、人間の成熟や演奏の深化という言葉が、いよいよ誠実に微笑みかけることを望みたい。!
全国公演日程National performance
- 日時
- 2012/12/4(火)
- 会場
- 東京 サントリーホール<A>
- お問い合わせ先
ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
12月11日(火)19:00 東京 東京オペラシティ コンサートホール<B> (問)ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
12月12日(水)19:00 すみだトリフォニーホール<B> (問)トリフォニーホールチケットセンター 03-5608-1212
プロフィールProfile
クリスチャン・ツィメルマン Krystian Zimerman (ピアノ / Piano)
ポーランドのサブジェに生まれる。1975年にはショパン国際ピアノコンクールに史上最年少の18歳で優勝して、一躍世界の音楽界に知られる存在となった。 室内楽では、ギドン・クレーメル、チョン・キョンファ、ユーディ・メニューインらと共演。またバーンスタイン、カラヤン、ブーレーズ、ジュリーニ、マゼール、小澤征爾、ムーティ、ラトルら多くの卓越した指揮者とも共演している。 CDはドイツ・グラモフォンの専属契約の下に数多くの権威ある賞を受賞している。 近年日本における活動では、ギドン・クレーメルとのデュオコンサート(2007年)や、チョン・ミョンフン指揮 東京フィルハーモニーとの共演(2008年11月)で、ツィメルマンに捧げられたピアノ協奏曲(ルトスワフスキ作曲)における名演奏が大きな話題となった。2009年5-6月には、シマノフスキ、バッハ、ベートーヴェンのプログラムによるリサイタルで注目を集め好評を博した。11月にはパーヴォ・ヤルヴィ指揮 シンシナティ交響楽団とガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」を共演, 2010年5月には「オール・ショパン・プログラム」リサイタルで日本ツアーを行い、10月にはハーゲン弦楽四重奏団と日本ツアーを行った。
主催・協賛
[主催] ジャパン・アーツ(12/4,11)/神奈川芸術協会(12/9)/すみだトリフォニーホール(12/12)
[後援] ポーランド大使館/スイス大使館
[協力] ユニバーサル ミュージック/横浜みなとみらいホール(12/9)