4人の指揮者による「ニュークラシックプロジェクト」受賞作品世界初演コンサート
New Classic by 4 Conductors
- オーケストラ
- 日時
- 2023年5月15日(月) 19:00
- 開場 / 終演予定
- 18:20 / 21:00
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- 2024/11/1 11月4日(月・休)~7日(木) 鈴木優人 NHK FM「古楽の楽しみ」
- 2024/10/31 11月3日(日・祝)16:00~ 原田慶太楼 NHK-FM「吹奏楽の響き」
チケット詳細Ticket Information
チケット発売情報
- ① 2月25日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
- ② 3月4日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
- WEB … インターネットで購入可
- TEL … ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
特別割引
- ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
- 東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
- チケットぴあ t.pia.jp [Pコード 236-899]
- イープラス eplus.jp
- ローソンチケット l-tike.com [Lコード 33122]
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
- 城代悠子:IKUSA / 指揮:原田慶太楼
- 山田竜雅:《祈り》〜⼥声と管弦楽のための〜 / 指揮:山田和樹 ソプラノ:安江陽奈子
- 4人の指揮者によるスペシャルトーク
- 松井琉成:交響詩《うつしがたり〈翠〉》 / 指揮:藤岡幸夫
- 萩森英明:東京夜想曲 / 指揮:鈴木優人
公演によせてMessage
4人の指揮者によるニュークラシックプロジェクト
藤岡幸夫,山田和樹,鈴木優人,原田慶太楼
クラシック音楽界をけん引する四人の指揮者が
自ら見出した22世紀に受け継がれる管弦楽作品
~受賞作品世界初演コンサート~
New Classic by 4 Conductors
作曲家達に新しい音楽を発表する場を作り、長く愛され続ける僕らの時代の曲を残したい。そんな思いから繰り返し演奏されることを目指す作品を募集したところ44もの応募をいただきました。今日聴いていただくのは、その中から我々四人が演奏したいと選んだ作品です。これらの作品は日本コロムビアがCD化、全音楽譜出版社が楽曲管理と楽譜出版、ユニバーサル・エディションのオンライン楽譜提供サービス“scodo”を通じた全世界でのスコア閲覧と販売、BSテレ東『エンター・ザ・ミュージック』(毎週土曜 朝8:30~)での放送、そして我々4人が積極的に紹介していくことで、その普及を後押しします。
城代悠子:《IKUSA》 指揮:原田慶太楼
[指揮者からのメッセージ ―― 原田慶太楼]
全ての作品に作曲家の個性がとても良く表現されていて、スコアを読むのがとても幸せでした。採点結果には僕が好きだった4曲全てが残り、その中から僕は城代悠子さんの《IKUSA》を振ることになりました。城代さんの作曲には幸せを運ぶハーモニーとメロディー、リズミック・エネルギーがあります。聴いている方に楽しさとワクワク感を感じさせてくれる魔法使い。この作品を世界中のオーケストラに演奏してもらいたい。世界初演がとても楽しみです。
[作曲者からのメッセージ ―― 城代悠子]
選んでいただけて大変光栄です。とても嬉しい気持ちとともに、作曲家としてさらに精進しなければと強く感じています。タイトルの《IKUSA》は「戦」のことで、人が戸惑いや葛藤を抱えながらも様々な困難と戦っていく様子を表現しました。ラヴェルなど近代クラシックの作曲家の響きを取り入れ、かつ現代のゲーム音楽などにも通じる、若い人にも親しみやすい曲として制作いたしました。
萩森英明:《東京夜想曲》 指揮:鈴木優人
[指揮者からのメッセージ ―― 鈴木優人]
萩森英明さんはすでに各方面でご活躍ですが、それでもなお今回の募集に合わせて新しいコンセプトで、まさに「東京らしい」音楽を書いて下さいました。今から初演が楽しみでなりません。そして東京シティ・フィルと愛知室内オーケストラの出会いが、これから日本で何度も演奏されていくであろう4つの音楽との新しい出会いを生み出すというのは、この《NEW CLASSIC》企画にふさわしい刺激的な交流になることでしょう。
[作曲者からのメッセージ ―― 萩森英明]
この度は作品をお選びいただき、大変光栄に思います。新しいオーケストラ作品を生み出していく、というこのプロジェクトの趣旨に大いに賛同、触発され、是非何か書かなくては、と衝き動かされました。私の生まれ育った街、東京の夜をテーマに、常に変化し続ける街を色彩豊かに描いています。新しい作品が集まるこのコンサートを、一人の観客としても大変楽しみにしております。
松井琉成:交響詩《うつしがたり〈翠〉》 指揮:藤岡幸夫
[指揮者からのメッセージ ―― 藤岡幸夫]
今回の企画では予想以上の44作品が集まりました。期待以上に優れた才能の作曲家がいらっしゃり嬉しかったです。その中で私たちは何度も再演される可能性のある作品を選びました。私が担当する松井琉成さんの交響詩《うつしがたり〈翠〉》はとても若々しく、華やかなオーケストレーションと豊かな旋律で不思議な世界が目に浮かぶような魅力的な作品です。また松井さんには今後新たに更なる大作の期待も持てるのでっても楽しみです!
[作曲者からのメッセージ ―― 松井琉成]
このような新しいプロジェクトに入賞することができて大変光栄です。植物が歩いたり物がしゃべったりする不思議な別世界にたどり着いてしまった⻘年。鏡を通して眺められる現実世界の悲惨さから目を背けて穏やかな生活を満喫する青年でしたが、その別世界もやがて暗黒に支配されそうになり….。そんな物語の各シーンを聴いた人に思い浮かべてもらえるよう作曲しました。
山田竜雅:《祈り》〜⼥声と管弦楽のための〜 指揮:山田和樹 ソプラノ:安江陽奈子
[指揮者からのメッセージ ―― 山田和樹]
山田竜雅さんの作品は現代音楽の要素を多分に含みながらもスコアが大変に美しく、審査段階でページをめくりながら感じた『この作品を指揮できれば・・』という想いが実現しとても嬉しく思います。再演に恵まれる作品に共通しているのは、やはりスコアの美しさだと思います。この作品は女声ソリストを必要とするという点でも特別ですし、二楽団の合同演奏という意味でも一層気が引き締まります。初演を迎えるのが今からとても楽しみです。
[作曲者からのメッセージ ―― 山田竜雅]
拙作を受賞作品に選出していただきましたことを大変嬉しく感じると共に、未だに信じられない気持ちでいます。指揮者のみなさま、そして当プロジェクトの関係者の方々に、この場を借りて心より感謝 申し上げます。 曲は2部構成となっています。「音楽とは何か」を自分自身に問いかけて、見つけた答えを表現しました。その答えに、誰かひとりでも共感していただけましたら幸いです。
アーティストサポート【ニュークラシック プロジェクト】のご案内
本公演を支えてくださる方々を広く募集いたします。下記のリンクから詳細をご覧ください。公演が開催されるまでを、一緒に愉しみ、応援し、見届けてくださるアーティストサポート活動に興味をお持ちいただけましたら幸いです。公演に関連するオンラインサロンなどのイベントの詳細は後日発表いたします。
⇒ アーティストサポートの詳細はこちらから
プロフィールProfile
藤岡幸夫 Sachio Fujioka (指揮, Conductor)
英国王立ノーザン音大指揮科卒業。最も才能あるEU加盟国の若手指揮者に贈られる「サー・チャールズ・グローヴス記念奨学賞」を特例で受賞。1994年「プロムス」にBBCフィルを指揮してデビュー以降、多くの海外オーケストラに客演。首席指揮者を務める関西フィルとは2023年が24年目のシーズン、2019年から東京シティ・フィル首席客演指揮者も務める。放送出演も多く、番組立ち上げに参画し指揮・司会として関西フィルと共に出演中のBSテレ東『エンター・ザ・ミュージック』(毎週土曜朝8:30)は2022年10月で9年目に突入、放送450回を越える人気番組。2002年渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。
- オフィシャルウェブサイト
- http://www.fujioka-sachio.com/
山田和樹 Kazuki Yamada (指揮, Conductor)
第51回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ほどなくBBC交響楽団を指揮してヨーロッパ・デビュー。パリ管、ドレスデン国立歌劇場管、チェコ・フィル、フィルハーモニア管、ベルリン放送響、サンタ・チェチーリア管、ワシントン・ナショナル管など、世界の主要オーケストラに客演を重ねている。2012年から2018年までスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務めた他、2016/17シーズンから、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督に就任。2018/2019シーズンから首席客演指揮者を務めるバーミンガム市交響楽団とは、2022年7月にBBCプロムスにデビュー。2023年4月からは首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任する予定。出光音楽賞、渡邉暁雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、文化庁芸術祭大賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞など受賞多数。本質に迫るとともにファンタジーあふれる音楽づくり、演奏家たちと一体になって奏でるサウンドは、音楽の喜びと真髄を客席と共有し熱狂の渦に巻き込む。名実ともに日本を代表する人気マエストロである。
- オフィシャルウェブサイト
- https://kazukiyamada.com/
鈴木優人 Masato Suzuki (指揮, Conductor)
東京藝術大学卒業及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣新人賞、第18回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第18回ホテルオークラ音楽賞、第29回(2021年度)渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)首席指揮者、読売日本交響楽団指揮者/クリエイティヴ・パートナー、アンサンブル・ジェネシス音楽監督、2023年4月より関西フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者就任予定。指揮者としてNHK交響楽団、読売日本交響楽団等と共演するほか、本年4月にはドイツ・ハンブルク交響楽団に客演。鈴木優人プロデュース・BCJオペラシリーズ、モンテヴェルディ:歌劇《ポッペアの戴冠》(2017)、ヘンデル:歌劇《リナルド》(2020)ではバロック・オペラの新機軸として高く評価され、後者は第19回佐川吉男音楽賞を受賞。2022年5月のグルック:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》(勅使川原三郎新演出)で新国立劇場に指揮者として初登場。NHK-FM「古楽の楽しみ」にレギュラー出演するほか、テレビ朝日系列「題名のない音楽会」などメディア出演も多い。録音はBCJとのJ. S. バッハのチェンバロ協奏曲集(BIS)、タメスティとのデュオ(Harmonia Mundi)など多数。調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー。作曲、編曲はもとより、バッハの喪失楽章の復元も多数手がける。ブルーノート東京にも定期的に出演するなど、その活動に垣根はなく、各方面から大きな期待が寄せられている。九州大学客員教授。
原田慶太楼 Keitaro Harada (指揮, Conductor)
現在、アメリカ、ヨーロッパ、アジアを中心に目覚しい活躍を続けている期待の俊英。シンシナティ交響楽団およびシンシナティ・ポップス・オーケストラ、アリゾナ・オペラ、リッチモンド交響楽団のアソシエイト・コンダクターを経て、2020年シーズンから、アメリカジョージア州サヴァンナ・フィルハーモニックの音楽&芸術監督に就任。オペラ指揮者としても実績が多く、アリゾナ・オペラやノースカロライナ・オペラに定期的に出演、シンシナティ・オペラ、ブルガリア国立歌劇場でも活躍。10年タングルウッド音楽祭で小澤征爾フェロー賞、13年ブルーノ・ワルター指揮者プレビュー賞、14・15・16・20・21・22年米国ショルティ財団キャリア支援賞受賞。09年ロリン・マゼール主催の音楽祭「キャッソルトン・フェスティバル」にマゼール本人の招待を受けて参加。11年には芸術監督ファビオ・ルイジの招聘によりPMFにも参加。85年東京生まれ。インターロッケン芸術高校音楽科において、指揮をF.フェネルに師事。オーケストラやオペラのほか、室内楽、バレエ、ポップスやジャズ、そして教育的プログラムにも積極的に携わっている。2021年4月東京交響楽団正指揮者に就任。第29回(2021年度) 渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。第20回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。
- オフィシャルウェブサイト
- https://kharada.com/
安江陽奈子 Hinako Yasue (ソプラノ, Soprano)
大阪音楽大学声楽専攻卒業、卒業時に優秀賞を受賞し卒業演奏会に出演。同大学院声楽研究室オペラ系修了。平成30年(2018年)度公益財団法人青山音楽財団奨学生。第7回あおによし音楽コンクールプロフェッショナルステージ第3位受賞。第74回全日本学生音楽コンクール大学の部大阪大会奨励賞受賞。在学中、学内オペラ公演にて『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ役、『フィガロの結婚』スザンナ役、『秘密の結婚』エリゼッタ役、『連隊の娘』マリー役で出演。また卒業後、『コジ・ファン・トゥッテ』デスピーナ役、『魔笛』パパゲーナ役でオペラに出演。ジョン・ラター:マニフィカートのソプラノソロも務める。大阪音楽大学演奏員。堺シティオペラ会員。石橋栄実氏に師事。
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 Tokyo City Philharmonic Orchestra
1975年設立。現在、常任指揮者に高関健、首席客演指揮者に藤岡幸夫、桂冠名誉指揮者に飯守泰次郎を擁する。年間100回を超える公演は、定期演奏会のほかオペラ、バレエ、テレビ出演、CD録音、音楽鑑賞教室まで多岐にわたる。1994年から東京都江東区と芸術提携を結び、ティアラこうとうを主な拠点としてティアラこうとう定期演奏会をはじめとする各種コンサートや公開リハーサル、楽器の公開レッスン、区内小学校へのアウトリーチ活動など、地域に根ざした音楽文化の振興を目的に幅広い活動を行っている。2015年4月、楽団創立40周年を迎え第4代常任指揮者に高関健が就任。2021年5月には桂冠名誉指揮者飯守泰次郎の傘寿記念として「ニーベルングの指環」ハイライト特別演奏会(演奏会形式)を開催。コロナ禍での開催ながら、海外から世界最高峰のワーグナー歌手陣を招き大成功を収め、2022年8月に第30回三菱UFJ信託音楽賞を受賞。
- オフィシャルウェブサイト
- https://www.cityphil.jp/
愛知室内オーケストラ Aichi Chamber Orchestra
2002年、愛知県立芸術大学出身の若手演奏家を中心として発足。定期演奏会をはじめ、医療法人葵鐘会(愛称:ベルネット)の支援・プロデュースによる特別演奏会など積極的な活動をしている。また、親子向けのファミリーコンサートを2005年より毎年開催し、趣向を凝らした企画・演出に定評がある。2015年から6年間に亘り新田ユリを常任指揮者に迎え、北欧音楽の響きの探求に力を注いだ。2019年7月、フィンランドのリエクサ・ブラスウィークより招聘を受け、リエクサとヘルシンキの2都市で公演をおこなう。2020年、アルトゥス・ミュージックから<モーツァルト – グラン・パルティータ&ディヴェルティメント第2番>をCDリリースし、レコード芸術誌「特選盤」に選出される。創立20周年となる2022年4月、山下一史が初代音楽監督に就任。2023年4月には権代敦彦が初代コンポーザー・イン・レジデンスに就任予定。
- オフィシャルウェブサイト
- https://ac-orchestra.com/
主催・協賛
- 主催
- 日本コロムビア、ジャパン・アーツ、一般社団法人東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
- プロジェクト・サポーター
- 全音楽譜出版社、ユニバーサルエディション社 (オーストリア)
- 特別協賛プレミアム
- 相互物産株式会社
- 特別協賛