2夜連続公演
ロシアピアニズムの巨匠が放つ陶酔のロマンティシズム
ラフマニノフ生誕150年記念

ミハイル・プレトニョフ ラフマニノフピアノ協奏曲全曲演奏会

チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 2月25日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
  2. ② 3月4日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
  3. ③ 8月13日(日) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

チケット残席状況

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     S席¥14,000 A席¥11,000
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曲目・演目Program

【曲目追加のお知らせ】(2023年5月12日現在)
9月21日(木)公演の曲目に「パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43」が、追加となりました。詳細はこちら

第一夜(9月13日)

ラフマニノフ

  • ピアノ協奏曲第1番 嬰へ短調 Op.1
  • ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18

第二夜(9月21日)

ラフマニノフ

  • ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
  • ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40
  • パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
  • 第一夜(9月13日)
  • ラフマニノフ:10の前奏曲 op. 23より 第4番 ニ長調

公演によせてMessage

 いまラフマニノフを聴くならプレトニョフ、と言い切ってしまいたい。もっとも色彩的で、最高にエレガントなロマンティシズム。その超絶技巧は折り紙付きだ。しかし、それをあからさまに誇示しないのもプレトニョフの美学。ほかの演奏家なら肩を怒らせバリバリと弾く難所でも、彼はふわりと飛び越えてしまう。柔らかな光を帯びた音色で。しかも、今ここで生まれたような即興性、自由ささえ伴いつつ。まさに、甘美なる桃源郷に迷い込んだ心地だ。そのスタイルは、古い録音で聴くことができるラフマニノフ本人の演奏とも通じ合うものがある。
 ラフマニノフの生誕150年を迎える今年。この作曲家ならではの情感が香り立つ音楽の数々が、世界各地で響きわたる。そのなかでも、2夜にわたってプレトニョフがすべてのピアノ協奏曲を弾くこの演奏会は要注目だ。
 プレトニョフによって、4つの協奏曲のそれぞれの個性も存分に引き出されることだろう。第1番のみずみずしいピアニズム、第2番での陶酔的にしてスケール感ある音楽。ゴージャスなオーケストラ・サウンドの上でピアノの技巧が煌めく第3番に、モダンな装いのなかに成熟したロマンティシズムが華開いた第4番。
 オーケストラは、現在プレトニョフが特別客演指揮者に就き、気心も知れた東京フィルというのも頼もしい。高関健の指揮による密度の濃いアンサンブルが、あでやかな音色を引き出してくれるはずだ。

鈴木淳史(音楽評論家)

プロフィールProfile

ミハイル・プレトニョフ Mikhail Pletnev (ピアノ, Piano)

プレトニョフは、ピアニスト、指揮者、作曲家、とそれぞれの分野において並外れた才能を発揮し、世界中の観客を魅了している芸術家である。1957年、音楽家の両親のもと、ロシアのアルハンゲリスクに生まれ、幼少の頃から音楽に非凡な才能を示す。カザンで育ち、13歳で中央音楽院、1974年モスクワ音楽院に入学。ヤコフ・フリエール、レフ・ヴラセンコに師事した。1978年、21歳でチャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門においてゴールド・メダル及び第1位を獲得。これにより早くも世界的に認められる存在となった。驚くべき技巧、深い知性に裏づけられた演奏、完璧にコントロールされた美しい音色で、カリスマ的人気を誇る現代最高のピアニストの一人として活躍。1988年、ワシントンで開かれた先進国首脳会議で演奏したことが、ミハイル・ゴルバチョフとの関係を築き、その後彼が自由な音楽活動を行う契機ともなった。1990年、ロシア内外の個人、会社、財団等の支援によって資金を得、オーケストラ、ロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)を創設。彼の舞台芸術ヴィジョンに賛同して、国内の多くの優れた音楽家たちがこのRNOの始動に参加。そして彼のリーダーシップのもと、RNOは数年のうちに世界有数のオーケストラとして認められるようになった。客演指揮者としてもロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団をはじめとする数々のオーケストラを指揮。2011年2月13&14日にはドレスデン空爆記念日演奏会にてドレスデン国立歌劇場管弦楽団を指揮し、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」を演奏した。またボリショイ・オペラにおける「スペードの女王」の指揮で大成功を収めているほか、コンサート形式のオペラ指揮も行っている。2015年より東京フィルハーモニー交響楽団の特別客演指揮者に就任。作曲家としては、“Classical Symphony”、ジャズ組曲、ヴィオラ協奏曲、ほか数多くの作品を発表し、近年ではスティーヴン・イッサーリスのために書いたチェロ・ソナタが大成功を収めている。2022年、プレトニョフは新たなオーケストラ、ラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)を創設、東西ヨーロッパの優れた音楽家がスロヴァキアのブラティスラヴァに集まり、最初のレコーディングを行った。今後多くのレコーディング・プロジェクトおよびコンサート・ツアーが予定されている。

プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/mikhailpletnev/
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高関 健 Ken Takaseki (指揮, Conductor)

サンクトペテルブルグ・フィル定期演奏会で聴衆や楽員から大絶賛を受けるなど海外への客演も多く、マイスキー、パールマン、クレーメル、ブーレーズ等の世界的ソリストや作曲家、特にアルゲリッチからは3回の共演を通じて絶大な信頼を得る、緻密なスコアの分析からスケールの大きな音楽を作りだす名匠。国内主要オーケストラで重職を歴任し、現在東京シティ・フィル常任指揮者、仙台フィルレジデント・コンダクター(2023年4月から常任指揮者)、富士山静岡響首席指揮者。オペラでも新国立劇場やウラジオストクとサンクトペテルブルグでの團伊玖磨「夕鶴」、大阪カレッジオペラでのブリテン「ピーター・グライムズ」、新国立劇場公演ストラヴィンスキー「夜鳴きうぐいす」とチャイコフスキー「イオランタ」をなど指揮、作品の魅力を存分に伝えて高い評価を得ている。1977年カラヤン指揮者コンクールジャパン、1984年ハンス・スワロフスキー国際指揮者コンクール優勝。第4回渡邉曉雄音楽基金音楽賞、第10回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第50回サントリー音楽賞受賞。NHK等の番組にも定期的に出演するなど、幅広い活躍を続けている。twitter.com/KenTakaseki

プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/kentakaseki/
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東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra

1911年創立、日本で最も長い歴史をもつオーケストラ。シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ。自主公演の他、新国立劇場他でのオペラ・バレエ演奏、NHK他における放送演奏で高水準の演奏活動を展開。海外公演も積極的に行い、高い注目を集める。1989年よりBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を締結。文京区、千葉市、軽井沢町、長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。

オフィシャルウェブサイト
https://www.tpo.or.jp/
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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ
共催
公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協力
KAWAI / 東京フィルハーモニー交響楽団

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