庄司紗矢香が満を持して取り組むショーソン。
盟友と共に贈るフランス音楽の極み。
庄司紗矢香(ヴァイオリン)「フランスの風」
モディリアーニ弦楽四重奏団
ベンジャミン・グローヴナー(ピアノ)
- 室内楽
- 弦楽器
- 日時
- 2023年9月25日(月) 19:00
- 開場 / 終演予定
- 18:20 / 21:00
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チケット詳細Ticket Information
チケット発売情報
- ① 5月6日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
- ② 5月13日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
- ③ 5月13日(土) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
- WEB … インターネットで購入可
- TEL … ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
特別割引
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S席¥7,700 A席¥6,800 - ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
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- ローソンチケット l-tike.com [Lコード 32324]
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
- 武満徹:妖精の距離
- C.ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
- M.ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
- E.ショーソン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 Op.21
公演によせてMessage
深化を止めない音楽家・庄司が、さらなる新境地で魅せる!
音楽評論家 柴田克彦
庄司紗矢香の深化が止まらない。昨年末彼女は、ガット弦とクラシック弓を用いた古典派音楽で、フォルテピアノを弾くジャンルカ・カシオーリと共演し、緊迫感漂う中に多様なニュアンスを込めながら、作品の深奥を表出した。それは庄司が、“生きた音楽”を追求し続ける稀有の演奏家であることの証しでもあった。
そして今回新たに聴かせるのはフランス物、しかも室内楽である。いずれもこれまで多く披露してはいないジャンルだ。共演者は、神童と呼ばれたイギリスのスター・ピアニスト、ベンジャミン・グローヴナーと、結成20周年を迎えたフランスのトップ・カルテット、モディリアーニ弦楽四重奏団。彼らとのコラボだけでも胸の高まりを禁じ得ない。
プログラムがまた凝っている。ドビュッシーの延長線上に位置する武満徹の「妖精の距離」で始まり、次に当のドビュッシーのヴァイオリン・ソナタが来る。透明で清澄な両曲を、クリアでシャープなグローヴナーと共にどう表現するか?がまずは楽しみだ。ここで、モディリアーニSQがラヴェルの弦楽四重奏曲を奏でる。むろん彼らの掌中の一作。2012年録音のCDでも香気と生気に富んだ妙演を展開しており、10年強の進化を経たライヴに熱視線が注がれる。後半は全員で、ショーソンのヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏のための協奏曲。これは大注目と言っていい。同曲は、二重協奏曲、原題「コンセール」が意味する器楽合奏曲、ピアノ六重奏曲など多様な性格を持った、名作の誉れ高い逸品だが、変則編成ゆえに一流どころの生演奏は貴重。高度な技量を誇るこのメンバーならば、2度と味わえない新鮮な名演が期待される。加えて各曲の作曲年は順に、1951、1917、1903、1891年。つまり武満を起点に近代フランスの室内楽史を遡っていく構成がなされた、意義深い内容でもある。
共演者の音楽性を自らのプラスαにしてきた庄司が魅せる新境地。彼女のさらなる深化を体感したい。
全国公演日程National performance
※平田オリザ 作・演出による演劇付き(神奈川公演は曲目が一部異なります)
プロフィールProfile
庄司 紗矢香 Sayaka Shoji (ヴァイオリン, Violin)
「絶大なスタミナと何事にもひるまない精神、希有な音楽家」とグラモフォン誌に評された庄司紗矢香は、ユーリ・テミルカーノフ、ズービン・メータ、ジャナンドレア・ノセダ、マリス・ヤンソンス、パーヴォ・ヤルヴィなどの指揮者や、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、NHK交響楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団といった世界を代表するオーケストラと共演を重ねている。近年にはヴィキングル・オラフソンやジャンルカ・カシオーリとのリサイタルツアー、ヴラディーミル・アシュケナージ指揮フィルハーモニア管弦楽団との英国ツアー、エサ=ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管とのツアー、ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団などと共演している。2021年には、ヴァシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団とBBCプロムス、ブロッサム音楽祭にクリーヴランド管弦楽団とデビューした。録音では、2022年にはジャンルカ・カシオーリとの新しいアルバム「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集」がリリースされた。1999年にパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで最年少および日本人として初めて優勝。2010年芸術選奨新人賞、2016年毎日芸術賞を受賞。使用楽器は上野製薬株式会社より貸与された1729年製ストラディヴァリウス“レカミエ(Recamier)”
- オフィシャルウェブサイト
- http://sayakashoji.com/
モディリアーニ弦楽四重奏団 Quatuor Modigliani
- アムリ・コエトー (ヴァイオリン) Amaury Coeytaux, Violin
- ロイック・リョー (ヴァイオリン) Loic Rio, Violin
- ローラン・マルフェング (ヴィオラ) Laurent Marfaing, Viola
- フランソワ・キエフェル (チェロ) François Kieffer, Cello
パリを拠点に活動、2023年に創設20年を迎えた。世界の名だたるホールや最高峰の室内楽シリーズに定期的に招かれている。主要な四重奏曲はもとより、2022年から同年のシューベルト生誕225年に焦点を当てたプログラムを展開。結成記念の今シーズンもハンブルク国際音楽祭でチクルスを行うなど、引き続きこのテーマに取り組む。またJ-G.ケラスやS.ヨルム、A.グロスと共演し、ほかにもJ-F.ヌーブルジェから贈られた記念の新曲をヨーロッパ各地で演奏する。録音も活発で、ミラーレ・レーベルからこれまで12枚のCDをリリース、数々の賞を受賞している。2020年にはシューベルトの弦楽四重奏曲全15曲、そして同年にリリースしたS.マイヤー、B.シュナイダー、D.イェンセンらと共演した『シューベルト:八重奏曲』は国際的に高い評価を得た。
- オフィシャルウェブサイト
- https://www.modiglianiquartet.com/
ベンジャミン・グローヴナー Benjamin Grosvenor (ピアノ, Piano)
グローヴナーは、高度なヴィルトゥオジティ、深い楽曲理解による目覚ましい演奏によって国際的な注目を集めている。近来の英国では最も重要なピアニストであり、欧米ではスター・ピアニストとしての地位を確立している。英国内の主要オーケストラはもとより、シャイー、ナガノ、ロト、サロネン、スラットキン、エメリャニチェフら著名な指揮者のもと、ボストン響、シカゴ響、フランス国立管などと共演。リサイタルもウィグモアホールなどロンドンの主要ホールのほか、パリのシャンゼリゼ劇場、NYのカーネギーホールなどで定期的に演奏しているほか、ワルシャワの「ショパンとそのヨーロッパ」音楽祭などにも出演。室内楽にも熱心で、T.ツィンマーマン、リダウトらと定期的に共演している。2020/21年シーズンにはラジオ・フランスでのアーティスト・イン・レジデンスを務めた。録音では2011年にデッカ・クラシックスと契約、英国の音楽家としては史上最年少、英国のピアニストとしては約60年ぶりの契約となった。ショパンのピアノ協奏曲を収録したアルバムはグラモフォン賞とディアパゾン金賞を受賞。リストのソナタを中心とした最新アルバムはショク賞を受賞するなど各誌で絶賛されている。
- オフィシャルウェブサイト
- https://www.benjamingrosvenor.co.uk/
主催・協賛
- 主催
- 公益財団法人ジェスク音楽文化振興会
- マネジメント
- ジャパン・アーツ
- 協力
- ユニバーサル ミュージック/ノヴェレッテ