ピアノ音楽史に燦然と輝く2つの巨星――神秘と陶酔のロマンティシズム

福間洸太朗 ピアノ・リサイタルスクリャービン vs. ラフマニノフ ~真髄を求めて~

  • ピアノ
日時
2023年12月17日(日) 14:00
開場 / 終演予定
13:30 / 16:00
会場
東京文化会館 小ホール Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall
出演
福間洸太朗 Kotaro Fukuma (ピアノ, Piano)

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13:40頃~ プレトーク
ピアニスト百華繚乱2023-2024

チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 8月26日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
  2. ② 9月2日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
  3. ③ 11月17日(金) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

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曲目・演目Program

13:40頃~ プレトーク

  • スクリャービン:2つの詩曲 Op. 69
  • スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第9番 変ホ短調 Op. 68『黒ミサ』
  • ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 ニ短調 Op. 42
  • スクリャービン:詩曲『ほのおに向かって』 Op. 72
* * *
  • ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 Op. 43より 第18変奏 (Le Coustumer編ピアノ独奏版)
  • スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第10番 Op. 70
  • ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op. 36 (1931年版)
  • ショパン:ノクターン 第8番 変ニ長調 Op. 27-2
  • チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より『アンダンテ・マエストーソ』(プレトニョフ編曲)
  • 坂本龍一:aqua

公演によせてMessage

 モスクワ音楽院でライバルとして切磋琢磨したスクリャービンとラフマニノフは、初期の作品では類似する部分もありましたが、卒業後は別々の道を歩み、晩年の作風は全く異なるものとなりました。特にスクリャービンは当時としてはかなり前衛的な響きを追求し、調性感のあまりない神秘的な音楽を書き、後世の作曲家に多大な影響を与えました。
 一方のラフマニノフは、亡命先のアメリカでピアニストとして第一線で活躍し、黒人霊歌やジャズに触れた後、1930年代前半からはスイスの湖畔に拠点を移します。その頃に書かれた作品数は少ないものの、そのほとんどが短調で、「コレルリ変奏曲 Op.42」や「パガニーニ狂詩曲 Op.43」など、先人の音楽をベースに自己の多彩なアイデアで幻想世界を繰り広げる大作を書き上げています。ダイナミックでピアノの超絶技巧がほとばしる傍ら、遥かなる故郷への想いや祈りが強く感じられるのも特徴的です。
 今回、この二人を研究していく中で、スクリャービンのソナタ第10番とラフマニノフのソナタ第2番の主題が、共に鋭いリズムで下降する三度のモチーフを持っていることや、両曲とも1913年に書かれたことなど、興味深い発見もありました。
 二人の天才音楽家が追い求めた芸術の真髄を、音で表現したいと思います。

福間洸太朗

プロフィールProfile

福間洸太朗 Kotaro Fukuma (ピアノ, Piano)

パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学、コモ湖国際ピアノアカデミーにて学ぶ。これまでにカーネギーホール、リンカーン・センター、ウィグモア・ホール、ベルリン・コンツェルトハウス、サル・ガヴォー、サントリーホールなどでリサイタルを開催する他、クリーヴランド管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、フィンランド放送交響楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、トーンキュンストラー管弦楽団、NHK交響楽団など国内外の著名オーケストラと多数共演、50曲以上のピアノ協奏曲を演奏してきた。2016年7月には故ネルソン・フレイレの代役として急遽、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団定期演奏会において、トゥガン・ソヒエフの指揮でブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏し喝采を浴びた。また、フィギュア・スケートのステファン・ランビエルなどの一流スケーターとのコラボレーションや、パリにてパリ・オペラ座バレエ団のエトワール、マチュー・ガニオとも共演するなど幅広い活躍を展開。CDは「バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ」、「France Romance」、「ベートーヴェン・ソナタアルバム」(ナクソス)など多数録音しており、2023年4月21日にはNAXOS JAPANより19枚目のCD「幻想を求めて – スクリャービン&ラフマニノフ」をリリース。そのほか、珍しいピアノ作品を取り上げる演奏会シリーズ『レア・ピアノミュージック』のプロデュースや、OTTAVA、ぶらあぼweb stationでの番組パーソナリティを務め、自身のYouTubeチャンネルでも、演奏動画、解説動画、ライブ配信などで幅広い世代から注目されている。多彩なレパートリーと表現力、コンセプチュアルなプログラム、また5か国語を操り国内外で活躍中。テレビ朝日系「徹子の部屋」や「題名のない音楽会」、NHK テレビ「クラシック音楽館」や「クラシック倶楽部」などメディア出演も多数。第39回日本ショパン協会賞受賞。

公式サイト
https://kotarofukuma.com/
公式ファンクラブ
https://shimmeringwater.net/
プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/kotarofukuma/
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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ
協力
ナクソス・ジャパン
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