稀代のヴィルトゥオーゾで聴く、透徹のブラームス
諏訪内晶子&オライオン・ワイス デュオ・リサイタル
- ピアノ
- 弦楽器
- 日時
- 2024年9月8日(日) 14:00
- 開場 / 終演予定
- 13:15 / 16:00
- 日時
- 2024年9月12日(木) 19:00
- 開場 / 終演予定
- 18:20 / 21:00
ピックアップ
【重要なお知らせ】
諏訪内晶子&オライオン・ワイス デュオ・リサイタル<9/12(木)19:00開演>東京オペラシティ コンサートホール公演では、第1部、第2部ともに、開演後の途中入場はできません。ご注意ください。
文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業対象公演
(対象:公演当日、小学校1年生~18歳以下。)
こちらでご案内する公演は、子供たちが劇場・音楽堂等において本格的な実演芸術を鑑賞・体験等する機会を提供する取組を文化庁支援のもとで行われるものです。子供無料招待席を設け、広く募集いたします。また、保護者等同伴者のチケット代は一般価格の半額になります。
この貴重な機会に、ひとりでも多くの子供たちが本物の舞台にふれて、舞台芸術のすばらしさをご実感いただければ幸いです。
諏訪内晶子&オライオン・ワイス デュオ・リサイタル
2024年9月12日(木)19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール
応募期間:2024年6月17日(月)11:00~2024年7月12日(金)18:00
抽選結果:2024年7月19日(金)配信予定
・公演当日小学校1年生以上18歳以下、無料
・保護者等同伴者、S席一般価格の半額(S席 8,000円⇒4,000円)
・席種はS席のみです。お座席は選択いただけません。
⇒ 応募受付を締切ました。
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チケット詳細Ticket Information
チケット発売情報
- ① 5月25日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
- ② 6月1日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
- ③ 8月3日(土) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
- WEB … インターネットで購入可
- TEL … ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
特別割引
- ◎シニア・チケット=65歳以上の方はシニア料金でお求めいただけます。
S席¥7,200 - ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(東京公演はジャパン・アーツぴあコールセンターで、川崎公演は神奈川芸術協会で受付)
その他プレイガイド
- 神奈川芸術協会 kanagawa-geikyo.com 045-453-5080 (川崎)
- 東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999 (東京)
- ミューザ川崎シンフォニーホール muza.pia.jp 044-520-0200 (川崎)
- チケットぴあ t.pia.jp [Pコード 268-786(東京) 265-314(川崎)]
- イープラス eplus.jp
- ローソンチケット l-tike.com [Lコード 36459(東京) 33994(川崎)]
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
- ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.78 「雨の歌」
- ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
- ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
- ブラームス:5つの歌曲 op.106 より第4曲〈私の歌〉
- ブラームス:4つの歌曲 op.43 より第2曲〈五月の夜〉
公演によせてMessage
初秋の夜長はブラームス〜諏訪内晶子が室内楽の名手ワイスとソナタ全3曲
2024年9月。秋のシーズンの到来とともに、諏訪内晶子がブラームスの「ヴァイオリン・ソナタ」全3曲のリサイタルで国内6か所を回る。近年の諏訪内は元々のキリリと引き締まった形、清廉で明確な発音の上に微細な感情の機微や音色の陰影を描き分け、隅々まで熟考された音楽を聴かせる。真剣勝負のテンションはデビュー当時から一貫しているが、豊かな演奏経験を積み重ねた現在は程よい脱力が行き届き様々なニュアンスが自然に溢れ出る。ブラームスでは2019年5月、ヴラディーミル・ユロフスキ指揮ベルリン放送交響楽団の日本ツアーで独奏した「ヴァイオリン協奏曲」の名演が思い出され、鋭く深い内面への踏み込みは諏訪内の新境地を強く印象づけた。自身のポテンシャルを最大限に引き出す共演者を選ぶ鑑識眼の確かさは指揮者だけでなくピアニストに対しても発揮され、2022年と2023年のリサイタルツアーではブルガリア出身の鬼才、エフゲニ・ボジャノフとのデュオで目覚ましい成果をあげた。2024年、ブラームスのデュオ・パートナーは1981年生まれの米国人ピアニスト、オライオン・ワイス。ホルンのデイヴィッド・クーパー、ヴァイオリンのアレクサンダー・カーと録音した「ホルン三重奏曲」(NAXOS)を聴くと美しいタッチ、芯と弾力性を兼ね備えた音のソノリティ、吟味された音色、ソロで突っ込む場面とオブリガートで引っ込む場面を良くわきまえた様式感など、すべてがブラームスの世界に適合している。ブラームスは20歳ころ書いたヴァイオリン・ソナタを破棄、出版した3曲は46〜55歳の円熟期の作曲だ。第1番《雨の歌》に限らず3曲すべてが自作の歌曲と関連する。練達の室内楽奏者2人を得て聴き手が「読み解く」パズルのピースの数は限りなく膨大であり、興味が尽きない。
池田卓夫
音楽ジャーナリスト@いけたく本舗®︎
全国公演日程National performance
プロフィールProfile
諏訪内晶子 Akiko Suwanai (ヴァイオリン, Violin)
1990年史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。これまでに小澤征爾、マゼール、デュトワ、サヴァリッシュ、ゲルギエフらの指揮で、ボストン響、フィラデルフィア管、パリ管、ロンドン響、ベルリン・フィルなど国内外の主要オーケストラと共演。BBCプロムス、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、ルツェルンなどの国際音楽祭にも多数出演。近年ではゲルギエフ指揮ロンドン響とのツアー、パリ管とのヨーロッパおよび日本ツアー、チェコ・フィルとの中国ツアーを行い、オスロ・フィル、バンベルク響、デトロイト響、トゥールーズ・キャピトル管とも共演。2012年、2015年エリーザベト王妃国際コンクール、2018年、2023年ロン・ティボー国際コンクール、2019年チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門審査員。2012年より「国際音楽祭NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。レコーディングでは、デッカより、最新作「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集」を含む16枚のCDをリリースしている。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。国立ベルリン芸術大学でも学び、2021年学術博士課程修了、ドイツ国家演奏家資格取得。使用楽器は、日本にルーツをもつ米国在住のDr.Ryuji Uenoより長期貸与された1732年製作のグァルネリ・デル・ジェズ「チャールズ・リード」。
オライオン・ワイス Orion Weiss (ピアノ, Piano)
同世代で最も引く手あまたのソリスト及び室内楽共演者のひとりであるオライオン・ワイスは、「力強いテクニックと非凡な洞察力」(ワシントン・ポスト)を持つ「才気あふれるピアニスト」(ニューヨーク・タイムズ)と広く見なされている。シカゴ交響楽団、ボルティモア交響楽団、ボストン交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ロサンジェルス・フィルハーモニック、ニューヨーク・フィルハーモニックを含む北米の多数のオーケストラと共演し、世界中の主要な公演会場や音楽祭に出演している。室内楽を好むことで知られているワイスは、多数のソリストと定期的に共演しており、その中にはヴァイオリニストのアウグスティン・ハーデリヒとジェイムズ・エーネス、ピアニストのマイケル・ブラウンとシャイ・ウォスナー、そしてアリエル・カルテット、パーカー・カルテット、パシフィカ・カルテットが含まれる。近年はイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団、トロント交響楽団、ナショナル・アーツ・センター管弦楽団、オルフェウス室内管弦楽団とも共演している。ワイスの録音はナクソス、Telos、ブリッジ、ファースト・ハンド、Yarlung、Artekの各レーベルから出ている。これまでにクラシック・レコーディング財団のヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー、ギルモア・ヤング・アーティスト賞、エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント、ミエチスラフ・ミュンツ・スカラシップを授与されている。オハイオ生れ。クリーヴランド音楽院とジュリアード音楽院に通い、後者ではエマニュエル・アックスに師事した。
- オフィシャルウェブサイト
- www.orionweiss.com.
主催・協賛
- 主催
- ジャパン・アーツ (東京) / 神奈川芸術協会 (川崎)
- 協力
- ユニバーサル ミュージック
文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業 (東京公演)