チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 5月25日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
  2. ② 6月1日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

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  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
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曲目・演目Program

  • モーツァルト:四手のためのソナタ ニ長調 K.381
  • シューベルト:創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D813 Op.35
  • ブラームス:ハンガリー舞曲集 WoO.1 全21曲

*曲目・演奏順は変更になる場合がございます。

  • シューベルト: 軍隊行進曲第1番 Op.51-1
  • ブラームス: ワルツ第11番 ロ短調 Op.39-11
  • ブラームス: ワルツ第15番変イ長調 Op.39-15

公演によせてMessage

連弾音楽の愉しみ

寺田悦子・渡邉規久雄

「連弾の宇宙Ⅳ」はモーツァルト、シューベルト、ブラームスというウィーンで育まれた連弾音楽の系譜を追いつつ、ピアノ連弾音楽の最高傑作と言われるブラームスのハンガリー舞曲集全21曲を一挙に聴いていただくことにしました。
モーツァルトは幼少期より四手連弾を日常的に行っていて、姉のナンネルと並んで楽器に向かう姿は肖像画にもなっていますが、18世紀後半から19世紀になるとそれまで宮廷や貴族のものだった音楽がブルジョアのあいだでも日常的に親しまれるようになってきました。ベートーヴェンやシューベルトの時代は鍵盤楽器の発展が著しく、やがて市民の家にもピアノが行き渡るようになり、いわゆるディレッタントと呼ばれる音楽愛好家たちは聴衆としてだけでなく、自分達も客間で友人達との音楽を楽しむ集いを盛んに開くようになります。作曲家たちは交響曲や交響的作品をオーケストラの総譜にすると同時に四手連弾譜に書き下ろしました。ピアノ連弾は二人の奏者が20本の指を使ってより多くの声部を同時に弾くことが出来るため圧倒的に複雑かつダイナミックな表現が可能で、作曲家にとってもより多くの人々に自分達の作品を身近に楽しんでもらえるという利点から盛んに出版されるようになったのです。中でもシューベルトは多くの優れたオリジナル連弾作品を書き、人々に愛される音楽文化として定着していきます。
そんな時代を経てブラームスのハンガリー舞曲は作曲されるや否や大変な人気となり、楽譜が出版されると飛ぶように売れたそうです。交響曲作曲家として知られるブラームスですが、当時彼を一躍有名にした作品が実はこのハンガリー舞曲でした。10代の頃にヴァイオリニストのレメーニとハンガリーを旅した時に、当地のジプシー音楽に心を動かされたブラームスが民謡を採取しそれらをもとに作り上げたのがこの舞踊曲集で、四手連弾用の第1集(1番~5番)、第2集(6番~10番)が大成功、その後第4集まで21曲もの作品が生み出されました。今回は普段演奏される機会の少ない後半の曲も含めた全21曲に光を与え、モーツァルト、シューベルトの名曲とともにお楽しみいただきたいと思います。

寺田悦子&渡邉規久雄

透明感のある音色と豊かな情感で聴衆を魅了し続ける寺田悦子と、シベリウスをライフワークとして演奏活動の中心に据える渡邉規久雄。ソリストとして活躍する二人によるデュオは、2台ピアノや連弾のオリジナル作品、いろいろなスタイルからの編曲作品、2022年11月に藤岡幸夫指揮東京シティ・フィル定期演奏会でヴォーン・ウィリアムズを演奏した2台ピアノのための協奏曲まで、カラフルでエキサイティングな世界の醍醐味を余さず伝えます。この《四手連弾の宇宙》シリーズではこれまでベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューマン、シューベルトの代表的な作品を取り上げ、今回いよいよモーツァルトとブラームスを演奏します。

全国公演日程National performance

日時
2024/11/7(木)
会場
盛岡市民文化ホール 小ホール
お問い合わせ先

マリオスインフォメーション
019-621-5002

日時
2024/11/21(木)
会場
紀尾井ホール
お問い合わせ先

ジャパン・アーツぴあ
0570-00-1212

プロフィールProfile

寺田悦子 Etsuko Terada (ピアノ, Piano)

16歳でウィーンに留学。在学中に東京でオールショパン・プログラムでデビュー・リサイタルを開いた寺田悦子は、ウィーン音楽大学を最優秀賞で卒業後に渡米。ジュリアード音楽院大学院、インディアナ大学等で研鑽中の1977年、ルービンシュタイン自身が審査した第2回ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール第3位受賞で注目を集め、翌1978年第6回リーズ国際ピアノ・コンクール入賞、日本ショパン協会賞、飛騨古川音楽賞などを受賞。東京・名古屋・大阪など国内各地でのリサイタルやN響をはじめとする日本の主要オーケストラとの共演はもちろん、「プラハの春」などの国際音楽祭出演、イスラエル・フィル、ヘルシンキ・フィル、ドレスデン・フィル、北BBC響等数多くの海外オーケストラとの共演、英国、ドイツ、フィンランド、ロシア、ラトヴィア、アメリカ、メキシコ、パナマ、ペルーでのソロ・リサイタル、ニューヨークのカーネギーホールでの演奏等、国際的に活躍してきました。日本音楽コンクール、東京音楽コンクール、全日本学生音楽コンクール全国大会、ピティナ全国大会等数多くのコンクール審査員、ドイツやオーストリアで演奏とマスタークラスを行うなど後進の指導にも積極的です。CDにショパン作品集「ノアンⅠ」「ノアンⅡ」、 渡邉規久雄とのデュオ「春の祭典&ラフマニノフ」、シューベルトの連弾作品集「シューベルト奇跡の1828年」他多数。

プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/etsukoterada/
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渡邉規久雄 Kikuo Watanabe (ピアノ, Piano)

北欧、特にフィンランド音楽に造詣が深く、中でもシベリウスを生涯のライフワークとして演奏活動の中心に据えている渡邉規久雄。2003年から2023年まで6回にわたったシベリウスのピアノ音楽全曲シリーズがすべてCD化され(Vol.6は今後発売)、シベリウス生誕150年記念の2015年にはNHK-BSプレミアムのクラシック倶楽部『シベリウスの室内楽の世界』に出演、東京と大阪で行ったオール・シベリウス・プログラムでのリサイタルはNHK-FMで放送されるなど、シベリウス・ピアノ音楽の第一人者として活躍してきた長年の功績は、2015年12月にフィンランド・シベリウス協会から歴史と伝統ある《シベリウスメダル》が授与されるという栄誉に結実しました。1974年インディアナ大学を成績優秀賞で卒業、1976年同大学院を修了。1976年7月のデビュー・リサイタル以降、ショパンのポロネーズ全曲、シューベルトの最後の3曲のソナタなどによるリサイタル、ラトヴィアの首都リガやヘルシンキ、東京、大阪、名古屋等での寺田悦子とのデュオ・リサイタル、国内はもとよりサンクトペテルブルグ、モスクワ、ハバロフスクなどでのオーケストラとの共演など精力的に演奏活動を行っています。CDに「シベリウスのヴァイオリン作品集Ⅰ・Ⅱ(ヴァイオリン:佐藤まどか)」など。武蔵野音楽大学ピアノ科特任教授、大阪ザ・フェニックスホール音楽アドヴァイザー。

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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ
後援
国際ピアノデュオ協会、公益財団法人 日本ピアノ教育連盟、 日本ショパン協会、公益財団法人 日本フィルハーモニー交響楽団

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