エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル
- ピアノ
- 日時
- 2024年12月2日(月) 19:00
- 開場 / 終演予定
- 18:20 / 21:00
- 日時
- 2024年12月10日(火) 19:00
- 開場 / 終演予定
- 18:20 / 21:00
- 日時
- 2024年12月14日(土) 14:00
- 開場 / 終演予定
- 13:15 / 16:00
ピックアップ
文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業対象公演
(対象:公演当日、小学校1年生~18歳以下。)
こちらでご案内する公演は、子供たちが劇場・音楽堂等において本格的な実演芸術を鑑賞・体験等する機会を提供する取組を文化庁支援のもとで行われるものです。子供無料招待席を設け、広く募集いたします。また、保護者等同伴者のチケット代は一般価格の半額になります。
この貴重な機会に、ひとりでも多くの子供たちが本物の舞台にふれて、舞台芸術のすばらしさをご実感いただければ幸いです。
エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル
2024年12月2日(月) 19:00開演 サントリーホール
2024年12月10日(火) 19:00開演 サントリーホール
応募期間:2024年9月2日(月)11:00~2024年9月30日(月)18:00
抽選結果:2024年10月3日(木)配信予定
・公演当日小学校1年生以上18歳以下、無料
・保護者等同伴者、S席一般価格の半額(S席 21,000円⇒10,500円)
・席種はS席のみです。お座席は選択いただけません。
⇒ 応募受付を締切ました。
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チケット詳細Ticket Information
チケット発売情報
- ① 6月1日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
- ② 6月8日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
- ③ 10月31日(木) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
- WEB … インターネットで購入可
- TEL … ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
特別割引
- ◎シニア・チケット=65歳以上の方はシニア料金でお求めいただけます。
SS席(東京公演)¥23,000 S席¥20,000 A席¥17,000 - ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(東京公演はジャパン・アーツぴあコールセンターで、横浜公演は神奈川芸術協会で受付)
その他プレイガイド
- 神奈川芸術協会 kanagawa-geikyo.com 045-453-5080 (横浜)
- サントリーホールチケットセンター suntory.jp/HALL 0570-55-0017 (東京)
- 横浜みなとみらいホールチケットセンター http://minatomirai.pia.jp/ 045-682-2000 (横浜)
- チケットぴあ t.pia.jp [Pコード 268-963(東京) 269-138(横浜)]
- イープラス eplus.jp
- ローソンチケット l-tike.com [Lコード 33713(東京) 33865(横浜)]
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
- ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 Op.90
- ショパン:ノクターン第14番 嬰ヘ短調 Op.48-2
- ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49
- ブラームス:4つのバラード Op.10
- プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.14
- 2024年12月2日(月) サントリーホール
- ショパン:マズルカ イ短調 Op.67-4
- プロコフィエフ:歌劇「3つのオレンジへの恋」より<行進曲>
- ブラームス:ワルツ 第15番 Op.39-15
- 2024年12月10日(火) サントリーホール
- ショパン:マズルカ イ短調 Op.67-4
- プロコフィエフ:歌劇「3つのオレンジへの恋」より<行進曲>
- ブラームス:ワルツ 第15番 Op.39-15
公演によせてMessage
キーシンが3年ぶりに日本にやって来る。前回2021年の来日での成熟した名演は、彼が今や真の巨匠の域に達していることを感じさせるものだった。もう40年近く彼を聴き続け、特に15歳の初来日時の初々しい演奏がいまだ忘れられない筆者にとって、神童キーシンから巨匠キーシンへの成熟と変貌は感慨深いものがある。
今の彼の音楽の特徴として、確固とした構築性とスケールの大きさ、その中での表現の徹底した彫琢が挙げられよう。神童時代の無垢な自然発露的演奏とは対極にあるともいえるが、外面的効果や曲を面白く作り上げることを一切排し、ひたすら作品の本質に迫ろうとする真摯な姿勢は、少年時から今日まで一貫している。ただかつては天性で作品の美質を感じ取って表現していたのに対し、年齢を重ねるにつれて知的かつ思索的に作品の本質を掘り下げるようになったといえるだろう。その過程で試行錯誤や迷いを窺わせた時期があったのも事実だ。しかしそうした壁にぶつかっても、決して効果を狙うような演奏に転じることなく、彼本来の姿勢を貫いてきたところに今のキーシンの成熟がある。
徒にレパートリーを広げず、ひとつひとつの作品の表現をとことん練り上げることを重んじるところにも、音楽に対する彼の取り組み方が現れている。演奏会のプログラムをひとつ決めたら一定期間そのプロだけに集中するのが彼のやり方だ。今回のプロも2月の欧州各国での演奏を皮切りに、5月には北米各地、6月以降は再び欧州各地で繰り返し演奏した後、日本に持ってくるという。それほどの徹底ぶりがキーシンの身上であり、彼の演奏に強靭な意思と峻厳さが感じられるのはそれゆえだろう。
その今回のプロは暗い色調の内省的な作品を中心とし、最後はプロコフィエフの激烈なソナタで締めくくられる。混乱の今の世にあってキーシンはこれらの曲にどんな思いを託しているのか。それは何より演奏そのものが語ってくれよう。彼の奏でる音楽にじっくり耳を傾けたい。
寺西基之(音楽評論家)
全国公演日程National performance
プロフィールProfile
エフゲニー・キーシン Evgeny Kissin (ピアノ, Piano)
キーシンは、その音楽性、深く詩的な解釈、類い稀な演奏技術により、当代の、そしておそらく歴代のピアニストの中でも、とりわけ才能に恵まれた者のみに相応しい尊敬と称賛を得てきた。彼は世界中で人気を博しており、これまでに、アバド、アシュケナージ、バレンボイム、ドホナーニ、ジュリーニ、レヴァイン、マゼール、ムーティ、小澤征爾といった世界的指揮者やオーケストラと共演している。1971年10月モスクワ生まれ。2歳の頃、耳で聴いた音楽の演奏や即興的な演奏を始めた。6歳でモスクワのグネーシン音楽学校に入り、彼の唯一の教師であるアンナ・パヴロヴナ・カントールに師事。10歳で協奏曲デビューを果たし、その1年後には初のソロ・リサイタルをモスクワで行った。1984年3月、12歳のときに、キタエンコ指揮/モスクワ・フィルと共に、モスクワ音楽院大ホールでショパンの2曲のピアノ協奏曲を演奏し、世界的に注目されるようになった。彼が国外に初めて登場したのは1985年の東ヨーロッパであり、翌年には初の日本ツアーを行った。1988年12月には、カラヤン指揮/ベルリン・フィルのジルベスター・コンサートで演奏し、1990年ロンドンのBBCプロムスに初出演。同年、北アメリカでもデビューし、メータ指揮/ニューヨーク・フィルとの共演や、カーネギー・ホールの百周年シーズンの開幕を飾る見事なデビュー・リサイタルを行った。また彼は、世界中から音楽賞や記念賞を与えられている。1986年の最高の演奏として(これが日本での最初の演奏だった)大阪、ザ・シンフォニーホールのクリスタル賞、1991年にはシエナのキジアーナ音楽アカデミーから年間最優秀音楽賞を受賞。1995年には「ミュージカル・アメリカ」の器楽賞を最年少で受賞した。1997年、ロシア文化への傑出した貢献に対して、名誉ある凱旋賞(Triumph Award)が与えられた。これは、ロシアで与えられる最高の文化的栄誉のひとつであり、ここでも彼は史上最年少の受賞者となった。その他にも、マンハッタン音楽大学から名誉音楽博士号、ロシアの音楽界における最高の栄誉の一つであるショスタコーヴィチ賞、英国王立音楽院の名誉会員資格、そして直近では、香港大学から名誉博士号(人文科学系)を授与されている。キーシンの録音は無数の賞を受賞しており、世界最高の演奏家が録音した名曲集に大きく貢献している。2002年にエコー・クラシック賞(年間最優秀ソリスト賞)、2006年と2010年にはグラミー賞(最優秀器楽ソリスト賞)、その他にもオランダのエディソン・クラシック賞、フランスのディアパゾン・ドール賞、ヌーヴェル・アカデミー・デュ・ディスク賞グランプリなどを受賞している。
主催・協賛
- 主催
- ジャパン・アーツ (東京) / 神奈川芸術協会 (横浜)
- 協力
- ユニバーサル ミュージック
- 共催
- 横浜みなとみらいホール (横浜)
文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業 (東京公演)