楽都ワルシャワの誇り高きオーケストラ
その芳醇なる響き
アンナ・スウコフスカ – ミゴン指揮 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
一般発売日:2025/04/19〜
- オーケストラ
- 日時
- 2025年9月1日(月) 19:00
- 開場 / 終演予定
- 18:20 / 21:00
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チケット詳細Ticket Information
チケット発売情報
- ① 4月12日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
- ② 4月19日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
- ③ 6月2日(月) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
- WEB … インターネットで購入可
- TEL … ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
2025/9/1
一般
通常価格
- SS席
- –
- S席
15,000円
- A席
12,000円
- B席
9,000円
- C席
6,000円
- D席
- –
- E席
- –
- 学生席
- –
- 全席指定
- –
学生割引
通常価格
- SS席
- –
- S席
7,500円
- A席
6,000円
- B席
4,500円
- C席
3,000円
- D席
- –
- E席
- –
- 学生席
- –
- 全席指定
- –
- ◎学生席 (各ランク半額/座席の指定が可能です)
- *残席がある場合に限り、6/2(月)10:00より受付を開始いたします。
- *社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口または窓口にて学生証を拝見させていただきます。
(学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴いたします。)
特別割引
- ◎シニア・チケット=65歳以上の方はシニア料金でお求めいただけます。
S席¥14,000 A席¥11,000 - ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
- サントリーホールチケットセンター suntory.jp/HALL 0570-55-0017
- チケットぴあ t.pia.jp [Pコード 296-749]
- イープラス eplus.jp
- ローソンチケット l-tike.com [Lコード 33606]
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
- ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
- ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 Op.68
公演によせてMessage
ポーランドで1901年に創設された伝統あるオーケストラ、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団。ショパン国際ピアノコンクールのファイナルで共演するオーケストラとしてもお馴染みだが、今年が5年に一度の開催年にあたるそんなコンクールの前月、ポーランドで今期待を集める女性指揮者、アンナ・スウコフスカ-ミゴンとともに来日する。
ショパンの祖国であることからまずピアノ音楽を思い浮かべがちだが、ポーランドには、オーケストラ、特に弦楽器の分野でも、名手たちが脈々と受け継ぐ豊かな伝統がある。
今回、ソリストとしてワルシャワ・フィルとショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏するのは、牛田智大。2022年からワルシャワでも研鑽を積む彼は、時間を見つけてはフィルハーモニーホールに足を運ぶうち、「弦楽器が深い呼吸を持って主体となり、その歌にオーケストラ全体がついてくる」この楽団の音色に魅了されているという。そして近年ショパンに集中して向き合い、ポーランドの歴史文化や作曲家の心情をより知っていくうち、「この作品は一般的にセンチメンタルな歌と軽やかな舞曲が特徴とされるけれど、実際には、ポーランドで革命の機運が高まっていた頃に書かれたもの。もう少し砂埃の香りが出せたら」と思うようになったそうだ。
そしてスウコフスカ-ミゴンもまたワルシャワで学んだ演奏家だ。ポーランドの文化に生きてきた共演者たちと牛田がステージで対話し、何かを受け取ってゆく様子を目の当たりにできるかもしれない。
オーケストラがあわせて演奏するのは、ショパンの約20年後のドイツに生まれたブラームスの交響曲第1番。牛田のいう弦楽器の“深い呼吸”は、もちろんブラームスでも十分に生きてくることだろう。
偉大な指揮者たちと共演を重ねてきた伝統あるオーケストラが、次世代を担う祖国の女性指揮者と届ける新しい音楽、さらなる飛躍への期待が高まる日本の俊英との共演と、注目すべきポイントの多い公演。会場で聴き届けよう。
音楽ライター 高坂 はる香
全国公演日程National performance
プロフィールProfile
アンナ・スウコフスカ - ミゴン Anna Sułkowska-Migoń (指揮, Conductor)
ポーランドのクラクフ生まれ。2022年ラ・マエストラ国際指揮者コンクール優勝。以来、ワルシャワ・フィルをはじめとするポーランドの主要オーケストラと定期的に共演。2023年グシュタード音楽祭指揮者アカデミーにてネーメ・ヤルヴィ賞を受賞。2022~2024タキ・オルソップ指揮者フェローシップ受賞。2024年1月にはフィラデルフィア管にデビューし、評論家の絶賛を浴びた。2024/25年シーズンは、ベルン市立劇場で『エフゲニー・オネーギン』の新演出12公演を指揮するほか、ヤナーチェク・フィルハーモニー管、アルスター管など次々とデビューを重ねる。これまでに、ベルリン・ドイツ響、ポーランド放送響、パリ室内管、ニース・フィルハーモニー、ドレスデン・フィル、オタワ・ナショナル・アーツ・センター管等と共演。今回が初来日となる。
牛田智大 Tomoharu Ushida (ピアノ, Piano)
2012年、第16回浜松国際ピアノアカデミー・コンクールにて最年少1位受賞。同年3月、ユニバーサル ミュージックよりCDデビュー。これまでに、ベスト盤を含む計9枚のCDをリリース。リリースしたCDは、2015年「愛の喜び」以降、続けてレコード芸術特選盤に選ばれている。これまでに国内外の著名指揮者やオーケストラと共演を重ね、全国各地の演奏会で活躍。2024年1月には、トマーシュ・ブラウネル指揮プラハ交響楽団日本公演に出演。2018年第10回浜松国際ピアノコンクールにて第2位、併せて聴衆賞およびワルシャワ市長賞を受賞。2019年3月出光音楽賞。2024年リーズ国際ピアノ・コンクール聴衆賞。ローム ミュージック ファンデーション 2023年度奨学生。江副記念リクルート財団第53回奨学生。
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 Warsaw Philharmonic Orchestra
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団は、1901年新たに建設されたフィルハーモニーホールの杮落しとして最初の公演を行った。指揮は楽団の共同創設者・初代音楽監督兼常任指揮者のエミール・ムリナルスキ、ピアノ独奏はイグナツィ・ヤン・パデレフスキであった。 第一次世界大戦前から第二次世界大戦までの間に、ポーランドのみならず、ヨーロッパの音楽界においても主要な団体のひとつとなっていた。第二次世界大戦直後、本拠地フィルハーモニーホールが再建され、楽団には国立管弦楽団の称号が与えられた。これまでにヴィトルド・ロヴィツキ、ボーダン・ヴォディチコ、カジミエシュ・コルト、アントニ・ヴィット、ヤツェク・カスプシク、アンドレイ・ボレイコが芸術監督を務めた。今日、ワルシャワ・フィルは世界的人気と高い評価を確立。ショパン国際ピアノコンクールや“ワルシャワの秋”現代音楽祭でも定期的に演奏を続けている。
主催・協賛
- 主催
- ジャパン・アーツ