気品と風格にあふれる至高のピアニズム
アレクサンダー・ロマノフスキー ピアノ・リサイタル
- ピアノ
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チケット詳細Ticket Information
① 8月29日(金) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員
② 8月30日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 8月31日(日) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 9月13日(土) 10:00a.m.~発売 一般
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可
【その他プレイガイド】
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
チケットぴあ pia.jp/t 0570-02-9999 [Pコード240-139]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード39384〕
【特別割引チケット (ジャパン・アーツぴあコールセンターのみで受付/事前に電話予約が必要です)】
◎学生席(各ランクの半額/限定)
*残券がある場合、11/1(土)10:00よりジャパン・アーツぴあコールセンターにて受付をいたします。
*社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口にて学生証を拝見いたします。
(学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴する場合がございます。)
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員で学生の方も、学生席は一般価格の半額です。
◎シニア・チケット=65歳以上の方は会員料金でお求めいただけます。
◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
特別割引
- ◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席が会員料金でお求めいただけます。
- ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
- チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999
[Pコード●●●-●●●] - イープラスeplus.jp
- ローソンチケット0570-000-407[Lコード●●●]
- 東京文化会館チケットサービス https://www.t-bunka.jp/tickets/ 03-5685-0650
- サントリーホールチケットセンター https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/purchase/ 0570-55-0017
- 紀尾井ホールチケットセンター https://kioihall.jp/tickets 03-3237-0061
- 東京オペラシティチケットセンター https://www.operacity.jp/concert/ticket/ 03-5353-9999
- 横浜みなとみらいホールチケットセンター http://minatomirai.pia.jp/ 045-682-2000
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調Op.27-2「月光」
Beethoven: Sonata No.14 in C-sharp minor, Op.27-2 ‘Moonlight’
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調Op.109
Beethoven: Sonata No.30 in E major, Op.109
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ショパン:バラード 第2番 ヘ長調 Op.38
Chopin: Ballade No.2 in F major, Op.38
ショパン:バラード 第4番 へ短調 Op.52
Chopin: Ballade No.4 in F minor, Op.52
ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」
Chopin: Sonata No.2 in B-flat minor, Op.35
チェスキーナ洋子さんに捧ぐ
先週、私の友人であり特別な存在でもあったチェスキーナ・永江洋子さんが亡くなりました。
彼女は真の意味で現代の最も偉大な慈善家のおひとりでした。なぜなら、チェスキーナ・洋子さんは世界中の劇場とオーケストラを支援しましたが、彼女が望んだことはただ良い音楽を聴くことだけだったからです。彼女は常に自分に正直で、心の赴くとおりに行動しただけなのですから。
彼女が生まれ、深く誇りに思い愛した国・日本で、私がこれから行う4回のコンサートを、
チェスキーナ・永江洋子さんに捧げたいと思います。
深い感謝を込めて・・・。 アレクサンダー・ロマノフスキー
‘Last weekend, my friend and a very special person, Yoko Nagae Ceschina, has gone. She was one of the greatest philanthropists of our time in true sense of this word, because she supported theaters and orchestras around the world and the only thing she was expecting in return was to hear good music. She had always been faithful to herself and went where her heart led her.
Full of gratitude I want to dedicate all my four concerts I am going to play in Japan, the country which gave birth to her, which she was proud of and loved so deeply.’ Alexander Romanovsky
- ショパン:練習曲op.10より第12番「革命」
- バッハ:前奏曲第10番BWV855
- スクリャービン:12の練習曲より第8番
- ショパン:夜想曲第20番「遺作」
公演によせてMessage
ロマノフスキーで聴く、深く美しい作品
時を越えて現代にあらわれたかのような、気品ある音楽表現。深く重い音が、意識を捉えて離さない。一夜の演奏会を聴き終えると、集中して何かを見聴きしたあと特有の心地よい疲れを味わうことになる。アレクサンダー・ロマノフスキーの音楽には、そんな“聞き流すことを許してくれない”特殊な力が宿っている。
今回彼が演奏するのは、ベートーヴェンとショパン。
ベートーヴェンについては、新たなものを語ることができるという手ごたえを感じて、ここ数年再び積極的に取り組んでいるのだという。ピアノソナタ「月光」は、ベートーヴェンが30歳、ちょうど今のロマノフスキーと同じ年の頃に書かれた作品だ。実は前回2013年の来日公演でも演奏している。どこか個性的な抑揚を持つ、美しい演奏だった。再び日本の聴衆の前でこれを披露するのには理由があるのだろう。続けて晩年の作である第30番のソナタを置いているというのも興味深い。二つの世界をどのように描き分けるのだろうか。前半だけでひとつの大きな物語を体験することになりそうだ。
一方のショパンからは、バラード第2番と第4番、そして葬送ソナタを演奏する。底抜けに明るい作品を選ぶことが少ないのは、きっと自身の趣味によるのだろう。
ロマノフスキーのショパンには、生きる苦悩をそのままにぶつけたい衝動と、気品と威厳を保とうとする理性の、静かなせめぎ合いのようなものを感じる。実に力強く哀愁に満ちた音を出す人だ。しかしそこには、雲間からさす薄日のような、淡い幸福感が漂う。私たちは彼がショパンと一体化して奏でるそんな音楽を、じっと耳を凝らして聴くことになる。
以前、自身の音楽に影響を与えるものは何かと尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「音楽とは僕自身がそのまま投影されるものです。悪い人間が良い音楽家になれるはずはありません。僕の普段の行いのすべてが、音楽にふさわしいものでありたいといつも考えています」
彼の音楽の中に宿る気品は、この音楽家としての誇りに由来するのかもしれない。今回のリサイタルプログラムは、そんなロマノフスキーの心からありのままに湧き出すものを受け取るのにぴったりの、深く美しい作品ばかりだ。
高坂はる香(音楽ライター)
全国公演日程National performance
- 日時
- 2015/1/17(土)
- 会場
- 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
- お問い合わせ先
彩の国さいたま芸術劇場 0570-064-939
- 日時
- 2015/1/21(水)
- 会場
- サントリーホール ★
- お問い合わせ先
N響ガイド 03-3645-1780
- 日時
- 2015/1/22(木)
- 会場
- サントリーホール ★
- お問い合わせ先
N響ガイド 03-3645-1780
- 日時
- 2015/1/23(金)
- 会場
- 紀尾井ホール
- お問い合わせ先
ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
★NHK交響楽団第1801回定期公演、指揮:ジャナンドレア・ノセダ
〔ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲〕
プロフィールProfile
アレクサンダー・ロマノフスキー Alexander Romanovsky (ピアノ / Piano)
2001年、17歳でブゾーニ・コンクールに優勝し、2007年から2枚のCDをデッカからリリースしたCDは高く評価され、ニューヨーク・タイムズに「色彩と空想の天賦の才を持つ途方もないテクニシャンであるばかりでなく、繊細な音楽家にして明快な解釈者として特別」と激賞された。また、2011年チャイコフスキー国際コンクールにおいて、ラフマニノフの最も優れた演奏に贈られる「クライネフ賞」を受賞。その活動が世界的に注目されるピアニスト。
1984年、ウクライナ生まれ。ロンドンの王立音楽大学でアレクセーエフに師事。
ソリストとしての活動では、ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管との共演、プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管との共演が特筆される。またロイヤル・フィル、さらに英国室内管弦楽団とも共演している。
1997年にイタリアに居を移し、ヨーロッパの主要な音楽祭に招かれる他、サンクトペテルブルグ・フィル(指揮スピヴァコフ)のソリストとして、キエフ、バルト諸国、フランスのツアーに参加。
また、セレブリエール指揮ロシア・ナショナル管との共演でグラズノフの協奏曲1、2番を、またベートーヴェンのディアベッリ変奏曲をデッカで録音。
2012年コンロン指揮シカゴ響との共演となるラヴィニア・フェスティバルと、ギルバート指揮ニューヨーク・フィルとの共演でヴェイル・ヴァレー音楽祭等に招かれ、ミラノのヴェルディ音楽院、ローマの聖チェチーリア音楽院、アムステルダムのコンセルトヘボウでリサイタルを行う。
主催・協賛
主催:ジャパン・アーツ
後援: 公益財団法人 日本ピアノ教育連連盟
協力:ユニバーサル ミュージック合同会社