ラフマニノフの祭典2017 現代最強のコンビで聴くロシアの魂
ワレリー・ゲルギエフ指揮 マリインスキー歌劇場管弦楽団 デニス・マツーエフ(ピアノ)
- 弦楽器
- 日時
- 2017年12月10日(日) 13:00
- 会場
- サントリーホール
ピックアップ
(夢倶楽部会員 S¥31,000 A¥25,000)
6/12以降 S¥37,000 A¥30,000
(夢倶楽部会員 S¥36,000 A¥29,000)
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- 2019/12/6 アンコール情報:マリインスキー歌劇場管弦楽団 (12/5)
チケット詳細Ticket Information
① 5月13日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員
② 5月14日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 5月18日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 5月21日(日) 10:00a.m.~発売 一般
… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可チケット購入はこちら※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
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チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
<陶酔のオール・ラフマニノフ・プログラム>
2017年12月10日(日) 13:00開演 サントリーホール
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番 嬰へ短調 Op. 1
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 18 (ピアノ:デニス・マツーエフ)
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ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 Op. 27
2017年12月10日(日) 18:00開演 サントリーホール
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op. 30
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ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op. 40 (ピアノ:デニス・マツーエフ)
ラフマニノフ:交響的舞曲 Op. 45
- 2017年12月10日(日) 13:00~ サントリーホール
- ラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調Op.32-12(ソリストアンコール:デニス・マツーエフ)
- ヴェルティ:’運命の力’序曲(オーケストラアンコール)
- 2017年12月10日(日) 18:00~ サントリーホール
- ラフマニノフ:練習曲「音の絵」Op.39-2(ソリストアンコール:デニス・マツーエフ)
- メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」より’スケルツォ'(オーケストラアンコール)
公演によせてMessage
理想のコンビによる前代未聞の「ラフマニノフの祭典」!
いまクラシック音楽で最も重要な潮流のひとつが、「ラフマニノフ・ルネッサンス」ともいうべき現象である。革命と戦争の時代を生き抜き、ロシアからアメリカへと渡った大ピアニスト兼作曲家のセルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)の音楽が、世界中で再評価されつつあるのだ。それは単に甘く悲しく哀愁豊かな親しみやすい作品を書いたというだけにとどまらない。ロマン派の最後に位置する真の偉大な巨人としてのかけがえのなさに、暗く宿命的な悲劇を象徴する音楽の深みに、多くの人々が気づき始めている。
来たる12月10日、こうしたラフマニノフ復興の動きにおける最大のクライマックスともいえる2つのコンサートが続けて行われる。現代の指揮界のカリスマ、ワレリー・ゲルギエフが、ロシア・ピアニズムの現役最高峰の一人デニス・マツーエフと組んで、ラフマニノフのピアノ協奏曲全4曲と、交響曲第2番と交響的舞曲を一気に演奏するのだ。作曲家ラフマニノフの全体像を体験するのに、これほど好適な機会は滅多にない。
近年ゲルギエフは、ロシア国内のみならずミュンヘンやロッテルダムなどヨーロッパ各地でもラフマニノフの楽曲を集中的・体系的に取り上げており、解釈を深化させていることは疑いない。昨年話題となった極東ウラジオストク・マリインスキー劇場への新たな展開が象徴するのは、サンクトペテルブルクからユーラシア大陸全土を俯瞰するかのような、人間ゲルギエフの巨視的なスケールである。
マツーエフは1998年チャイコフスキー国際コンクール優勝後、持ち前の超絶技巧のみならず弱音に磨きをかけた演奏で、いよいよ円熟の境地に達してきた。筆者も昨夏フランスで彼のリサイタルでラフマニノフを聴いたが、濡れたように美しく繊細な音色から、怒涛のようなスピードと迫力まで、表現の幅の大きさには圧倒された。いま最も聴くべきピアニストの一人であることは間違いない。
理想のコンビによる前代未聞の「ラフマニノフの祭典」、ロシア音楽とピアノを愛する人なら、ぜひとも足を運んでおきたい。
林田直樹 (音楽ジャーナリスト・評論家)
全国公演日程National performance
- 日時
- 2017/12/6(水)
- 会場
- サントリーホール ◇
- お問い合わせ先
ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
- 日時
- 2017/12/10(日)
- 会場
- サントリーホール ●
- お問い合わせ先
ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
●ソリスト:デニス・マツーエフ(ピアノ)
◇ソリスト:庄司紗矢香(ヴァイオリン)
★ソリスト:松田華音(ピアノ)
◆オーケストラのみの公演
プロフィールProfile
ワレリー・ゲルギエフ Valery Gergiev (芸術総監督、首席指揮者, Artistic and General Director)
マリインスキー劇場芸術総監督、首席指揮者。ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者。チャイコフスキー国際コンクール組織委員会委員長。PMF芸術監督。 「白夜の星」音楽祭、ロッテルダム・ゲルギエフ音楽祭(オランダ)、モスクワ復活祭音楽祭などの音楽祭を創設し、芸術監督、音楽監督として活躍。 マリインスキー劇場において数多くの世界的な名歌手を育成し、音楽界に送り出してきた。その采配のもとで同劇場はオペラおよびバレエのレパートリーを大きく広げ、現在では18世紀から20世紀までのクラシックの傑作をはじめ、現代作曲家の作品にいたるまで、幅広いレパートリーを誇っている。
06年には、火災に遭ったマリインスキー劇場アトリエ兼倉庫の跡地に新しいコンサートホールが完成。2013年にはマリインスキー劇場新館(マリインスキー2)がオープンした。これによりマリインスキー劇場は、ロシア国内では初となる、劇場とコンサートホールを併せ持つ複合施設へと生まれ変わったのである。 ゲルギエフは07年~15年までロンドン交響楽団の首席指揮者を務めたほか、近年は、メトロポリタン・オペラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団などと共演している。
デニス・マツーエフ Denis Matsuev (ピアノ, Piano)
デニス・マツーエフは、1998年の第11回チャイコフスキー国際コンクールで優勝した。以来、当代きっての人気ピアニストの一人として確固たる地位を築いている。 これまでに世界の有名オーケストラとの共演としては、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ベルリン・フィル、ロンドン響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、スカラ座フィル、パリ管などが挙げられ、その他に、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団など、ロシアの名門オーケストラとも継続的に共演を重ねている。 今日活躍している著名な指揮者とも定期的に共演しており、ロリン・マゼール、ワレリー・ゲルギエフ、ズービン・メータ、マリス・ヤンソンス、ユーリ・テミルカーノフ、クルト・マズア、パーヴォ・ヤルヴィ、チョン・ミョンフン、アントニオ・パッパーノ、イヴァン・フィッシャー、ジャナンドレア・ノセダ、ミハイル・プレトニョフなど、錚々たる面々が共演者として名を連ねている。 マツーエフは3つの重要な国際音楽祭の芸術監督を務めている。それらは、アヌシー音楽祭(フランス)、バイカルの星音楽祭(イルクーツク/シベリア)、そしてクレッシェンド音楽祭である。クレッシェンド音楽祭は、モスクワ、サンクトペテルブルク、エカテリンブルク、テルアヴィヴ、カリーニングラード、パリ、ニューヨークなど様々な国際都市で行われる一連の音楽イベントである。 これらの注目すべき音楽祭は、新しい世代の若手音楽家たちに出演の機会を与えており、世界中から招かれた才能豊かなソリストたちがロシアの一流オーケストラと共演する場となっている。とりわけクレッシェンド音楽祭は、ロシア国内外を問わず、非常に大きな反響を呼んでいる。さらに、マツーエフはロシアのチャリティー財団「ニュー・ネイムズ(New Names)」の総裁を務めている。この財団は、マツーエフの祖国ロシア各地で、子供の音楽教育を支援する活動を行っている。
マリインスキー歌劇場管弦楽団 The Mariinsky Orchestra
マリインスキー歌劇場管弦楽団は、18世紀のピョートル大帝在位中に創設され、以来ずっと、サンクトペテルブルグの地で、世界に名だたるマリインスキー劇場を拠点として活動している。これまでに数多くの世界的音楽家がこのオーケストラを指揮しており、ハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、ウィレム・メンゲルベルク、オットー・クレンペラー、ブルーノ・ワルター、エーリヒ・クライバーや、ベルリオーズ、ワーグナー、マーラー、シェーンベルクなど、錚々たる顔ぶれが並んでいる。
同楽団は、チャイコフスキーのオペラとバレエ、グリンカ、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフのオペラ、ショスタコーヴィチ、ハチャトゥリアン、アサフィエフのバレエの世界初演を手掛けている。
ソ連時代はキーロフ歌劇場と呼ばれていたが、オーケストラの輝かしい伝統は、ウラディーミル・ドラニーシュニコフ、アリ・パゾフスキー、エフゲニー・ムラヴィンスキー、コンスタンチン・シメオノフ、ユーリ・テミルカーノフなどの指揮者によって受け継がれていった。 そして、1988年からはワレリー・ゲルギエフが同楽団を率いている。ゲルギエフのリーダーシップにより、マリインスキーは、メトロポリタン・オペラ、ケネディ・センター、英国ロイヤル・オペラ、サンフランシスコ・オペラ、パリのシャトレ座とシャンゼリゼ劇場、ザルツブルク音楽祭、エジンバラ国際フェスティバル、ミラノ・スカラ座など、世界最高峰のオペラハウスや劇場で公演を行うようになった。
またゲルギエフの指揮のもとマリインスキー歌劇場管弦楽団は、現在、世界中の一流の舞台で管弦楽作品を演奏している。
主催・協賛
主催:ジャパン・アーツ
後援:ロシア連邦大使館
協力:マリインスキー友の会