平日午後に聴く最高峰のオーケストラによるロシア音楽の醍醐味
【公演中止】サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団 ニコライ・アレクセーエフ指揮
- オーケストラ
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4月の主催公演に関する大切なお知らせ/中止・延期公演、チケット払い戻しのお知らせ 4月17日(金)~25日(土)に予定しておりましたサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団の日本ツアーは、ロシア連邦文化省からの国外出国禁止命令によりやむを得ず中止となりましたことをここにお知らせいたします。 公演を楽しみにされ、チケットをお買い求めのお客様には、大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解、ご了承賜りますようお願い申し上げます。 ⇒ 公演中止のお知らせ(2020年3月31日) ⇒ チケット払戻しのお知らせ |
■ [サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団] 指揮者 ニコライ・アレクセーエフ スペシャル・インタビュー(2020年3月)
■ 【掲載情報】ユーリ・テミルカーノフ、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団 (2020年3月)
■ [演奏会レビュー] 名匠ニコライ・アレクセーエフ 新日本フィル (2020年2月15日) を指揮!(2020年3月)
■ 【学生限定「SEIKOシート」発売のお知らせ】サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団(抽選受付期間:2020年2月22日(土)10:00~3月1日(日)23:59)⇒受付終了
■ ロシアの宝、テミルカーノフとサンクトペテルブルグ・フィルのすべて(2020年2月)
■ 【2020年来日公演情報】ニコライ・アレクセーエフ(サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団 指揮者・副芸術監督)(2020年1月)
■ 【掲載情報】 ユーリ・テミルカーノフ「ぶらあぼ 2020年2月号」(2020年1月)
■ 2020年ジャパン・アーツ『新春キャンペーン』(期間:1/1~1/14)
チケット詳細Ticket Information
チケット発売情報
- ① 11月16日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 WEB
- ② 11月17日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 TEL
- ③ 11月21日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 WEB
- ④ 11月23日(土・祝) 10:00a.m.~発売 一般
TELWEB
- WEB … インターネットで購入可
- TEL … ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
その他プレイガイド
- チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999
[Pコード166-413] - イープラスeplus.jp
- ローソンチケット0570-000-407[Lコード32682]
- 東京オペラシティチケットセンター https://www.operacity.jp/concert/ticket/ 03-5353-9999
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
- プロコフィエフ: 交響曲第1番 ニ長調 「古典」 Op. 25
- ストラヴィンスキー: バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
- チャイコフスキー: 交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」 Op. 74
公演によせてMessage
オール・ロシア・プログラムの魅力を体感するコンサート
サンクトペテルブルグは「北のヴェネツィア」の別称を持つほど美しい古都である。歴史を感じさせるその街並を歩くと、この街が培ってきた重層的な文化というものを感じざるを得ない。サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団の存在もこの街が誇る文化のひとつである。20世紀に入ってから、ムラヴィンスキー、そして後継者であるテミルカーノフによって育まれてきたそのオーケストラ・サウンドは世界中の音楽ファンを、もちろん日本の音楽ファンも虜にしてきた。常に変わらない音楽的な魅力を保ち続けていることを、2018年の来日公演でも確認することができた。
その前回の来日公演では、健康上の理由で来日できなくなったテミルカーノフに替わり、ニコライ・アレクセーエフが指揮台に上がった。レニングラード音楽院に学んだアレクセーエフはカラヤン指揮者コンクールなどに入賞し、欧米のオーケストラでも活躍する存在であるが、2000年からはサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー協会の副芸術監督も務めており、オーケストラと指揮者の関係は深い。それは実演からもよく分かった。あくまでも自然な音楽の流れのなかに、繊細な息づかいと配慮があり、それがほとんど阿吽の呼吸で作り出されて行く。伝統とはもちろん受け継がれて行くものだが、新たに作り出されるものでもある。アレクセーエフの指揮ぶりを見ながら、そんなことも感じた公演であった。
そのアレクセーエフが再びサンクトペテルブルグ・フィルと日本で共演する。今回はプロコフィエフの「古典」交響曲、ストラヴィンスキーの「火の鳥」、チャイコフスキーの「悲愴」というオール・ロシア・プログラム。この本格的な名曲プログラムを午後のコンサートとして開催するのは、珍しいことだ。オーケストラが歴史的に育んできた名曲を、次代を担うアレクセーエフがどんな風に表現してくれるのか、期待が高まる。ロシア音楽、そしてロシアのオーケストラのサウンドを身体いっぱいに感じるコンサートとなりそうである。
片桐卓也(音楽ライター)
全国公演日程National performance
- 日時
- 2020/4/23(木)
- 会場
- 東京オペラシティ コンサートホール ◎
- お問い合わせ先
(問)ジャパン・アーツぴあ 0570-00-1212
●:ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
◎:ニコライ・アレクセーエフ(指揮)
◇:エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ)
◆:藤田真央(ピアノ)
▲:セルゲイ・ドガージン(ヴァイオリン)
△:庄司紗矢香(ヴァイオリン)
プロフィールProfile
ニコライ・アレクセーエフ Nikolay Alexeev (指揮者・副芸術監督 , Conductor and Deputy Artistic Director)
サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団副芸術監督。レニングラード音楽院にて、オペラとオーケストラ指揮をマリス・ヤンソンスに師事。ザグレブ・フィルの首席指揮者、モスクワ・フィル、ロシア・ナショナル管弦楽団などを指揮し、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ロッテルダム・フィル、ドレスデン・フィル等と共演。2001年から2010年まで、エストニア国立響の首席指揮者を務め、同国より国家文化賞を授与された。2000年より、サンクトペテルブルグ・フィルの指揮者として活動する。ロシア人民芸術家。
サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団 St. Petersburg Philharmonic Orchestra
1802 年に設立された「フィルハーモニー協会」を前身とし、1882年皇帝アレクサンドル3世の勅令により設立された、芸術の国ロシア最古の交響楽団。クレンペラー、ワルター、ワインガルトナー、ニキシュなどの著名指揮者がこのオーケストラに客演し、ホロヴィッツやプロコフィエフがソリストとして共演。R.シュトラウス、マーラー、ブルックナーなど数々の重要作品の初演を行っている。1824年ベートーヴェンの「壮厳ミサ曲(ミサ・ソレムニス)」の世界初演を行ったのも同楽団である。1938年以降エフゲニー・ムラヴィンスキーが50年間に亘って音楽監督を務め、一糸乱れぬ演奏が西欧諸国に大きな衝撃を与え、全世界にその名を轟かす。1988年ユーリ・テミルカーノフが芸術監督・首席指揮者に就任し、現在に至る。サンクトペテルブルグからペトログラード、そしてレニングラードからまたサンクトペテルブルグへという都市名の変換に伴い、1991年には「レニングラード・フィル」という名称から「サンクトペテルブルグ・フィル」と改名された。テミルカーノフ指揮による録音はBMGクラシックスよりリリースされている。
主催・協賛
主催:ジャパン・アーツ
後援:駐日ロシア連邦大使館/ロシア連邦交流庁[Rossotrudnichestvo]
協力:ロシア文化省 / ロシア文化フェスティバル組織委員会