<アフタヌーン・コンサート・シリーズ 2020-2021 後期 Vol.2>
響きあう大人のハーモニー

澤畑恵美(ソプラノ)・矢部達哉(ヴァイオリン)・横山幸雄(ピアノ)が贈る午後の優雅な時間

ピックアップ

会場ロビーにて、ホテルカデンツァ光が丘「苺のケーク」を販売いたします。
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「苺のケーク」販売価格 3,000円(税込)
アーモンドと苺フレーバーをプラスし
ホワイトチョコレートでドレスアップしたしっとり食感のバターケーキ。
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ホテルカデンツァ光が丘 苺のケーク

新型コロナウイルス感染予防に対応した座席配置を行うため、座席間隔を空けて販売しております。 (会場の規定によって座席の間隔は異なります。)
今後の新型コロナウイルス感染状況による、 日本国政府、開催会場の各自治体、関係団体からの新たな発表があった場合は、販売席種、エリア、運営方法などが変更となる可能性がありますので、予めご了承くださいますよう、お願い申し上げます。(2020年9月)

チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 8月22日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 WEB
  2. ② 8月23日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 TEL
  3. ③ 8月27日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 WEB
  4. ④ 8月29日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
  5. ⑤ 9月12日(土) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

特別割引
    • シニア・チケット=65歳以上の方は指定席を会員料金でお求めいただけます。
    • 車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)

その他プレイガイド
チケット購入にあたっての注意事項

こちらからご一読ください

曲目・演目Program

  • シューマン:女の愛と生涯 Op. 42 <全8曲>[ソプラノ&ピアノ]
  • シューマン:アラベスク Op. 18 [ピアノ独奏]
  • ブラームス:間奏曲 Op. 118-2 [ピアノ独奏]
  • ショパン:バラード第1番 Op. 23 [ピアノ独奏]
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  • ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 Op. 47 「クロイツェル」 [ヴァイオリン&ピアノ]
  • クライスラー:ボッケリーニの様式によるアレグレット (矢部達哉&横山幸雄)
  • プッチーニ:歌劇『ジャンニスキッキ』より“私のお父さん” (澤畑恵美&横山幸雄)

公演によせてMessage

大作曲家の三角関係!?
~シューマン夫妻とブラームス、モテないベートーヴェン

日本人は西洋音楽を輸入し、勉強してきたので学校の音楽室に飾られた作曲家の肖像画を「偉人伝」みたいに眺めます。でも作曲家だって 人の子、恋も失恋も味わい、喜んだり傷付いたりの人生を送りました。

シューマンは9歳年下のクララを好きになりますが、その父親でピアノ教師のヴィークの猛反対に遭い、裁判で結婚を勝ち取ります。作品番号23までは全部ピアノ曲でクララへの恋文、あるいはヴィークへの挑戦状として書かれたものです。歌曲集「女の愛と生涯」は1840年、クララと結婚した年の作品。1人の女性が愛する人と出会い、結ばれ、子を授かりますが、やがて先立たれてしまう悲しみまでを歌います。精神に変調をきたしたシューマンが46歳で亡くなった後、クララが40年間も生き延びる展開を暗示するかのような作品です。

音楽評論も手がけたシューマンは同い年のショパンを「諸君、脱帽したまえ、天才だ!」と紹介、20歳で自作を携えて訪ねてきたブラームスを聴くなり、クララを別室から呼び「今までに聴いたことのない音楽だ」と絶賛しました。シューマン亡き後、ブラームスはクララへの愛を胸に秘めつつ交流を続け、クララの死の1年後に亡くなります。

今年が生誕250周年のベートーヴェンは作曲の歴史だけでなく、失恋を繰り返した結果の生涯独身という部分でも、ブラームスの先輩といえるでしょう。恋愛に限らず何度も苦難に直面しながら決して諦めず、未来に希望を託した作品の数々に強烈なエネルギーが宿ります。「クロイツェル・ソナタ」を読んだトルストイが同名の小説を書き、それを読んだヤナーチェクが弦楽四重奏曲の題名に使った史実も、ベートーヴェンの「強さ」の象徴でしょう。

矢部達哉さんと澤畑恵美さんが結婚、前後して矢部さんと横山幸雄さんが共演を始めてからもう、四半世紀の時間が流れました。4人 の作曲家の「濃い人生」の軌跡を3人の熟練アーティストがどう描くのか、とってもスリリングな昼下がりです。

池田卓夫(音楽ジャーナリスト@いけたく本舗®)

プロフィールProfile

澤畑 恵美 Emi Sawahata (ソプラノ, Soprano)

国立音楽大学卒業。同大学院、及び文化庁オペラ研修所修了。第58回日本音楽コンクール第1位。同時に福沢賞、木下賞、松下賞を受賞。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノに留学。研修所修了後直ちに二期会『フィガロの結婚』スザンナでデビュー。高い音楽性と華のある舞台姿で鮮烈な印象を与え、以降も新国立劇場『魔笛』パミーナ、二期会『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』ヴィオレッタ、同『ばらの騎士』ゾフィー等で絶賛される。近年では二期会『フィガロの結婚』伯爵夫人、新国立劇場『夕鶴』つう等役柄を拡げ、成功を収めている。コンサートでも優れた演奏を披露し、マズア、インバル等名指揮者と数多く共演。国立音楽大学教授。二期会会員

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矢部達哉 Tatsuya Yabe (ヴァイオリン, Violin)

1968年東京生まれ。桐朋学園ディプロマコース修了後、90年22歳の若さで東京都交響楽団のソロ・コンサートマスターに抜擢される。97年、NHK「あぐり」のテーマ演奏で大きな反響を呼ぶ。室内楽、ソロでも活躍し、小澤征爾、若杉弘、フルネ、クレー、デプリースト、インバル、ベルティーニ等の著名指揮者と共演。2009年、音楽の友4月号では、読者の選んだ“私の好きな国内オーケストラのコンサートマスター”で1位に選ばれ、2016年文藝春秋2月号で「日本を元気にする逸材125人」の一人に選ばれている。95年第5回出光音楽賞、平成8年度村松賞、96年第1回ホテルオークラ音楽賞受賞。ソニークラシカル、オクタヴィア・レコードよりCDが発売されている。

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横山幸雄 Yukio Yokoyama (ピアノ, Piano)

1990年ショパン国際ピアノコンクールにおいて歴代の日本人として最年少入賞を果たし、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など数多の賞を受賞。ポーランド政府より「ショパン・パスポート」を授与。自ら企画する「入魂のショパン」はギネス世界記録に認定され、2019年には3日間でショパンの全作品を演奏。継続的に開催される意欲的な企画は常に高く評価される。パリにてラヴェルの全ピアノ独奏曲演奏会、ポーランドリサイタルツアーなど海外にも活躍の場を広げる。コロナ禍においてインターネットライヴ配信「横山幸雄マイハートピアノライヴ」を定期的に開催。エリザベト音楽大学客員教授、名古屋芸術大学特別客員教授、日本パデレフスキ協会会長。これまでリリースされたCDは、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞等栄えある賞を受賞。2021年はデビュー30周年の節目を迎える。

オフィシャル・ホームページ
http://yokoyamayukio.net/
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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ
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