壮麗なる変奏曲の宇宙~過去に類を見ない衝撃のプログラム
横山幸雄 ピアノ・リサイタル
<ベートーヴェン・プラス Vol.8>
- ピアノ
- 日時
- 2022年9月18日(日) 11:00
- 開場 / 終演予定
- 10:00 / 16:20
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チケット詳細Ticket Information
チケット発売情報
- ① 5月1日(日) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
- ② 5月7日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
- WEB … インターネットで購入可
- TEL … ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
※本公演のチケットに各部券はありません。
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チケット残席状況
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その他プレイガイド
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チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
- J.S.バッハ : ゴルトベルク変奏曲(アリアと30の変奏曲) ト長調 BWV 988
- ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Op. 83
- W.A.モーツァルト:きらきら星変奏曲 ハ長調 K. 265
- ベートーヴェン:プロメテウスの主題による変奏曲とフーガ (エロイカ変奏曲)変ホ長調 Op. 35
- ベートーヴェン:ソナタ 第23番 ヘ短調 Op. 57「熱情」
- ベートーヴェン:ソナタ 第32番 ハ短調 Op. 111
- ベートーヴェン:ディアベリのワルツによる33の変奏曲 ハ長調 Op. 120
公演によせてMessage
シリーズ史上最も過酷にして、かつ興味深いプログラム—
今からちょうど200年前、51歳で32曲のピアノ・ソナタを書き終えたベートーヴェンは、そのあと一体どこへ向かったのだろうか?
結果的に33番目のソナタが生まれることはなく、その代わりに33曲のヴァリエーションからなる長大な変奏曲が生み出されました。
さまざまな紆余曲折あって32番のソナタまでたどり着いたベートーヴェンですが、ソナタという枠組みの中ではさすがにもうそれを超える深みには達し得ないと考えたのだろうか…。
限界突破がモットーのようなベートーヴェンの人生にとって、ある意味では切り替えの早さもこの歳のベートーヴェンには重要だったのかもしれません。
ひとつの主題を変奏していくというのは、作曲スタイルの中でも最もシンプルなものと言えますが、ソナタという枠を取り払うことで、この通称ディアベリ変奏曲ではさらに自由に振る舞うことが可能になり、そこで発散されるエネルギー量はとてもひとりの人間からのものとは思えないほどの爆発的なものでもあります。
今年のベートーヴェン・プラスでは、バロック作品のひとつの頂点としてのバッハのゴールドベルク変奏曲からベートーヴェンのディアベリ変奏曲までの変奏曲の発展と変遷、そしてまたベートーヴェン作品の頂点とも言える熱情も32番のソナタも、ともに変奏曲が重要な位置を占めているというふたつのテーマがまるでソナタのように絡み合っています。
ベートーヴェン・プラスシリーズ史上最も過酷、かつ興味深いプログラムだと思います。
僕自身がベートーヴェンの晩年の年齢に近づきつつある今だからこそやってみたいと考え、相当に悩んだ末に思い切って組んだこのプログラムを、皆さまと是非とも会場で共有出来たらと思っています。
横山幸雄
プロフィールProfile
横山幸雄 Yukio Yokoyama (ピアノ,Piano)
1990年ショパン国際ピアノコンクールにおいて歴代の日本人として最年少入賞を果たし、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など数多の賞を受賞。 以来、クラシック界のトップアーティストとしてその活動は常に注目を浴びている。ポーランド政府より「ショパン・パスポート」を授与。自ら企画する「入魂のショパン」はギネス世界記録に認定され、2019年の第10回記念公演では、3日間でショパンが生涯で作曲した240曲の作品(独奏曲、協奏曲、声楽曲、室内楽曲)をすべて演奏するという前人未踏のプロジェクトを大成功させ、その記録をDVDとしてリリース。2013年よりスタートしたシリーズ「ベートーヴェン・プラス」や「4大ピアノ協奏曲」の一挙演奏といった継続的に開催される意欲的な企画、更に2020年のベートーヴェン生誕250年12月に2日間で前代未聞のベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全32曲連続演奏会の実施等により、文字通り不動の地位を確立する。 国内の主要オーケストラとの共演に加えて、2015年パリにてラヴェルの全ピアノ独奏曲演奏会、2018年ポーランド・リサイタル・ツアー、2019年ルイージ指揮デンマーク国立交響楽団公演など海外にも活躍の場を広げる。 これまでリリースされたCDは、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞等栄えある賞を受賞。また、東京と京都にレストランをオープンし、音楽と旬の食をテーマに新しい音楽の楽しみ方を提供する音楽プロデューサーとしても手腕を発揮。エリザベト音楽大学客員教授、名古屋芸術大学特別客員教授、日本パデレフスキ協会会長。昨年2021年はデビュー30周年を迎えた。
- オフィシャルサイト
- http://yokoyamayukio.net/
主催・協賛
- 主催
- ジャパン・アーツ
- 後援
- 横山幸雄後援会
- 協賛
- ハウス食品グループ