時代の寵児 待望の再来日実現!

レイ・チェン ヴァイオリン・リサイタル 2022

チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 8月17日(水) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
  2. ② 8月20日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
  3. ③ 10月31日(月) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

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  • ◎シニア・チケット=65歳以上の方はシニア料金でお求めいただけます。
     S席¥5,800 A席¥4,500
  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
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チケット購入にあたっての注意事項

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曲目・演目Program

  • ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 Op. 30
  • ストラヴィンスキー (ドゥシキン編):バレエ音楽「妖精の口づけ」より ディヴェルティメント
    Ⅰ.シンフォニア Ⅱ.スイスの踊り Ⅲ.スケルツォ Ⅳ.パ・ド・ドゥ
* * *
  • J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
  • ブラームス:ハンガリー舞曲 第7番(ヨアヒム編)/第17番(クライスラー編)
  • サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
  • J .ウィリアムズ:シンドラーのリスト
  • エドゥアルド・ロビーラ/ レイ・チェン&フリオ・エリザルデ篇:アルゼンチンタンゴ 「エバリスト・カリエゴに捧ぐ」
  • チック・コリア/レイ・チェン&フリオ・エリザルデ篇:スペイン
  • ポンセ/ハイフゥェッツ:エストレリータ(小さな星)

公演によせてMessage

レイ・チェンの魅力のすべてが開花するバラエティに富んだプログラム

 いま、もっとも勢いのあるヴァイオリニストのひとり、レイ・チェンは幅広いレパートリーを備えているが、ひとつの作品と対峙するとき、膨大な練習量と時間をかける。
「モーツァルトのひとつのカデンツァには50時間くらいかけ、じっくりモーツァルトと向き合い、その内面の暗い部分が理解できたときにカデンツァが頭に浮かびます。いずれの作品も、作曲家の魂に分け入るように奥深く入り込まないと、その真意は理解できません」
 レイ・チェンはクリストフ・エッシェンバッハをはじめとする偉大な指揮者との共演も多く、ブルッフのコンチェルトなどを得意とするが、ベルリン・フィルのメンバーと結成したメイド・イン・ベルリン(弦楽四重奏団)とも「月の光」をはじめとする名曲を録音。名曲が新たな光を放って耳に心地よく浸透してくる。
 バッハの《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ》も愛奏曲で、「バッハの無伴奏作品は、僕にとっては特別な曲です」と語っている。2017年9月の来日時にはバッハ《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ》全6曲を演奏したが、全編に力強く豊穣な歌が奏でられ、長大で厳格な孤独の旅が終わると、音楽が自由に天空に舞い上がっていくようだった。
 今回のプログラムはベートーヴェンのソナタ第8番で幕開け。軽妙洒脱で独創性に富むソナタは、聴き手をレイ・チェンの弦の世界へと即座にいざなう。ストラヴィンスキーの《妖精の口づけよりディヴェルティメント》は、録音も行っている得意とする作品だ。
 バッハ《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番》の前奏曲は快活で無窮動的な曲で、長く変化に富む。ルールは牧歌的な舞曲。有名なロンド形式による軽快なガヴォットは、単独で演奏される機会が多い。メヌエットⅠとメヌエットⅡは優雅な雰囲気をたたえている。ブレーはコミカルな曲想。ジーグは楽しく軽快な曲。各曲でレイ・チェンの伝統的な奏法と表現が遺憾なく発揮される。
 そしていよいよロマの旋律を使用した情熱的で軽快な音楽世界へと飛翔する。ブラームスの《ハンガリー舞曲》では、レイ・チェンの卓越したリズム表現と明朗闊達な響きが堪能でき、心が浮き立つ。最後に登場するサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」は、レイ・チェンの真骨頂を表すもので、世界中で演奏している自家薬籠中の作品。聴き手の心は限りなく高揚し、至福の時が味わえるに違いない。

伊熊よし子(音楽ジャーナリスト)

プロフィールProfile

レイ・チェン Ray Chen (ヴァイオリン,Violin)

21世紀のクラシック音楽家の定義を変えるヴァイオリニスト。現代テクノロジーによる新しい機会を活用し、ソーシャル・メディアを通じてアーティストとファンとの新たな関わり方を示す先駆者となっている。台湾に生まれ、オーストラリアで育つ。15歳の時にカーティス音楽院に入学し、アーロン・ロザンドに師事。ユーディ・メニューイン国際コンクール(2008年)とエリザベート王妃国際音楽コンクール(2009年)での優勝をきっかけに、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、および出身国オーストラリアで、演奏会と録音の両分野に渡ってキャリアを築いている。17年にデッカ・クラシックスと専属契約を結び、1枚目「ヴィルトゥオーゾ」は、エコー・クラシック賞を受賞。これまでに、ロンドン響、ゲヴァントハウス管、ベルリン放響、ローマ聖チェチーリア国立音楽院管、ロサンゼルス・フィル、サンフランシスコ響などと共演している。また、シャイー、V. ユロフスキ、M. ホーネック、K. ペトレンコ、ウルバンスキ、ヴァルチュハなどの指揮者と共演。使用楽器は、日本音楽財団から貸与されている、1714年製ストラディヴァリウス「ドルフィン」。

プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/raychen/
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フリオ・エリザルデ Julio Elizalde (ピアノ,Piano)

ソリスト、室内楽奏者、アーティスティック・アドミニストレーター、教育者、キュレーターなど、多方面にわたるキャリアを展開する。アメリカ、ヨーロッパ、アジア、ラテン・アメリカの主要な舞台に出演。2014年以来、ワシントン州、シアトル近郊のオリンピック音楽祭の芸術監督も務める。これまでに、サラ・チャンやレイ・チェンと海外ツアーで共演するほか、パールマン、エイブラムス、マンソンなどの指揮者と共演。アンドリュー・ワン(ヴァイオリン)、パトリック・リー(チェロ)とともに、創設したニュー・トリオの一員でもある。サンフランシスコ出身。ジュリアード音楽院にて修士号と博士号を取得。J.ローエンタール、J.カリクシュタイン、R.マクドナルドの各氏に師事。

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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ
共催
公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
後援
オーストラリア大使館

オーストラリア大使館

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