2015/1/14
ニュース
樫本大進、エリック・ル・サージュ リサイタルツアー開始!
2015年も年明け早々に元気に来日した2人。
今回のリサイタルツアーに向けての意気込みメッセージをご紹介します。
<樫本大進>
これまで、バッハ、ベートーヴェンとテーマを決めてプロジェクトを行ってきましたが、今回はエリックという素晴らしいパートナーと一緒にフレンチ・プログラムに取り組めることをとても嬉しく思っています。
エリックとは、ヨーロッパでも日本(音楽監督を務める「ル・ポン」音楽祭)でも一緒に演奏する機会は幾度となくありましたし、2人でフォーレ作品のレコーディングもしていますが、こうして1つのプロジェクトとして一緒にツアーを行うのは初めてです。念願だったこのツアーが実現し、とても楽しみにしています。
エリックは、もちろん何を弾いても素晴らしいピアニストですが、やはりフランス作品の音色は絶品です。彼の音色を聴くと、僕もとても自然にフランス作品の世界に入っていって弾くことができます。
是非皆さんにも、エリックと僕の演奏から、フランスのおしゃれな空気や雰囲気を感じて頂けたら嬉しいです。
<エリック・ル・サージュ>
また日本に帰って来られてとても嬉しいです。日本には度々来ていますので、僕にとってはもうお馴染みの公演地もありますが、今回初めて行かせて頂く公演地もあります。日本を旅するのは大好きなので、今回のツアーもエンジョイ出来ることを確信しています。
今回演奏する曲目は、これまでにも数え切れないほど演奏してきたフランス作品の珠玉の名作たちです。少し変わった言い方をしますが、数え切れないほど演奏し弾き慣れている作品というのは、『ものすごく下手に弾くことが難しい』作品となっていくわけですが、同時に、毎回同じ演奏にならないように『ものすごく上手に弾くことも難しい』ものです。
そういう点で、大進とは毎回とても楽しく演奏することが出来ます。「曲想の異なる4曲で、お客様にフランス作品の色彩感やエスプリをお届けする」という目標を、僕たちは全ての公演地でしっかり達成出来ることでしょう。日本に来る前にもしっかりリハーサルをしましたし、準備万端です!楽しみにしていて下さい。
いよいよ開幕したリサイタルツアー。
フランス作品特有の流麗で独特の歌いまわしを持つメロディを色彩感豊かにきらきらと紡ぎだす2人の音色、そして今回必聴のプーランクのヴァイオリン・ソナタでは「目の前ですごいことが起きている・・・」とお客様の心を強く揺さぶるような緊張感がホールを満たします。
ドイツに拠点を置きながら、ソリストとして室内楽奏者としてオーケストラのコンサートマスターとして、ドイツ作品に限らず様々な作品に触れながら貪欲に自らの音楽を拡げ続ける樫本大進が、エリック・ル・サージュという強力なパートナーを得て見せる新しい一面・新たな音色の魅力を楽しみに、ぜひ会場にお越しください!
♪日本ツアー今後の公演♪
1月15日(木)19:00 サントリーホール(ジャパン・アーツぴあコールセンター 03-5774-3040)
1月16日(金)19:00 東京芸術劇場(都民劇場 03-3572-4311)
1月17日(土)17:00 横浜みなとみらいホール(神奈川芸術協会 045-453-5080)
1月18日(日)15:00 三鷹市芸術文化センター 風のホール(予定枚数終了)
1月20日(火)19:00 岡谷市文化会館(カノラホール)(同左 0266-24-1300)
1月21日(水)19:00 可児市文化創造センター(同左 0574-60-3050)
1月22日(木)19:00 盛岡市民文化ホール(同左 019-621-5100)
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優美に香り高く紡ぎだされる、上質のフレンチ・プログラム
樫本大進(ヴァイオリン)&エリック・ル・サージュ(ピアノ)
2015年1月15日(木) 19時開演 サントリーホール
<プログラム>
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ Op.119
フォーレ:ロマンス 変ロ長調 Op.28
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調