2015/4/25

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【ウィーン少年合唱団2015年】来日60周年記者会見レポート2

 うららかな春の陽射しが降り注ぐ午後、ウィーン少年合唱団の記者会見が都内で行われました。今年はブルックナー組が来日、4月末から6月中旬にかけて全国各地で27公演が予定されています。
 会見には、合唱団団長/芸術監督のゲラルト・ヴィルト氏、カペルマイスター/指揮者のマノロ・カニン氏、特別協賛のキヤノンマーケティングジャパン株式会社取締役常務執行役員の松阪喜幸氏、招聘元社長の大内栄和氏が出席。ブルックナー組の少年たちも元気な姿を見せてくれました。

 今年は1955年の初来日から60周年という節目の年にあたり、ヴィルト氏は次のように語りました。
 「じつは先日、60年前にはじめて日本を訪れたウィーン少年合唱団の団員の方々とお話をする機会に恵まれました。当時、日本という国は私たちにとって非常に遠い存在でしたが、日本の皆さまの多大なる歓迎を受け、まるで夢のような奇跡が起きたと感じたそうです。そして、先輩団員たちが抱いていた日本へのイメージは、60年たった今でも変わっていません」

 ヴィルト氏いわく「なによりも練習好きで、ときに厳しいレッスンをすることで有名」だというイタリア出身のカペルマイスター、カニン氏は次のように語りました。
 「私にとって、今回の日本公演は非常に心待ちにしていたものでした。というのも、4年前に計画されていたブルックナー組の来日が、東日本大震災のため中止になってしまったからです。ブルックナー組は音楽的にとてもダイナミックで、優れた力を持った子どもたちです。今回は2種類のプログラムを用意して参りましたが、子どもたちはステージ上で楽器も演奏しますし、Bプログラムではサプライズとして踊りも披露するんですよ。おそらく、合唱団の歴史上はじめてではないでしょうか」

 質疑応答では合唱団の少年たちも質問に答え、「コンサートはもちろん、日本の文化に触れることが楽しみです。それと、テーマパークに行くことも」(フランチェスコ君)、「寺院に興味があるので、京都に行くのが楽しみです」(ミヒャエル君)とコメントしました。

 そして最後に少年たちが天使の歌声を披露。『サウンド・オブ・ミュージック』より「エーデルワイス」、世界的ヒットとなったファレル・ウィリアムズの「HAPPY」、ア・カペラの日本語歌唱による「ふるさと」を聴かせてくれました。

文:原典子(ライター)
写真:居坂浩文

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【オンエア情報】
■4月27日(月)11:55~
 日本テレビ系「ヒルナンデス!」生出演予定

■5月5日11:30~
東京FM「Tokyo FM HOLIDAY SPECIAL SONG FOR CHILDREN」出演予定

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