2015/11/28

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ダンサーインタビュー:アンドレイ・エルマコフ(マリインスキー・バレエ)

マリインスキー・バレエとして初めて日本での上演となった『愛の伝説』。カンパニーがロシア国外で踊るのもこれが初となるという。記念すべき公演の初日を踊った主役のひとり宮廷画家フェルバド役のアンドレイ・エマルコフに、楽屋から帰るところを引き留めてコメントをもらった。

―シリンとメフメネ・バヌーの姉妹から愛されるフェルバドの役を見事に踊られました。技術的にも演技的にもとても大きなエネルギーを要する役ではないですか?
「まず、私が信頼するセリュツキー先生の指導のおかげで、この役を確信をもって踊ることが出来るのです。最近ではボリショイで同じ役を踊りましたが、ところどころ新しい振付になっていて、このバレエに別の面から光が当たっているように感じられとても新鮮でした」

―グリゴローヴィチの振付は独特ですね。
「振付以上に、どのダンサーと踊るかということがこのバレエの性格づけには重要な要素だと思います。パートナーによって、あらすじが同じでも内面の感じ方がまったく異なってきますから」

―今日はロパートキナさんとシャプランさんという最高の共演者でした。
「(うなずいて)面白いのは、僕にとってはもっと大きな空間で踊ることが多かったので、跳躍などはいつもより遠くへ飛べなかったことです。今日のような素晴らしい共演者だと、僕の踊りもいつも以上に大きくなるのかもしれません」

―グランフェッテが見事でした。
「それは、僕の隣にいるセリュツキー先生のおかげですから、先生に聞いてください(笑)」

―先生、いかがでしたか?
先生「本当によくやってます。彼は素晴らしいダンサーですよ!」

―ありがとうございました!

エルマコフはこの後、12月4日、6日「白鳥の湖」のロットバルトで出演予定です。

<おまけ>

終演後のロパートキナです。
いつも快く写真に応じてくれます。


可愛らしいシリン役をみせてくれたシャプラン。

取材:小田島久恵(音楽ライター)

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東京公演開幕!!
世界のバレエの至宝。ロシア芸術の都サンクトペテルブルグの高貴な華
マリインスキー・バレエ<キーロフ・バレエ>
2015年来日公演

詳細はこちらから

「ロミオとジュリエット」
 11月30日(月) 18:30 東京文化会館
 12月1日(火) 18:30 東京文化会館
 12月2日(水) 13:00 東京文化会館(平日マチネ公演)
「白鳥の湖」
 12月4日(金) 18:30 東京文化会館
 12月5日(土) 12:30 東京文化会館
 12月5日(土) 18:30 東京文化会館
 12月6日(日) 13:00 東京文化会館

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