2015/12/3
ニュース
オペラ「夕鶴」 倉石真(与ひょう役) 記者会見
11月27日(金)に信濃毎日新聞社上田支社にて、オペラ「夕鶴」に与ひょう役で出演される倉石真の記者会見が行われました。
長野市生まれの倉石は、地元の記者の方々に「夕鶴」への熱い思いを語ってくれました。
「まず、初演のときに大切にしていたのは’何が人間にとって一番大切なことか’という思いでした。与ひょう役は、決して簡単な役ではなく、単純で素朴な価値観をどう演じるかが難しかしいです。’つう’のことが好きなだけだった自分の価値観が次第に変わっていく訳ですが、本当に悪い人になってしまったのか、それをどう伝えるのかが重要な要素でした。誰にでも、そういった与ひょうの一面はあると思います。
今回の市川右近さんの演出では、今まで親しんできた民話調の舞台にありがちな囲炉裏などもない、全てを削ぎ落とした舞台だったからこそ、演劇で一番大事な、心の変遷を見せることが出来たのではないかと思います。歌舞伎特有の回り舞台や、照明の変化などが’心のうつろい’を表現しています。今までにも素晴らしい演出の’夕鶴’はありましたが、前回の公演を観た方達から、’こんなに楽しめる舞台だったのか’と驚きに近い感想をいただきました。
再演に向けて、さらに良い舞台にしたいと考えています。一年が過ぎて更に勉強をし直しましたし、また、前回のツアー中も出演者同士でどうしたら舞台をよくできるかを、日々話し合っていました。ひとつとして同じ公演はありません。そういう一面をぜひ観ていただきたいと思っております。」
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オペラ「夕鶴」2016
2月14日(日) 15:00 神奈川県民ホール
3月24日(木) 14:00 東京文化会館
3月27日(日) 14:00 東京文化会館
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