2015/12/15
ニュース
ピアニスト渡邉規久雄にシベリウス・メダルを授与
2015年11月29日にオール・シベリウス・プログラムによるリサイタルを終えたばかりのピアニスト渡邉規久雄が、フィンランドのシベリウス協会から、歴史と栄誉ある《シベリウス・メダル》を授与され、去る12月8日のシベリウス150回目の誕生日に、東京のフィンランド大使館においてマヌ・ヴィルタモ駐日フィンランド大使より伝達されました。
フィンランドの血を引く渡邉規久雄は、父でありシベリウス演奏の権威であった指揮者の故・渡邉曉雄の影響もあって北欧、特にフィンランドの音楽に造詣が深く、なかでもシベリウスの演奏をライフワークとしてその紹介に務めてきました。
2003年・2007年・2010年に東京文化会館でシベリウス作品のみで開催したリサイタルはそのすべてがLIVE CDとなり、シベリウス生誕150周年の2015年は東京と大阪でシベリウスプログラムによる記念リサイタルを行うなど、シベリウスのピアノ音楽の第一人者として活躍を続けています。
《シベリウス・メダル》はシベリウス作品の演奏や紹介に貢献した個人や団体の功績を称え、フィンランド・シベリウス協会が授与するものです。
第1回は当時のフィンランド大統領ウルホ・ケッコネン氏、第2回はシベリウス夫人であるアイノ・シベリウスさん、第3回は指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤン氏、日本人では2006年の舘野泉さんに続いて二人目で、2015年は指揮者のサー・サイモン・ラトル氏とパーヴォ・ヤルヴィ氏に続いての受賞者となりました。