2012/11/24

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週末は「ラ・バヤデール」を観よう!Part 2

舞台は「アンナ・カレーニナ」から「ラ・バヤデール」に移行中。
24日から26日までは“世界一のコール・ド・バレエ”と称えられる【マリインスキー・バレエ】の
「ラ・バヤデール」が始まります。

次から次へと白いチュチュをまとった精霊たちが登場して、幻想の場面を踊ります。
はかない夢、醸し出される幽玄の世界、そして一糸乱れぬアラベスク・・・
はっと息をのむ美しい舞台をどうぞお楽しみください。

なかなかこのブログでご紹介できていなかった、マリインスキー・バレエのもっと深ーい魅力。
それはキャラクター・ダンサーたち。

まずご注目いただきたいのは、大僧正!
神に身をささげた舞姫のニキヤに横恋慕し、最後の瞬間まで迫る高僧なのですが、
それがゆえに苦悩する姿を、とても細かく丁寧に演じているのです。
特筆すべきは、第1幕でニキヤとソロルが嬉しそうに踊っている姿を覗き見る様子。

ニキヤとソロルが愛を確かめ合っているパ・ド・ドゥ。
最高潮のリフト、大僧正が一番見てはならない絶妙のタイミングで、
カーテンがパッと開き、驚愕の表情を浮かべる大僧正-。
その前後にも、何度もカーテンを揺らしながら覗き、苦しむ姿も・・・さすが芸達者!です。

そして、ガムザッティの召使い(アイヤ)役。
今回は、キャラクター・プリンシパルのエレーナ・バジェーノワさんが連日踊る予定。
召使らしく目立たず、でもきちっと仕事はこなす。
影のような存在として演じていらっしゃいました。
彼女がいるからこそ、ガムザッティの高慢さと気位の高さは伝わるのですね。

迫力満点、あんなに高く脚が上がるんだ・・・と驚愕する“太鼓の踊り”。
(やってみようと思って脚を上げてみましたが、無謀でしたぁ・・・。)

観れば観るほど、見どころが増え、楽しさが増す「ラ・バヤデール」
マリインスキーの「ラ・バヤデール」で、その舞台芸術の深さを満喫してください!

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マリインスキー・バレエ 2012年来日公演

 [公演日程]
 《ラ・バヤデール》
 □11月24日(土) 18:00 東京文化会館
 □11月25日(日) 14:00 東京文化会館
 □11月26日(月) 18:45 東京文化会館 

 《白鳥の湖》
 □11月27日(火) 18:45 東京文化会館
 □11月29日(木) 13:00 東京文化会館
 □11月29日(木) 18:45 東京文化会館 

 《オールスター・ガラ》
 □12月2日(日) 18:00 東京文化会館

2012年来日公演特設ページ

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